草の根民主主義
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民主主義 |
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草の根民主主義(くさのねみんしゅしゅぎ、英語: Grassroots democracy)とは、「草の根[注 1]」の一般市民一人一人が積極的に政治に参加すること、またはそのような政治形態[2][3]。草の根からの民主主義とも言われる。
概要
政治プロセスの一形態として捉えられるが[3][4]、一般市民の意見を反映させるべきとする思想を指すこともある[1]。既存の特定の政策に傾倒した大組織や富裕層によるものと対概念をなす[3]。ジェファーソン流民主主義に淵源を持ち、フランクリン・ルーズベルトが用語を作ったとされる[1]。市民活動や住民運動といった手法がとられる[4]。アメリカ中西部で根付いたとされ[5]、米国の地域政治のあり方などに用いられる[6]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c “ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典”. 2017年4月1日閲覧。
- ^ コトバンク: “草の根民主主義”. 2017年4月1日閲覧。
- ^ a b c “Grassroots-democracy dictionary difinition”. 2017年4月3日閲覧。
- ^ a b コトバンク: “草の根民主主義”. 2017年4月1日閲覧。のうち、百科事典マイペディア、大辞林第三版の解説。
- ^ “百科事典マイペディア”. 2017年4月1日閲覧。
- ^ “アメリカ合衆国『世界大百科事典』”. 2017年4月1日閲覧。
関連項目
- 勝手連
- 草の根保守
- 区長選挙 - 東京都の特別区でのみ行われている。
- 国民投票法(日本国憲法の改正手続に関する法律)、タウンミーティング
- 直接民主制 (スイス)
- 学生運動
- パッテンの政治改革、香港特別行政区行政長官直接普通選挙構想、香港特別行政区立法会#立法会選挙と民選化の可能性
- 目安箱
- ヨシップ・ブロズ・チトー、自主管理社会主義
- アストロターフィング
草の根民主主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 18:14 UTC 版)
「立憲民主党 (日本 2017)」の記事における「草の根民主主義」の解説
上述の立憲主義の他、草の根民主主義を結党の理念としている。結党直後の演説において枝野幸男は、一億総中流と言われたすべての人が安心して暮らせた時代の日本社会を取り戻すことなどの目標を訴えるとともに、そうした政策実現に向けたプロセスにおいて、現在のトップダウン型(リーダーが意思決定しその実行を下に伝達する上意下達方式)ではなく、ボトムアップ型(下からの意見を吸い上げて全体をまとめていく下意上達方式)の経済や社会に変えていかなければならないとの認識を示した。 草の根からの民主主義こそが本当の民主主義であるとし、上からの民主主義に歯止めをかけ、草の根からの民主主義を取り戻そうと訴えている。 2017年12月に決定された綱領にも、「立憲主義を守り、草の根からの民主主義を実践します」と記されている。
※この「草の根民主主義」の解説は、「立憲民主党 (日本 2017)」の解説の一部です。
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草の根民主主義と同じ種類の言葉
主義に関連する言葉 | 日本型社会民主主義 学校至上主義 草の根民主主義(くさのねみんしゅしゅぎ) 深層民主主義 アナルコサンディカリスム |
民主主義に関連する言葉 | デモクラシー(デモクラシ) ブルジョア民主主義 マスデモクラシー(マスデモクラシ) 草の根民主主義(くさのねみんしゅしゅぎ) |
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