新感覚癒し系魔法少女ベホイミちゃん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/27 07:05 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動新感覚癒し系魔法少女 ベホイミちゃん | |
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ジャンル | 魔法少女 |
漫画 | |
作者 | 氷川へきる |
出版社 | ![]() ![]() |
掲載誌 | 月刊Gファンタジー |
レーベル | ![]() ![]() |
発表期間 | 2006年8月号 - 2008年6月号 |
巻数 | 全2巻 |
話数 | 全25話 |
テンプレート - ノート |
『新感覚癒し系魔法少女ベホイミちゃん』(しんかんかくいやしけいまほうしょうじょベホイミちゃん)は氷川へきるによる漫画。「月刊Gファンタジー」(スクウェア・エニックス)において2006年から連載された。2008年6月号以後、掲載はなく実質25話をもって最終回となる。単行本は全2巻出版されていて、未収録作品はない。
『ぱにぽに』の登場人物の1人であるベホイミを主人公とした作品である。魔法少女への変身能力を授かった女子高生ベホイミが、侵略者から地球を守るために戦う。
あらすじ
女子高生のベホイミはある日訪ねてきた宇宙人から魔法少女になってほしいと頼まれる。宇宙人からの突然の申し出にベホイミは戸惑うものの、最終的に宇宙人の真剣な気持ちを受け取り、科学の力で地球を守る魔法少女になることを承諾した。ところがベホイミとは別に、地球の精霊の力により小学生の鈴原未来が変身するという、より正統派の「魔法少女ベホイミ」も登場する。二人は侵略者と戦うため、共に手を携えることになる。
概要
「月刊Gファンタジー」2006年8月号から連載開始。同じ雑誌で同じ作者が連載中の『ぱにぽに』からのスピンオフ作品になる。『ぱにぽに』と同じ時間軸で進行し、世界観を共通させている。ただし細部に渡って内容がリンクするわけではなく、『ぱにぽに』におけるキャラクターの背景を知らなくても単独で楽しめる作品になっている。
物語は氷川へきるらしく、伝統的な魔法少女ものとはかけ離れた迷走を見せる。一般市民と不本意な交流を重ねたり、ままならない魔法少女ライフにめげてバイト先で人生相談をしたりと、その挙句現実と理想のギャップ、壊す力を行使することへの苦悩から饅頭フォームになって現実逃避にいたる等、本筋の戦いよりも明らかにそれ以外のギャグ展開のページの方が多い。ただし本作品では「襲い来る敵を撃退する」という目的意識が比較的はっきりしている。脱線してばかりではあっても、本筋においてバトルシーンや熱い語りなどの展開が用意されている点で『ぱにぽに』とは異なった方向性を見せている。現在は連載休止しているが、本編のキャラクターやネタの一部が、ぱにぽに11巻で登場している等リンクが見え物語の連動が見られる。
登場人物
「ぱにぽにの登場人物」を参照のこと
単行本
- 1巻 2007年10月18日発行(9月18日発売) ISBN 978-4-7575-2044-8
- 1巻 初回限定特装版(同日発売) ISBN 978-4-7575-2042-4
- 付録:「新感覚癒し系偽アニメ偽資料集」A5判、36ページ。『ぱにぽにだっしゅ!』スタッフによる、アニメ化を騙った小冊子。作画設定資料、オープニング絵コンテ、用語解説、スタッフと氷川へきるの座談会などを収録。
- 2巻 2008年7月27日発行(6月27日発売) ISBN 978-4-7575-2275-6
- 2巻 初回限定特装版(同日発売) ISBN 978-4-7575-2274-9
海外における展開
台湾
台湾では"新感覺治癒系魔法少女貝荷伊米"のタイトルで青文出版集団より翻訳版コミックスが発行されている。国内版がA4版二つ折りでの発行に対し、台湾版はB5版二つ折りのフォーマットとなっており、サイズが異なっているのが特徴的である。
台湾版単行本リリース履歴
- 新感覺治癒系魔法少女貝荷伊米(1) 2009年1月19日初版 ISBN 978-986-209-724-3
- 新感覺治癒系魔法少女貝荷伊米(2) 2009年3月12日初版 ISBN 978-986-209-802-8
外部リンク
- 新感覚癒し系 魔法少女ベホイミちゃん -月刊Gファンタジーオフィシャルサイト
- NATIONALMEDIABOYS(作者の公式ホームページ)
- 青文出版集團(台湾版コミックの出版社、中国語)
新感覚癒し系魔法少女ベホイミちゃん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 04:22 UTC 版)
「ぱにぽにの登場人物」の記事における「新感覚癒し系魔法少女ベホイミちゃん」の解説
