第1回水曜どうでしょうカルトクイズ世界大会
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「水曜どうでしょうの企画 (日本国内)」の記事における「第1回水曜どうでしょうカルトクイズ世界大会」の解説
1998年2月18日・25日放送、全2夜。 番組内で募集しHTBに集まった一般人の『どうでしょう』ファン約600人が、『どうでしょう』のマニアックな問題を解いていく企画。タイトルには「第1回」と銘打たれているが、この1回が開催されたのみで終わっている。その後、「東北2泊3日生き地獄ツアー」の初日のフェリー内においても筆記クイズのみ復刻企画に近い形で行われ(未放送)、このときも本企画の優勝者と同じ人物が優勝した。 本企画のみレギュラー放送時代の作品としては唯一DVD化されておらず(初期企画等を除く)、その理由についてD陣からの正式なコメントもないが(一般人が参加しているため、肖像権の問題と思われる)、『Classic』では全国放送が行われており、2015年5月8日よりHTBの「北海道ONデマンド 水曜どうでしょう」にて本企画の有料配信が開始されたため、こちらでの視聴は可能である(『Classic』と同内容)。 問題は「カルトクイズ」の名に相応しくどれも高レベルで、出演者として自ら立ち会っていたはずの大泉・鈴井でも分からないほどの難問が出題された。1次試験として○×クイズをHTB正面駐車場で行う。そして、1次試験を勝ち抜いた約20名で、2次試験として筆記クイズをHTBの社屋内で実施。1次試験の挑戦者全員に参加記念色紙とオリジナルプリクラ(鈴井と大泉が写っているもの)がプレゼントされた。 さらに、2次試験の成績上位者3人に、大泉を加えた4人で、早押しクイズによる決勝戦を実施した。名札は筆記クイズ上位3名は手書き、大泉は印刷。『笑点』をイメージさせるセットと衣装(着物)が用いられ、正解した回答者の前には、得点の指標となる明治サイコロキャラメルの箱(白が1点、赤が5点)が置かれた。決勝では通常の問題に加えてVTR問題も加わって一層難易度が高くなった。その結果、大泉ととある男性回答者のほぼ一騎討ちの状態となり、大泉とトップを争っていた参加者の早押しボタンが突然効かなくなったり、早押しボタンを司会の鈴井によって遠ざけられる など様々な妨害もあった。最後の100点問題で大泉が問題を読み上げる前にボタンを押してしまい不正解、順当に回答を重ねていた一般人参加者が優勝し、「水曜どうでしょうマニア世界一」に認定された。 この項目では色を扱っています。閲覧環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。(Template:色) 決勝戦 結果(点数)番号名前(敬称略)衣装色中間発表1中間発表2最終結果順位① 墨谷 ■黄緑 4 25 25 3位 ② 田鎖 ■水色 13 115 215 優勝 ③ 能登 ■赤 3 15 15 4位 ④ 大泉 洋 ■オレンジ 7 95 95 2位 優勝者への特典は「大泉が運転する車で家まで送ってもらえる」というものだった。 前年からHTBのキャラクターとして使用されているonちゃん(着ぐるみ)が、この企画で番組初出演を果たす。 本企画の『Classic』放送時の地デジ番組情報では「一般人ファン田鎖君の存在でかろうじてカルトクイズの体裁となった」と紹介されており、本編放送後の雑誌 での「全企画解説対談 藤村忠寿D×嬉野雅道D」において、2人は「彼(田鎖さん)が居なかったらこの企画は成り立たなかった」と回顧している。 2000年に発売されたパソコン用CD-ROM「水曜どうでしょう大辞典vol.1スーパーカルト」において、本企画をイメージした早押しカルトクイズが収録されている。ここでは本編と異なり司会が安田、回答者が鈴井・大泉・参加者(プレイヤー 男女別に選択可能)となっており、当時の決勝戦参加者をイメージしたグラフィックになっている。問題はすべて3択クイズで、回答の速さや正解率に応じてゲーム終了時の称号が決まる。
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