アプライドF型(2005年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 00:35 UTC 版)
「スバル・インプレッサ (2代目)」の記事における「アプライドF型(2005年)」の解説
WRXには、WRX STIと同じスポイラーがオプションで用意された。WRXにはビスカス式リアLSDが採用された。 WRX STiは、Spec Cと同様にホイールベースが拡大されたが、ホイールサイズを拡大するために、すべてのSTiにリアアーチフレアが追加された。ホイールサイズは、17インチ×7.5インチから17インチ×8インチに変更された。ホイール幅の拡大に伴い、ステアリングのロック・トゥ・ロック(ロック位置からロック位置までのハンドル回転数)が減少した。ホイールハブの強度も向上した。P.C.D.(ナット座ピッチ直径)は5×100 mmから5×114.3mm に変更された。内装も大幅に改良された。センターコンソールが一新され、非常に高品位な内装を実現している。 WRX STI Spec Cには、アライチューンのダンパーと21 mmのスタビライザーが装着されている。リアサスペンションは、ゴムブッシュ(英語版)からピロボールブッシュに変更されている。ストラットタワーの剛性はさらに高められ、操縦性と安定性が向上した。エンジンマウントを金属製から液体封入式のプラスチックマウントに変更し、車内への振動が低減した。2006年モデルの一部のオーナーは、このプラスチック製エンジンマウントに問題を抱えている。破損した場合、メーカーは保証期間内に2005年製のラバーマウントに交換する。 DCCDの内部にトルク感知機構を仕様するようDCCDが更新された。トルクの前後配分はは41/59に変更された。グループNのホモロゲーションにWRX STI Spec Cが使用された。 WRX STI Spec C Type RAは、2005年11月に発売され、350台が生産された。Type RAは、STIパーツカタログからSpec Cモデルに以下の特別装備が追加された: STI製減衰力4段可変倒立式ストラット、STI製日本仕様強化ローダウンスプリング、STI製ピロボールブッシュ付アルミ製リヤラテラルリンク、STI製ピロボールブッシュ付リヤトレーリングリンク、STI製21 mmリヤスタビライザー、STI製リアピロボールサスペンション、STI製110 mm専用マフラー、STI(ENKEI)製17インチ×8インチホイール、STI製Vリップフロントアンダースカート。 2006年6月26日、インプレッサシリーズの一部改良に併せて、WRX STI A-Lineが発売された。このWRX STI A-Lineは、日本仕様のSTIと機械的には同じである。より成熟した市場を標的にするため[要出典]、大型リアスポイラーの撤去、黒色ブレンボブレーキ、チタン色のENKEI製ホイール、黒色STIフロントリップ、本革シートの採用など、外装を和らげている。
※この「アプライドF型(2005年)」の解説は、「スバル・インプレッサ (2代目)」の解説の一部です。
「アプライドF型(2005年)」を含む「スバル・インプレッサ (2代目)」の記事については、「スバル・インプレッサ (2代目)」の概要を参照ください。
アプライドF型(2006年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 00:35 UTC 版)
「スバル・インプレッサ (2代目)」の記事における「アプライドF型(2006年)」の解説
2006年、インプレッサWRXは、フロントエンドのデザインを一新し、スモークレンズを採用したヘッドライト、3分割のメッシュタイプのグリル、個性的なテールランプクラスターなどを採用した。グレードは、WRX TR(Tuner Ready)、WRX、およびWRX Limitedの3種類。車両重量は、WRX TRが1,424 kg、WRXが1,448 kg、WRX Limitedが1424 kgとなる。 最大の変更点は、WRX登場時から搭載していた2.0 LのEJ205エンジンに代わり、230 ps(172 kW)/5600 rpmを発生する2.5 Lインタークーラー付ターボチャージャー付きEJ255エンジンを搭載したことでった。この排気量が大きくなったエンジンの最大トルクは、従来のWRXの294 N·m/4000 rpmに対し、319 N·m/3600 rpmとなった。低速域と中速域のトルクに重点を置き、すべての速度域で性能を向上させた。この2.5リットルWRXエンジンは、可変バルブタイミング機構であるスバルActive Valve Control System(AVCS)や電子制御スロットルシステムなど、WRX STIのエンジンとアーキテクチャや技術を共有している。ターボチャージャーは、2002年から2005年の米国仕様のWRXと同じものを採用したが、ピーク時のブーストは14.8 psi(1.0 bar)であった。トランスミッションの1速にデュアルリングシンクロを採用し、2速から1速へのシフトダウンを改善するとともに、ギアのひっかかりを低減した。 2006年モデルのインプレッサWRXは、シャシーとブレーキシステムが改良された。セダンの場合、フロントサスペンションのロワーAアームをアルミ製にすることで、バネ下重量を軽減した(リアサスペンションは、2005年モデルから前方にアルミ製ラテラルリンクを採用している)。ステアリングラックを更新して操舵感を向上させるとともに、ステアリングラック比を15.0:1に変更した。WRXの全モデルでは、従来の5本スポークの16インチ×6.5インチ(410 mm×170 mm)に代わり、7本スポークの17インチ×7インチ(430 mm×180 mm)のアルミホイールが採用された。タイヤは従来の205/55R16から215/45ZR17に変更された。ブレーキシステムは、従来の2ピストンキャリパーから11.5インチ(292 mm)のベント付きフロントディスクと4ピストンキャリパーに変更され、より強力になった。リアブレーキは、従来の10.3インチ(262 mm)のソリッドディスクに代えて11.3インチ(287 mm)のベントディスク、シングルピストンキャリパーに代えて2ピストンキャリパーを採用した。キャリパーは赤色に白色でSUBARUの文字を重ねて塗装されている。 米国仕様のSTIは、日本仕様のSTIと同様にフェイスリフトを受けている。機構面では、DCCDやエンジンマウントなどが変更されている。エンジンマウントは、日本仕様のSTIと同様に、車室内への振動を低減するために、金属製から液体を充填したプラスチック製のマウントに変更された。破損した場合、メーカーは保証期間内に2005年のラバーマウントとメタルマウントに交換する。2006年以降の車両は、工場出荷時に2005年製のマウントが装着されていた。センターデフが更新され、電磁式DCCDに加えて機械式リミテッドスリップ(差動制限)機構が追加されました。トルク配分は41/59に変更されている。トランスミッション内のオイルポンプも削除された。2006年型STIの車両重量は約1,520 kgである[要出典]。
※この「アプライドF型(2006年)」の解説は、「スバル・インプレッサ (2代目)」の解説の一部です。
「アプライドF型(2006年)」を含む「スバル・インプレッサ (2代目)」の記事については、「スバル・インプレッサ (2代目)」の概要を参照ください。
- アプライドF型のページへのリンク