競技の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 15:40 UTC 版)
競技は2チームに分かれて互いにゴール、得点を競う形式で行われる。1チームの選手数は15名で、概念的にはゴールキーパー1名、ディフェンダー6名、ミッドフィルダー2名、フォワード6名に分かれる。1試合は70分、中間にインターバルが入り前半と後半に分かれる。競技のフィールドの大きさは、長さ140 m(154ヤード)、幅は80 mから90 mの間であり、サッカーやラグビーのフィールドよりもかなり大きい。 ゴールはフィールドの両サイドにあり、ラグビーのようにHの形をしているが、クロスバーの下側にはサッカーのゴール同様にネットが張られている。2本のゴールポストの間隔は6.37 m(7ヤード)、地面からクロスバーまでの高さは2.12 m(7フィート)である。 得点は相手方のゴールポスト(ゴールの垂直部分)の間にボール(シリター、sliotarないしslioter)を放つことによって与えられ、クロスバー(ゴールの水平部分)の上部であっても下部であっても良い。ボールが上部を通過した場合には1点、これに対し下部を通過すると3点が与えられる。 ハーリング用のスティック(ハーリー、hurleyないしhurly。またはカモーン、caman)は元来はトネリコの根を加工して作られ、長さは97 cm以下(25インチから38インチ)で手で持つ部分と反対側の表面は平らになっている。ボールは皮製で直径は65 mm(2.55インチ)である。スティックでボールをクリーンに打撃すると、ボールの最高速度は時速150 km(93 mph)、飛距離は80 m に達する。 試合中、選手は敵ゴールを目指すとともに自ゴールを守備する。 ボールが地上にある場合にはスティックを使用してボールを打つか、持ち上げるなりしてから再び打撃するか選手の手で掴みとる必要がある。ボールを掴み取った選手は、4歩歩く間若しくは4秒間のうちいずれか短い時間内しか投げたり手で持って運ぶことは許されていないが、スティック、手でボールを打ち又は足で蹴ることはできる。 選手はスティック先端部の平らな表面部(bas)の上にボールを乗せて運ぶことは出来るが、これには高い技術が要求される。選手に対しタックルをすることは許されるが、スティックでもって打撃を加えることは認められていない。アクシデントで選手にスティックなどが当たることがあるので、頭部を保護するヘルメットの着用が推奨されているが、着用の義務付けはない。 選手にはボールをコントロールする技術とスピードが求められる。
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競技の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 21:49 UTC 版)
狐潰しは、広場をキャンバスで囲って作るか、あるいは城や宮殿の中庭を使った競技場で行われる。2人組で網状か綱状のスリングの一端をそれぞれ持ち、スリングが地面に横たわるよう6-7.5mの間隔をとって立つ。準備ができたら、キツネなどの生きた動物を檻や罠から競技場に解き放つ。競技者は、動物がスリングの上に来たところで、勢いよくスリングの端を引く。タイミングが合えば、動物は空高く弾き飛ばされる。 最も高くまで動物を飛ばした者が勝利となる。熟練者であれば、7.5mもの高さまで飛ばすことが可能である。 ときに数組のスリングが並行して待ち受けているため、動物はいくつものチームから激しい攻撃を受けなくてはならないことになる。競技の結果、弾き飛ばされた動物の多くは死亡する。野島利彰によると、数度にわたって連続して空中にはね上げた後、さっとスリングをずらして動物を地面に叩きつけて殺したという。
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競技の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/11 05:51 UTC 版)
「6日間レース (自転車競技)」の記事における「競技の概要」の解説
6日間レースは2人1組がペアとなって争われるが、対象種目はペアレースとなるマディソン(フランスでは「アメリカンチームレース」と呼ばれている)、個人レースのデルニーレース(モペッドの一種のデルニーがペーサーとなるレース)、ミスアンドアウト、スクラッチという形で分かれている。 なお、マディソンについてはさらに種目が細分化されている。ポイントレース型、スクラッチ型、ミスアンドアウト型、400 mフライングタイムトライアルといったレースに加え、スーパースプリント(最初はミスアンドアウト方式によって選手を絞り込み、一定の人数となった時点で最後の決着をつけるレース)といった形でレースが行われる。 順位の優劣は最もポイントを多く稼げば優位に立つというポイント制が基本だが、ポイントをそれほど獲得していなくてもラップを奪う(他ペアを周回遅れにすること)ことによって優位に立つこともできる。この点については、五輪や世界選手権などで行われているマディソン種目と同様のルールとなっている。6日間レースの場合、ポイントをコツコツと稼ぐやり方よりも、ラップの奪取争いに主眼が置かれやすい。ただし、成績上位ペアは決まってポイント数もトップに近い位置となっている場合が多い。なお、出場ペアは各大会だいたい13 - 15組程度である。 レース開始は概ね午後6 - 7時頃で、終了は翌日の午前0 - 2時頃。しかしながら日曜日の開催日については家族連れでも楽しめるようにとの配慮から、午前11時頃に開始し、午後5 - 6時頃に終了する大会がほとんどである。したがって土曜開催日(終了時間は既に日曜)から日曜開催日の間に休養が十分に取れないことが選手にとっては一番堪える。 出場選手は、合計すると1日約150 km走っている計算となる。変速ギアがついていないトラックレーサーにおいてそれだけの距離を1日でこなさねばならないのはかなり過酷である。 また大会によっては、スプリントやケイリン、チームスプリントといった短距離種目が行われ、ひいてはそれが余興代わりの様相を呈している場合もある。
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