ベホイミ、宇宙人他、「ぱにぽに」にも登場するキャラクターについては各項目を参照。 山岸(やまぎし) イベント会社の社長。ベホイミにドクロ仮面の着ぐるみを着せる。きぐるみのギミックにこだわりを持つ。人が良い人物で、何も言わずドクロ仮面のマントを耐熱防火仕様に変えてくれた。 折原(おりはら) 山岸の会社の女子社員。当初はドクロ仮面の姿に驚いていたが、後にあれこれと煩悶するベホイミを「かわいい」と思うようになる。後に男装したベホイミを見て興奮し何かに目覚めた(元々先天的である模様)。 ドクロ仮面(ドクロかめん) 劇中の世界で放送されていた特撮番組「超星戦騎エクセリオン」に登場する悪役キャラクター。口癖は「先に家族から始末してやる」。黒猫や仏滅が大好き。性格悪、縁起悪、ベホイミ談。ベホイミはこのキャラクターの着ぐるみを着せられて、魔法少女(と言うよりもヒーローで、正統派ヒーロー的でなくダークヒーロー的なキャラクター)として活動する。 劇中のキャラクター設定は、ZONEの幹部。冷酷だがルールを決める事を美徳としている。顔のケースは冷却液で、割れると顔が炎に包まれる。この次元の炎は地球の酸素濃度と相性が悪く、開放状態だと10分でドクロ仮面自身を焼き尽くしてしまう。冷却装置によって通常の力をセーブしている。飛行機事故で亡くなった人間を取り込んでいるので、人間形態に変身することができる。劇中内ではブラックタイガー、斉天大聖(猿将軍)、アヌビスと呼ばれる幹部もいる。 このドクロ仮面の着ぐるみは、頭部の液体カプセルの中にドクロが浮いており、目が光る等、デパートのイベント用の割にかなり凝った作りをしているものだった。更にマントは山岸社長により耐熱防火仕様に追加武装が加えられた。後に中型のエンシェントクラスのラミアによって燃やされてしまうが、そのマントはようやく覚醒した魔法少女ベホイミに受け継がれ、トレードマークになっている。 鈴原未来(すずはら みらい) 小学5年の女の子。「マジカルピース」という道具の力で、魔法少女ベホイミ(ベホイミとは別の魔法少女)に変身できる。変身後のコスチュームは『ぱにぽにだっしゅ!』10話でベホイミが着せられたものとほぼ同じデザインである。ドクロ仮面に出会ってから彼(彼女)のことが忘れられないでいる。 当初は、サラマンダーからはベホイミ変身時は「ベホイミちゃん(ベホちゃん)」と呼ばれていたが、後に変身時でも変身前同様「未来ちゃん」と呼ばれる(主人公のほうを「ベホイミ」と呼ぶようになったため)。また、宇宙人からは「ちびベホちゃん(さん)」と言われている(面識はない)。ロストテクノロジーの「闇の指輪」によりダークベホイミちゃんになったことがある。 桃月第三小学校5年2組の児童でもあり、ぱにぽに6巻の各所にモブキャラとして登場している。以前は病弱で学校を休みがちだったが、5年生になってからは元気になったという。これが魔法少女の力によるものなのかどうかは不明。 サラマンダー 精霊界からやってきたというオオサンショウウオ似の使い魔。未来を「魔法少女ベホイミ」にして、悪と戦わせる。以前は冷酷なところがあり、未来が部外者に正体がバレて精霊界のルールにより未来を動物化しようとしたが、その身勝手さに激怒した部外者(ドクロ仮面)により、アイアンクローを決められ説教されこってり絞られて改心し未来を守ることを誓う。未来からは「サラくん」、ベホイミからは「サラ公」と呼ばれている。火ダルマのトカゲと言われると怒る。「〜でス」という口調で、若干ベホイミとかぶる。未来の使い魔のはずなのに、なぜかベホイミ宅にいることが多い。 マーメイドプリンセス 某政府のラボに捕らえられていたところをベホイミに救出された地球外生命体。その後ベホイミ宅に居候している。古風な姫口調でしゃべる。外見はほとんどヘビだが、ヘビといわれると怒る。融合能力とそれに伴った変身能力を持ち、水中に適した姿になっていたところを、地球人が「マーメイド」と呼ぶようになったのこと。アイスクリームが大好き。テレビも好き。 アダムとの戦いで一時的にベホイミと融合して変身するが、幼女の姿になってしまった。相手を溺死させる技しか持ってないらしい。最初の頃はサラと仲が悪かったが、その一件以降互いを認めるようになる。 小早川林檎(こばやかわ りんご) お笑い芸人を目指している女性。ドクロ仮面を相方に誘って「毒リンゴ」というお笑いコンビを結成する。その効果は今ひとつだった。後にエイトとも組んでみたが駄目だった。 エイト 象の頭をした宇宙人だが、その頭とパンツ一丁の姿はどう見ても変態。変態と言われると「変態じゃない!!ロリコンだ!!」と言う。酸素を皮膚で吸収するタイプ。未来が何者かに狙われていることを知らせるために未来に接触してきたが、心身共に変態であるため嫌がられた。背中にファスナーらしきものが付いている。 タネさん ベホイミが住んでいるアパートで暮らすおばあちゃん。傷つき疲弊した戦士の心を癒してくれる真癒し係おばあちゃん。 新山、佐野、坂田 ベホイミが潜入調査した男子校の生徒。 エース ベホイミが潜入調査していた男子校のNo.2。キザッぽい 大番長 ベホイミが潜入調査した男子校のNo.1。一ℓペットボトルが小指程度になる大きさを誇る巨漢。他校にも名を轟かしている実力者だが男子校バトル二回戦目の対戦相手で、ベホイミに敗れる。
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