香港特別行政区立法会とは? わかりやすく解説

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香港特別行政区立法会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/21 20:12 UTC 版)

香港特別行政区立法会(ホンコンとくべつぎょうせいくりっぽうかい、英語: Legislative Council of the Hong Kong Special Administrative Region)、通称香港立法会英語: Legislative Council of the Hong Kong、略称:LegCo)は、中華人民共和国香港特別行政区の立法機関。ミニ憲法である中華人民共和国香港特別行政区基本法(以下、基本法と表記)に基づき設置されている。


注釈

  1. ^ a b 香港の有権者登録は資格を獲得したから自動的に選挙人名簿に登録されるではなく、資格が持つ市民が自ら登録届を提出して、選挙事務処の審査を通った後選挙人名簿に登録する制度を取っているので、有権者総数は資格者総数(18歳以上の市民)とイコールしていない(言い換えにすれば登録資格がありながら登録せず有権者ではない市民もある)。その上、投票率の計算で使われる母数は「有権者総数」であり「18歳以上の市民の総数」ではないことを留意しておきたい。 17年の名簿更新の時点で、名簿に登録している有権者は三百八十万五千六十九人で、前年比べ0.6ポイントを増加したが、雨傘運動の翌年と翌々年に当たる15と16年における増加幅が大幅に減少している。(14年から15年は+5.3ポイント、15年から16年は+2.3ポイント)
  2. ^ 17年名簿更新の時点で、伝統職能団体の選挙人に登録している個人有権者・選挙人格を持つ組織(一部の業界には、会社などの組織が法人として、該当業界の選挙人に登録するのは可能。)はあわせて二十三万六千八百五十九個あり、そのうち選挙人登録をした組織は一万五千二百四十二個、個人有権者は二十二万一千六百十七人(全有権者のうち5.82%)。その他の有権者は登録の際に申告しなければ自動的に区議会(第二)職能団体の選挙人に登録する。現時点で区議会(第二)職能団体の有権者数は三百五十万六千二百七十五人で、全有権者の92.15%に占めている。
  3. ^ 労工界議席は3個があり、完全連記制で選出される。
  4. ^ 一職能団体あたりに一議席。香港は小選挙区制のことを、「単議席単票制」(一議席につき有権者が一票だけ投票できるため。)と呼ぶ。
  5. ^ 2016年選挙での新界西選挙区の部分では、親中派の得票数は45%だったが、同区の9議席のうち5議席を獲得して、55%の議席率になっている。また九龍東選挙区ではその数字は40%と60%である(定員5のうち3議席)。
  6. ^ 議会選挙に比例代表制を採用する諸国は、一般的に「阻止条項」を用いて、得票数が一定数以下の政党を淘汰することに対し、香港は「阻止条項」が実施せず、単純に最大剰余方式で議席を分配しているため、クォーターに大幅に下回る投票を得ても当選は可能である。
  7. ^ 九龍西選挙区のクォーターは16.67%(6議席の為)に対し、青年新政の立候補は得票率7.40%で当選;新界西選挙区のクォーターは11.11%(9議席のため)、親中派立候補は5.91%の得票率で当選。
  8. ^ (当時、クォーターの満足によって当選した候補は2つがあり、剰余得票順位で決まる議席は4つがあります。当時各名簿の剰余得票は以下のものである。 1位、李卓人氏(前線) 15.19%・ 2位、鄧兆棠氏(民建聯)12.91%(クォーターで当選した候補あり)・ 3位、陳偉業氏(民主党)12.69%4位、何俊仁氏(民主党)11.2%・(以下、剰余得票順位により落選) 5位、李永達氏(民主党)10.38%・ 6位、李福広氏(自由党)02.74%・ 7位、文潤飛氏(無党派)00.95%・ (8位、梁耀忠氏(前線) 0.6%。梁氏自身はクォーターで当選し、1人名簿だったため順位議席配分を参加しない)
  9. ^ 香港が各級議会における直接選挙制度を導入してから第6回選挙までには、投票時間がイギリスと同じく朝七時三〇分から夜十時三〇分までで計十五時間であり、変わったことがなかったが、第7回選挙の開始時間は1時間繰り下げられ、朝八時三〇分からの投票となった。 立法会議員総選挙の選挙日は(第6回まで)一般的に、選挙を行う年の九月の一番目、或いは二番目の日曜日にしますが、第7回選挙の選挙日は新型コロナウイルス感染症により12月に延期され、今後の選挙にも12月の任一日曜日にする見通しになっている。地方議会にあたる「区議会」議員総選挙は十一月の任一の日曜日にすることが多い。

出典

  1. ^ 2022年立法會選舉委員會界別補選 - 主頁”. www.elections.gov.hk. 2022年11月7日閲覧。
  2. ^ 香港でデモ隊が立法会を一時占拠、警察が排除”. BBC (2019年7月2日). 2019年9月20日閲覧。
  3. ^ 中国の全人代、香港の「愛国者」選挙制度見直し案を採択”. BBC (2021年3月11日). 2021年3月17日閲覧。
  4. ^ 香港選挙制度見直し可決へ、議会、民主派を排除”. 産経新聞 (2021年5月27日). 2021年6月30日閲覧。
  5. ^ (地球24時)香港、白票呼びかけに刑事罰”. 朝日新聞 (2021年4月15日). 2021年7月1日閲覧。
  6. ^ 譚耀宗:功能組別九界別以個人票產生 餘下改團體票” (中国語). Now 新聞. 2021年3月30日閲覧。


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