政府出仕とは? わかりやすく解説

政府出仕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 08:07 UTC 版)

中江兆民」の記事における「政府出仕」の解説

王政復古江戸開城により江戸幕府消滅して明治になると、苗字名乗り許される兆民通訳辞職して東京へ戻り学問続ける。福地源一郎痴)の日新社の塾頭となりフランス語教えたといわれる長続きせず、箕作麟祥家塾にも入門明治3年1870年)には大学南校大得行生となっている。翌明治4年1871年)、廃藩置県により土佐藩身分制から開放され明治政府派遣した岩倉使節団には司法省9等出仕として採用される。このとき、兆民大久保利通採用直訴したという。同年11月には横浜から出発しアメリカから第三共和政時代フランスへ渡る。フランスではパリリヨン滞在し西園寺公望とも知り合う明治7年1874年6月帰国し帰国後は東京麹町住み8月には家塾仏蘭西学舎(のちに仏学塾)を開いた。塾では語学思想史のほか、漢学重視された。また、18世紀フランス思想家ジャン=ジャック・ルソーの『社会契約論』の部分訳である漢字カタカナ混じり文の『民約論』の校訂携わっている。また民権論教授務めた当時生徒に、後に大隈重信襲撃した来島恒喜らがいた。 明治8年1875年)には東京外国語学校校長となるが、徳育教育重視する兆民教育方針をめぐり文部省対立したとされ、直後辞職元老院副議長後藤象二郎より同院書記官任命され調査掛に配属され調査課調査局翻訳掛を経て、翌明治9年1876年)には国憲取調局掛を兼ね井上毅とともに国憲案作成のための調査翻訳を行う。勝海舟とも知り合い翌年には縁談持ちかけられる破談。勝や薩摩閥の海江田信義海江田通じて島津久光とも知り合い、『策論』を建言したという。明治10年1877年)に辞職同年には西南戦争起こっているが、仏学塾学んだとも言われる宮崎八郎薩摩参加止めるために兆民熊本赴いたという伝承もある。明治13年1879年)には高知県士族の娘の鹿と結婚するが、翌年には離婚している。

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政府出仕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/11 01:40 UTC 版)

梅浦精一」の記事における「政府出仕」の解説

明治5年1872年大蔵省紙幣寮出仕し大蔵大丞渋沢栄一設立する第一国立銀行のため、『銀行簿記精法』編纂に関わった。1873年明治6年新潟県庁転じ県令楠本正隆の下で一等訳官・県立新潟学校教頭務め長岡洋学校でも教えた1875年明治8年県令正隆転任により上京し同郷内務大丞前島密外遊したい旨相談すると、内務省勧業寮招かれ1876年明治9年多田元吉・石河正竜とインドアッサム地方紅茶栽培視察通訳として派遣された。「視察必要な場合はどちらへ行ってもよろしい」と欧州行を許されいたものの、命令真意気付かずインド各地のみを回って1877年明治10年6月帰国してしまった。

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政府出仕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 04:28 UTC 版)

山本渓愚」の記事における「政府出仕」の解説

明治元年1868年3月太政官により内国事務局書記命じられ4月会計官駅逓司5月駅逓司判事次いで知事試補となるも、7月判事戻り9月判事頭取就任した明治2年1869年2月8日聖上御車御用掛となり、3月7日明治天皇従い東京渡った5月19日駅逓司辞職し6月20日京都帰った明治5年1872年3月博覧会事務局出仕し4月東京戻りウィーン万国博覧会事務携わり明治6年1873年11月辞職し京都帰った明治8年1875年10月京都博物館御用掛、明治18年1885年3月京都博覧会別品部長務めた

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