四冊の経典
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 05:10 UTC 版)
ひとたびその力を行使すれば、この世の黄金率までもをゆがめてしまうほどの強大な力を秘めた禁断の魔術書。それに記された魔術を使うには、膨大な魔術の知識や代償が必要だが、古来よりその力を欲した者達により、血の惨劇が繰り返されてきた。そのあまりの危険性ゆえにエミグレ文書、ルルイエ異本、バルスの断章の三冊は長い間ヴァチカンで法王の監視のもと厳重に封印されてきたが、アルバートの手により盗み出された。 エミグレ写本(エミグレ文書) 死を克服し、無から新たなる生命を生み出す秘術について書かれている。ロジャー同様『クーデルカ』から『シャドウハーツ・フロム・ザ・ニューワールド』まで登場する、物語の鍵を握る文書でもある。モデルとなっているのは、ロジャー・ベーコン著と伝えられる奇書であるヴォイニッチ手稿(ヴォイニッチ写本)。アルバートからジャックに渡され、死んだ母親を復活させるために使用された。『クーデルカ』の登場人物であるパトリックにエミグレ写本を売ったのもアルバートであることが作中で示唆されている。 ルルイエ異本 ネアムと呼ばれる「ウキ」を浮上させ、宇宙から外なる超神を召喚する秘術について書かれている。作中ではアルバートが所有しており、その儀式を実行した。モデルは、クトゥルフ神話作品に登場する同名の架空の書籍ルルイエ異本。 バルスの断章 星の地脈を操り、星の守護者と呼ばれる古神を目覚めさせる秘術について書かれている。ゲーム中ではロジャーが所持しており、ウルが持っていた「ある本」と交換することになる。徳壊の「裏鬼門御霊会」はこの経典を参考に実践したことがアルバートの口から語られている。 無名祭儀書 本編の隠しダンジョン「古代遺跡」の場所が書かれている。ゲーム中では朱震がウェールズにあった「ある人物」の墓から発見する。この本だけは物語と直接関係していない。モデルは、クトゥルフ神話作品に登場する架空の書籍である無名祭祀書。
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