等誦経とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 等誦経の意味・解説 

等誦経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/06 21:51 UTC 版)

等誦経[1](とうじゅきょう、: Saṅgīti-sutta, サンギーティ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵長部の第33経。『結集経[2](けつじゅうきょう)とも。

類似の伝統漢訳経典としては、『長阿含経』(大正蔵1)の第9経「衆集経」、『大集法門経』(大正蔵12)がある。

構成

登場人物

場面設定

ある時釈迦は、マッラ国のパーヴァーに500人の比丘と共に滞在していた。

そこにマッラ族の者が現れ、ウッバタカという新しい公会堂の寄進を申し出る。釈迦は受け入れる。

釈迦はサーリプッタに、その新公会堂に比丘を集めて説法するように命じる。

サーリプッタは、比丘たちに

  • 1つの要素から成る法を2つ
  • 2つの要素から成る法を33
  • 3つの要素から成る法を60
  • 4つの要素から成る法を50
  • 5つの要素から成る法を26
  • 6つの要素から成る法を22
  • 7つの要素から成る法を14
  • 8つの要素から成る法を11
  • 9つの要素から成る法を6つ
  • 10の要素から成る法を6つ

説く。

比丘たちは歓喜する。

内容

日本語訳

  • 『南伝大蔵経・経蔵・長部経典3』(第8巻) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 長部(ディーガニカーヤ) パーティカ篇II』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 長部経典3』 中村元監修 春秋社

脚注・出典

  1. ^ 『南伝大蔵経』、『原始仏典』中村
  2. ^ 『パーリ仏典』片山

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「等誦経」の関連用語

等誦経のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



等誦経のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの等誦経 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS