四冠達成(1966年)
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「フォルリ (競走馬)」の記事における「四冠達成(1966年)」の解説
カルロスペルグリニ大賞は南米の凱旋門賞とも呼ばれる南米最大の競走であり、三冠競走を制した馬がこの競走も制すと四冠馬と呼ばれる名誉に与る。フォルリも四冠を目指し登録されたが、この競走では古馬が相手になり、そのうえ距離はさらに500メートル伸びる芝3000メートルと距離不安のあるフォルリにとって不利な条件であった。11月6日のサンイシドロ競馬場には16頭が集まり、その中でスタートで先頭に立ったのはやはりフォルリであった。フォルリは2番手のプロポーサルに4馬身ほどの差をつけて先行していったが、そこにトレンスという馬が競りかけてきて、その鞍上のアルサモラ騎手から罵声を浴びせられる妨害を受けるが、サパタは鞭でアルサモラをはたいて撃退した。フォルリは先頭のまま最後の直線に入り、2番手のプロポーサルを引き離しにかかったが、そのとき古馬アレールが馬群の中から追い上げて接近、ついにはプロポーサルを追い抜いたが、フォルリは捕らえられることなく2馬身半差をつけて優勝、四冠を達成した。
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