教譜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 16:41 UTC 版)
「境界線上のホライゾン」の記事における「教譜」の解説
宗教団体、術式体系の総称。正式名称「教譜教団(きょうふきょうだん)」。多くの教譜は「原型と異なる」「天上へ帰るための願掛け」として、本来の名を逆読みする。 各教譜の具体的な術式は後述を参照。 聖譜(せいふ/テスタメント) 前地球時代の歴史を集約した本。旧・新代の7組と抄本の計15冊。歴史を動かす大国が持ち、対応する聖譜顕装の動力源。歴史を再現すれば繁栄が取り戻せる、という理念で作られた。先読みの利権獲得を阻止するため、自動更新で100年先までしか示さない。旧代(ウェトゥス) 紀元前の歴史を示す聖譜。 新代(ノウム) 西暦以降の歴史を示す聖譜。 抄本(しょうほん) 奈良時代前後からを示す聖譜。帝勢力に預けられた。 聖譜記述(せいふきじゅつ) 聖譜の表示内容。歴史再現の基軸。同年代を描く創作や人物の後世の扱いも傍論として記す。 歴史再現(れきしさいげん) 聖譜記述に従い歴史を再現する行為(事例は後述)。現代における信仰行為。歴史を繰り返し、過去の繁栄を取り戻すために行う。 八大竜王(はちだいりゅうおう) 大罪武装を持つ者の名称。大罪武装は全部で8つあり(ホライゾンを含め9つ)、三河・P.A.Odaによって各国(K.P.A.Italia、英国、M.H.R.R.、上越露西亜には各1つずつ、三征西班牙、六護式仏蘭西には2つずつ)に配られた。 襲名(しゅうめい) 適格者が史実の人物の歴史再現を専任すること。人に限らず、史実の物・技術は武装や術式などが襲名する。史実と性別が異なる場合、読みを変える者もいる。あやかりや同名を名乗る者も多い。 襲名者(しゅうめいしゃ) 襲名している人物の総称。広義には物・技術も含む。「襲名者の子」という出自も適性となるため、家系化しやすい。そうした家系は「名家」であり、家系自体が襲名することも多い。 非衰退調律進行計画(ひすいたいちょうりつしんこうけいかく) 現代社会の根幹を定めた規定。黎明の時代の領土争いに疲弊した人々が、安全に力を取り戻すため制定した。略称「非衰退調律進行」、正式名称「非衰退のための世界調律化の進行と計画」。第一条:人類の保全 計画全体の趣旨を定めたもの。人類を存続するための要素として、聖連や聖譜などの開発を定めた。 第二条:生活環境の維持 「環境の激化を止める」という総意。探検隊「七百人隊」が環境神群と交渉、犠牲となることで果たされた。 第三条:領土・人口問題の対応 重奏世界の開発・移住を定めたもの。極東の地形に世界各地の環境を再現し、世界各国の末裔が移住した。 第四条:技術発展の確約 聖譜による安全な発展を定めたもの。「再興まで無用に争わないこと」を定めたもので、歴史再現の正確さを重視しない。歴史再現の後回しや解釈が容認されるのは、ここに起因する。 聖譜越境隊(せいふえっきょうたい) 歴史再現が困難な状況を解決するための部隊。聖譜にないので公にならず、各国に部署はあるが有名無実となっている。時々で実際に行動する者達が現れ、二度に渡り竜属勢力を壊滅させたとされる。かつて元信は自分達で結成するため、各地から有能な人材を集めていた。七百人隊(ななひゃくにんたい) 黎明の時代に環境神群と交渉した探検隊。聖譜越境部隊の前身。わずか数十人しか生還しなかったとされている。 聖譜Tsirhc系(テスタメントツァークけい) 聖譜を信仰する。現代の最大勢力だが、内部分裂が激しい。聖譜独奏旧派(カトリック) 主にK.P.A.Italiaが信仰。最古参で最大勢力。色々規制してる。詳細は後述を参照。 聖譜独奏改派(プロテスタント) M.H.R.R.発祥の新興教譜。旧派と対立。金銭取引を許す。 英国聖譜協奏派(アングリカンチャーチ) 英国発祥の新興教譜。教義は旧派寄り。離婚を許す。 露西亜聖譜協奏派(オルソドクシア) 主に上越露西亜が信仰。旧派の露西亜解釈版。聖画が大好き。 聖譜序奏派(サイオン) 主に魔族が信仰する。旧代聖譜を特に重視する。放浪の民。 聖譜派生ムラサイ系(テスタメントはせいムラサイけい) 主に中東圏が信仰。唯一協奏派(ムラサイ)」の同義語。Tsirhc系と対立中。 非聖譜系(ひテスタメントけい) 聖譜を直接信仰しない教譜の総称。神道(しんとう) 極東のメジャー教譜。正確には神道教譜。多神教で分業制。帝を用いた極東の歴史的勝利者。詳細は後述を参照。 仏道(ぶつどう) 極東で信仰される教譜。 七部一仙派(オウト) 清武田が信仰する。「七部六仙道(オアト)」とも。 輪廻道(ダンハイ) 印度諸国連合が信仰する。 奏者(そうしゃ) 教譜の信徒、およびその術式を用いる者の正式な総称。 巫女(みこ) 神社に属す女性神道奏者の職業。属す神社の業務・広報なども担う。職務上、能動的・対人的な戦闘を禁じられている。 異端審問官(いたんしんもんかん) 異端者を狩る旧派奏者の職業。特有の処刑具・術式を持つ。職務上、異端者以外を攻撃してはならない。異端(いたん) 旧派以外のTsirhc系奏者。曰く「罪以前に存在として否定されるべきもの」。 異教(いきょう) Tsirhc教譜以外の奏者。曰く「教化すればまだ救いようのあるもの」。 魔女(まじょ) 魔術を使う女性奏者の総称。Tsirhc教譜における迫害対象。
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