津波避難施設の事例
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錦タワー(にしきたわー) 三重県大紀町(1998年) 収容避難場所・展望台・防災資料館として整備された建築物 鉄筋コンクリート造、高さ21.8m、5階建 望海橋(ぼうかいきょう) 北海道奥尻町青苗地区(2000年) 漁港施設として整備された人工地盤。高さ約7.7m、面積4,650m2。 平常時、下部は網干し場や網の保管場所として、上部は漁業者・地域住民・観光客などの憩いの場として利用利用されている。 平成5年(1993年)の北海道南西沖地震で青苗地区は多くの犠牲者を出したため、防災施設の整備や集落の再建などと一体となった漁港施設整備を行った。 畔名地区津波避難タワー(あぜなちくつなみひなんたわー) 三重県志摩市大王町(2004年) 鉄骨造タワー、工作物、高さ7.9m(避難スペースは高さ5.6m)、面積25m2。 フジワラ産業株式会社のタスカルタワー1号機、同社の助かるタワーは全国に34基が設置されている(平成25年10月時点)。 福良港津波防災ステーション(ふくらこうつなみぼうさいすてーしょん) 兵庫県南あわじ市(2010年) 鉄骨鋼板構造(2階建)。外壁には赤錆が特徴的な耐候性鋼材を使用。延べ床面積約375m2、海抜高さ6.6m(2階)、9.6m(屋上)。 津波対策に特化した複合施設で、避難施設としての役割(2階及び屋上)の他に福良港の陸閘・樋門・水門計37基の遠隔制御室(2階)、防災無線放送設備及び福良港の映像を市役所等へ伝送する情報伝達機能を備えるほか、通常時は1階と2階が津波防災学習室となっており各種展示物、体験装置、プロジェクター等を設置している。 2011年度日本建築家協会賞受賞。 御前崎公民館退避櫓(おまえざきこうみんかんたいひやぐら) 静岡県御前崎市(2012年) 鉄骨造タワー、工作物、高さ7.9m(避難スペースは高さ5.6m)、面積25m2。 吉田町津波避難タワー(よしだちょうつなみひなんたわー) 静岡県吉田町(2013年) 町道の上空に建つ横断歩道橋を兼ねた津波避難タワー。平成25年9月23日に2基が完成した。同町は津波避難タワーを15基整備することとしている。 鉄骨造の工作物、避難スペースの高さ6.3m、6.5m、面積420m2、628m2 工事費は、3億2,000万円、4億5,000万円 掛川津波避難タワー(かけがわつなみひなんたわー) 静岡県掛川市(2013年) プレストレスト・コンクリート(PC)造の 津波避難タワー。平成25年3月27日に2基(菊浜地区、今沢地区)が完成した。 避難スペースの高さ10.5m、避難スペースが16.7m×12m(菊浜地区) 津波一時避難施設「湊命山」(みなといのちやま) 静岡県袋井市(2013年) 人工高台(平成の命山といわれている)、敷地面積約6,433m2、収容面積約1,300m2(避難スペース面積)、収容人員約1,300人(1人/m2を基準とした場合)、高さ海抜10m 「紀宝町防災拠点施設」(きほうちょうぼうさいきょてん) 三重県紀宝町(2013年) 紀宝町の防災拠点として整備されたもので、鉄筋コンクリート造6階建て。敷地面積5,927.45m2、延べ床面積993.37m2、4階は総務課防災対策係の執務室、防災行政無線機器室、住民基本台帳や戸籍情報などを管理するサーバー室、非常時の食料や防災用品の備蓄倉庫。5階は約800人が収容できる一時避難スペース、6階(屋上)は自家発電機器が設置。 「津波避難用築山」(つなみひなんようつきやま) 静岡県沼津市(2014年計画、2016年供用開始) 津波避難用築山で、頂上の面積約110m2(避難スペース面積)、収容人員約300人、高さ海抜14m(頂上部分に高さ1メートルの避難デッキを設けて最終的に海抜15メートルの高さにする予定。) 「津波避難シェルター」(つなみひなんしぇるたー) 高知県(2014) 室戸市佐喜浜町都呂地区、横穴式のトンネル部とらせん階段付の立坑部からなるシェルター。トンネル部の概要は、延長32.6m、幅員3m、高さ3.5m、うち避難可能部分は延長23.8m、71.4m2、収容人員は71人。入り口に二重の止水扉を設置するほか、入り口の前には、津波による漂流物から扉を守るため高さ4m、直径1mの衝突防止柱を3本設置。奥には仮設トイレを設ける。立坑部の概要は、高さ23.9m、直径2.5m、らせん階段を設ける。 「命山」(いのちやま) 静岡県静岡市(2014計画、2016供用開始) 清水区三保地区に、津波避難施設として市内初となる「命山」を整備。土地は、地元企業(三井・デュポンフロロケミカル)が、工場の操業50周年に合わせ市に無償譲渡。 「中野五丁目津波避難タワー」(なかのごちょうめつなみひなんたわー) 宮城県仙台市(2015) 鉄骨造(2階建) 屋外階段、スロープ付き、延べ面積 398m2、収容人員300人、高さ 2階部分避難スペース6m、最上階避難スペース9m、トイレ3台、発電機1台、防災行政用無線1機、毛布・非常食・飲料水各300名分 仙台市は東日本大震災の教訓を踏まえ津波避難施設の整備を進めており「中野五丁目津波避難タワー」が第一号の完成。今後、学校施設への外階段設置型(2カ所)、その他の10カ所を整備する。 湘南海岸公園 (藤沢市)津波避難タワー 神奈川県藤沢市 いわしの交流センター津波避難タワー 千葉県山武郡九十九里町 佐藤山(さとうやま) 宮城県東松島市にある、私設の津波避難施設。
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