競技の特性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 13:51 UTC 版)
オリエンテーリング用の地図は専用のものが作られる。通常の地形図をベースに、細かい地形や植生、林の中の走行度、道の太さに至るまでの情報が人手によって記録され、作図される。地図の縮尺は主に1:10000または1:15000のものが使われる。地図は競技の際にはじめて競技者に渡され、地図が作成される地域(テレイン)への競技者の事前の下見などでの立ち入りは禁止される。このため、競技者は初めて見る地図と地形に柔軟に対応する力を持つ必要がある。 通過ポイントは、道上などの簡単な場所にはないことが通常で、上位のクラスでは通過ポイント間の最適ルートが森の中をコンパスを頼りに数百メートル直進することも多い。ルート選択やナビゲーション技術や周囲の地形の読み取りという頭脳的ゲームとしての側面と、地形変化に対応する足腰や基本的走力といった陸上競技としての側面を併せ持った、ユニークなスポーツと言える。
※この「競技の特性」の解説は、「オリエンテーリング」の解説の一部です。
「競技の特性」を含む「オリエンテーリング」の記事については、「オリエンテーリング」の概要を参照ください。
- 競技の特性のページへのリンク