第1回欽ちゃんのシネマジャックとは? わかりやすく解説

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欽ちゃんのシネマジャック

(第1回欽ちゃんのシネマジャック から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/04 09:09 UTC 版)

欽ちゃんのシネマジャック」(きんちゃんのシネマジャック)は、1993年1994年東宝系にて上映された、日本オムニバス短編映画集である。1993年に『第1回欽ちゃんのシネマジャック』が、1994年に『第2回欽ちゃんのシネマジャック』が公開された。

概要

製作総指揮の萩本欽一により、新しい興行方法が提案された。それは、「1本15分の短編映画を5本立て」「1本につき300円」「見たい本数分だけ自己申告制で払う」というシステムだった。1993年ブルーリボン賞特別映画賞を受賞。興行としては不調に終わったが萩本の著書『「笑」ほど素敵な商売はない』によれば、最初から萩本も東宝もこの方法では興行的に成立しないことは承知済みで、東宝としては「欽ちゃんの夢に乗る」という形で採算面を深く問わない方針だったとある。

萩本が自ら総額2億円の製作費を用意し、1本4000万円で製作させている。上映時間15分は「1本の映画のテーマを伝えるのには15分で充分」という考えからだった。

第1回欽ちゃんのシネマジャック

1993年4月17日公開。「港」「なんかヘン?」「探偵〜ハーレム・ノクターン〜」「ドリーム・ライダー」「生きる ある臨死」の5本を適宜順序を変えて上映し、他に3分のおまけ「大激走」も併映した。その後、「元禄女太陽伝」「ダライラマの母」「きっと、来るさ」「女とおんな」の4作品も参加した。

「探偵〜ハーレム・ノクターン〜」

「ドリーム・ライダー」

  • 監督:ジェームス・ボーグル
  • 原案:ジェームス・ガッダス/デビッド・フィールズ
  • 脚本:ジェームス・ボーグル/ジェームス・ガッダス
  • 出演:ハロルド・ホプキンス/ジェームス・ブランデル

「港」

「生きる ある臨死」

「なんかヘン?」

「大激走」(3分)

「元禄女太陽伝」

「ダライラマの母」(5月22日公開)

  • 監督・脚本:チェン・カン・チュン
  • 出演:ユン・ピョウ/ジャクリーン・ロー

「きっと、来るさ」(10月8日公開)

「女とおんな」(10月8日公開、17分)

第2回欽ちゃんのシネマジャック

1994年9月23日公開。おまけとして前回一般公募した新人監督による1分間映画も上映された。配給収入は6000万円[1]

「蛍の光」

「やさしい嵐」

「なんかヘン? PART2」

「1分映画『新人監督 丹野マサシ』」

「食べる ある愛のカタチ」

「さだおばさん」

「邦ちゃんの一家ランラン」(アニメーション)

ビデオソフト

ビデオ化にあたっては、内容により「ゲラゲラ編」「ドタバタ編」「ほのぼの編」「ドキドキ編」の4巻に分けて収められている。ただし「ドリーム・ライダー」「ダライラマの母」「大激走」「さだおばさん」は収録されていない。また「おまけ「コント55号」ラーメン編」は劇場公開されていないビデオオリジナルの収録作品である。2021年現在、DVD化はされていない。

  • ゲラゲラ編「なんかヘン?」「おまけ「1分映画」」「なんかヘン? PART2」「邦ちゃんの一家ランラン」
  • ドタバタ編「生きる ある臨死」「食べる ある愛のカタチ」「元禄女太陽伝」
  • ほのぼの編「港」「蛍の光」「やさしい嵐」
  • ドキドキ編「探偵〜ハーレム・ノクターン〜」「女とおんな」「きっと、来るさ」「おまけ「コント55号」ラーメン編」

脚注

  1. ^ 「1994年日本映画フリーブッキング作品配給収入」『キネマ旬報1995年平成7年)2月下旬号、キネマ旬報社、1995年、155頁。 

外部リンク


第1回欽ちゃんのシネマジャック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 18:00 UTC 版)

欽ちゃんのシネマジャック」の記事における「第1回欽ちゃんのシネマジャック」の解説

1993年4月17日公開。「港」「なんかヘン?」「探偵〜ハーレム・ノクターン〜」「ドリーム・ライダー」「生きる ある臨死」の5本を適宜順序変えて上映し、他に3分のおまけ「大激走」も併映した。その後、「元禄太陽伝」「ダライラマの母」「きっと、来るさ」「女とおんな」の4作品参加した。 「探偵〜ハーレム・ノクターン〜」 監督黒沢直輔 脚本阿久悠 出演橋爪功 製作:プルミエ・インターナショナル 「ドリーム・ライダー監督:ジェームス・ボーグル 原案:ジェームス・ガッダス/デビッド・フィールズ 脚本:ジェームス・ボーグル/ジェームス・ガッダス 出演:ハロルド・ホプキンス/ジェームス・ブランデル 「港」 監督萩本欽一 脚本君塚良一 原作吉岡たすく 音楽都倉俊一 出演渡哲也/田中美佐子/堀裕晶 製作:石原プロモーション生きる ある臨死監督山本晋也 脚本岩城未知出演イッセー尾形/真木洋子/森川美沙緒/村越正輝/安部譲二 製作:マイルストーン 「なんかヘン?」 監督萩本欽一 脚本萩本欽一/植竹英次/大岩賞介 音楽門司出演萩本欽一/佐野啓子/関山耕司/苅谷俊介 製作:萩本企画石原プロモーション 「大激走」(3分) 監督三宅恵介 脚本萩本欽一/大岩賞介/植竹英次 出演萩本欽一/関根勤元禄太陽伝」 監督渡辺寿 脚本金子成人 音楽溝口肇 出演高橋ひとみ/大沢健/山口美和子 製作:ゆまにてシネマ・パラダイスダライラマの母」(5月22日公開監督・脚本:チェン・カン・チュン 出演ユン・ピョウ/ジャクリーン・ロー 「きっと、来るさ」(10月8日公開監督・脚本市川準 出演萩本欽一/高泉淳子/白井晃 製作:ニュー・センチュリー・プロデューサーズ 「女とおんな」(10月8日公開17分) 監督スタンリー・クワン 出演:マギー・チャン/ジョセフィーヌ・シャオ 製作者:ジャッキー・チェン 製作:プルミエ・インターナショナル、成龍影業公司

※この「第1回欽ちゃんのシネマジャック」の解説は、「欽ちゃんのシネマジャック」の解説の一部です。
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