歴代の強豪棋士とは? わかりやすく解説

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歴代の強豪棋士

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 10:03 UTC 版)

棋士 (将棋)」の記事における「歴代の強豪棋士」の解説

初代大橋宗桂 (1555-1634) 徳川家康仕え将棋所名乗ったことから初代名人とされる将棋家元三家本流である、大橋本家の祖(ほかは大橋分家伊藤家)。戦国時代から江戸時代初期人物三代伊藤宗看 (1706-1761) 七世名人。「鬼宗看」。詰め将棋作りでも知られ将軍家に「将棋無双」を献上した六代大橋宗英 (1756-1809) 九世名人通称「鬼」。「宗英以前に宗英無く、宗英以後にも宗英無し」と呼ばれ負けにくい棋風から「近代将棋の祖」とされている。江戸時代後半活躍天野宗歩 (1816-1859) 名人家元)とはならなかったものの、実力高く評価されており、「棋聖」と呼ばれる幕末活躍坂田三吉 (1870-1946) 明治から昭和初期にかけて活動した棋士贈名人・王将。その生涯何度も映画化された。 関根金次郎 (1868-1946) 十三世名人明治から昭和初期にかけて活躍した棋士であり、坂田三吉最大ライバル。自ら名人位を退き実力制名人制度確立した木村義雄 (1905-1986) 初の実力制名人通算8期)。十四世名人通称常勝将軍」。第二次世界大戦前後活躍升田幸三 (1918-1991) 初の三冠独占者。通算獲得タイトル7期(うち名人2期)。独創的な序盤戦術の開発のことを、自ら「新手一生」と呼称大山康晴 (1923-1992) 升田から三冠すべてを奪い独占また、初の四冠・五冠独占者。通算獲得タイトル80期(うち名人18期)。十五名人昭和期長く活躍し一時代を築く通算1433勝(歴代2位)。タイトル戦連続19獲得連続50出場記録タイトル挑戦66歳)・順位戦A級維持69歳)の最年長記録加藤一二三 (1940-) 通算獲得タイトル8期(うち名人1期)。当時史上最年少となる14歳でのプロ棋士資格連続昇級による18歳でのA級棋士20歳での名人戦挑戦最年少記録)。A級順位戦通算149勝(歴代1位)。62歳のA級在位歴代2位)。初の1000達成史上初の勤続60年公式戦生涯対局数は2505局(歴代1位)。通称神武以来じんむこのかた)の天才」。 米長邦雄 (1943-2012) 四冠達成通算獲得タイトル19期(うち名人1期)。永世棋聖49歳での名人獲得史上最年長記録(「50名人」)。中原との対局187局は同一カード対局数1位(百番指し参照)で、中原・米長時代とも呼ばれた終盤粘りから「泥沼流」と名付けられる中原誠 (1947-) 五冠達成(六冠独占をかけて加藤一二三棋王挑戦するも、阻まれる)。通算獲得タイトル64期(うち名人15期)。十六名人大山から次々とタイトルを奪うなど昭和後期から平成初期活躍1967年度には年間勝率.855を記録歴代1位)。よどみない指し回しは「自然流」と称された。 谷川浩司 (1962-) 四冠達成通算獲得タイトル27期(うち名人5期)。十七名人21歳での名人獲得史上最年少記録終盤の鋭い攻めは「光速の寄せ」と呼ばれる羽生善治 (1970-) ともに初となるタイトル七冠独占永世七冠および名誉NHK杯選手権者資格保持者。通算獲得タイトル99期(歴代1位、うち名人9期)。27年連続タイトル保持歴代1位)。王座同一タイトル獲得連覇記録(19連覇を含む通算24期)。NHK杯で4連覇を含む11優勝通算勝利数歴代1位の1434勝達成更新中)。平成期活躍する羽生世代」の第一人者佐藤康光 (1969-) 通算獲得タイトル13期(うち名人2期)。永世棋聖資格者読み深さは「1秒間1億と3手読む」と称されている。 森内俊之 (1970-) 通算獲得タイトル12期(うち名人8期)。十八名人資格者名人戦幾度となく羽生激闘繰り広げた堅い指し筋から「鉄板流」と呼ばれる渡辺明 (1984-) 通算獲得タイトル31期(うち名人3期)。永世竜王永世棋王資格者20歳竜王獲得し9連覇豊島将之 (1990-) 史上9人目三冠達成史上4人目の「竜王名人」。「序盤中盤終盤、隙がない」と評されるオールラウンドプレーヤー藤井聡太2002-) 史上最年少14歳2か月)で四段昇段プロ入り)を果たすと、そのまま無敗公式戦最多連勝記録29連勝)を樹立最年少棋士参加棋戦優勝タイトル獲得10代九段史上4人目の五冠を10代達成など多く最年少記録更新

※この「歴代の強豪棋士」の解説は、「棋士 (将棋)」の解説の一部です。
「歴代の強豪棋士」を含む「棋士 (将棋)」の記事については、「棋士 (将棋)」の概要を参照ください。

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