政府内政治モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 14:52 UTC 版)
政府内政治モデルとは、組織を人間集団として考え、政策決定は組織における人間が各々の任務、目的を達成するためにそれぞれの政治的資源(権限、知識、カリスマ性)を用いて駆け引きを行った結果であるというモデルである。組織構成員の行動の特徴としては、自らの地位を最大限に利用する自己利益と考えること、自らの利益を実現する機会を捜し求めていることなどがあげられる。 ただし、アリソン・モデルは危機的状況を事例としているため政府内に限られたモデルとなっている。実際の外交政策過程には政府外の諸要素(国内、国外)も大きくかかわっているため、それぞれに着目した分析枠組みが検討されている。具体的には「相互浸透モデル」や「二層ゲーム(two-level game)」、「戦略的相互依存(strategic interdependence)があり、問題に応じて分析枠組みを選択する必要がある。
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