香港特別行政区立法会議員の資格問題に関する全国人民代表大会常務委員会の決定とは? わかりやすく解説

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香港特別行政区立法会議員の資格問題に関する全国人民代表大会常務委員会の決定

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 03:00 UTC 版)

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香港特別行政区立法会議員の資格問題に関する全国人民代表大会常務委員会の決定
全国人民代表大会常务委员会关于香港特别行政区立法会议员资格问题的决定
全国人民代表大会常務委員会
適用地域 中華人民共和国
香港
成立日2020年11月11日
起草者中華人民共和国国務院
全国人民代表大会常務委員会
概要
香港特別行政区立法会議員の資格問題
現況:施行中

香港特別行政区立法会議員の資格問題に関する全国人民代表大会常務委員会の決定(ホンコンとくべつぎょうせいくりっぽうかいぎいんのしかくもんだいにかんするぜんこくじんみんだいひょうたいかいじょうむいいんかいのけってい、: 全国人民代表大会常务委员会关于香港特别行政区立法会议员资格问题的决定)は、全国人民代表大会常務委員会香港特別行政区立法会の「議員資格」に関する中華人民共和国憲法の解釈について下した決定である。

2020年11月11日に開催された第13期全国人民代表大会常務委員会中国語版第23回会議で採択され、即日発効した。

決定の法的根拠とされた法令

決定の内容

この決定は以下の3項目からなる。

  1. 香港独立の主張を支持・宣伝した者、中国中央政府の香港への主権行使を拒否した者、外国勢力中国語版に香港への介入を求めた者、国家の安全に危害を加える行為をした者、香港基本法を擁護しない者は立法会議員の資格を剥奪される。
  2. この決定は新型コロナウイルスの流行を理由に2021年へ1年延期した立法会選挙の候補者や現職の立法会議員にも適用する。
  3. 香港政府は上記の規定に従って立法会議員の資格を剥奪した場合、資格剥奪者を公表することができる。

本決定の影響

本決定によって、中国共産党習近平指導部の意向次第で香港の民主派議員を排除しやすくなり、香港に高度な自治を保障した「一国二制度」の後退がより鮮明になった[2]

また、香港政府は全人代常務委員会の決定を受けて、民主派議員4人(楊岳橋中国語版郭栄鏗中国語版郭家麒中国語版梁継昌中国語版)の議員資格を即日(11月11日)剥奪すると発表中国語版したため、反発した民主派議員15人は一斉辞職を宣言した。これによって、立法会(定数70議席)の民主派議員は2人に激減する[2]

脚注

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注釈

出典(ニュース)

出典(書籍)

関連項目

Caregory:香港特別行政区立法会




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