改造点とは? わかりやすく解説

改造点

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 05:32 UTC 版)

高松琴平電気鉄道1200形電車」の記事における「改造点」の解説

種車である京急700形は、1967年から1971年普通列車用として84両が製造された。京急では1998年から2005年にかけて経年のため廃車されている。琴電入線にあたり京急ファインテックにて琴電向け改造が行われた。制御電動車付随車による4両編成から、制御電動車による2両編成変更され京急時代奇数車(浦賀寄り)が偶数車(高松築港寄り)に、京急時代偶数車(品川寄り)が奇数車(琴電琴平長尾寄りになっている当初制御電動車制御車2両編成とする計画で、琴電での奇数車に制御関係機器琴電での偶数車に補器が搭載されたが、主電動機付き台車分散させるため両車連結面側の台車主電動機付き運転台側を主電動機なしとするよう変更された。琴電での偶数車からはパンタグラフ撤去されている。 主幹制御器、制動弁は琴電仕様交換され制動装置はHSC-D(発電制動併用電磁直通制動)から電磁SME-D(非常管併設発電制動併用非セルフラップ式電磁弁付き三管直通空気制動)に変更された。主制御装置種車のものが流用されたため、自動進段式のままである他形式連結するため連結器密着連結器からNCB-II形密着自動連結器変更電気連結器および連解制御器は撤去された。 空気圧縮機回転翼式AR-2形から琴電標準三菱重工C-1000形に交換電動発電機東洋電機製造東洋)製TDK-3320Aブラシレス電動発電機のままとされたが、出力49 kVAとなったATS1号形から琴電形に変更され、過速度検知継電器80 km/hセットされた。電子ホーン撤去された。 外観では、側面種別表示幕、方向板差し撤去された。内装では、琴電での偶数車、乗務員室後ろ車掌室側に車椅子スペース設置され、この部分座席は脚台ごと撤去された。つり革丸形から三角形変更座席座面京急1000形電車 (初代)同一形状のものに交換し一般席モケット青色のものから「ゴールデンオリーブ」色のものに交換された。 琴平線用に導入され車両0番台)は放送回路の電圧を他の車両揃え改造が行われているが、長尾線用に導入され車両50番台)はこの改造省略されているため、営業運転では他車との併結行わない

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改造点

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 14:07 UTC 版)

高松琴平電気鉄道600形電車」の記事における「改造点」の解説

入線際し上記以外に以下の改造京王重機整備北野事業所行なわれた。 全車冷房であったが、入線に際して冷房装置設置された。冷房能力の関係で、初期改造車京王電鉄廃車発生品の「RPU-2203(8000Kcal/h)」を中央に1機と小田急3100形廃車発生品の「CU193(10500Kcal/h)」を両端に2機、後期改造車1999年入線の603-604編成および627-628編成以降)は「RPU-2203」を中央に1機と泉北高速鉄道100系廃車発生品の「CU191P(10500Kcal/h)」を両端に2機という、変則的な組み合わせとなっている。 冷房設置に伴い車内天井は非冷房時代ファンデリア通風器)からラインデリア(連続した冷房風洞)と吹き出し口に、床下補助電源冷房電源供給のため電動発電機(MG)から新品SIVそれぞれ交換された。特に元東山線車両場合、非冷房時代通風風洞撤去のために屋根そのもの一部張り替えられた。新設され冷房風洞屋根上に張り出しており、屋根2段になっている名古屋市営地下鉄第三軌条方式であったが、琴電架線集電方式集電方式異なるため、パンタグラフ奇数番号車の連結寄り設置された。新設されパンタグラフは、1100形で既に同系のものが使用されている、京王電鉄廃車発生品の「PT-4201S」が選ばれた。これに伴い不要となった台車集電靴撤去されたが、本体車高調整のために心皿部分補助挿入されブレーキシューレジン製から鋳鉄製に交換され程度継続使用されている。形式は「KH46CS」または「FS354A」で、軸距1,800mmの小振り台車である。 主電動機種車の「HS-830Krb」、「HS-830Grb」及び「MB-3092E」を基本に、架線電圧違い名古屋市:600V、琴電:1500V)から昇圧改造なされたいずれも端子電圧375V時で出力68.75kwであり、1両あたり4機搭載となっている。なお、これは琴電で最も低い部類に入る。 制御器は2両で固定編成となる事から、昇圧改造期に並列制御配線変更実施され、各車独自制御(1M方式)から奇数番号車による2両一括制御ユニット方式)へと変更された。各車とも日立製作所製の「MMC-LTB-10C(多段式電動カム軸自動加速)」を搭載する自動加速車であるものの、在来旧型手動加速車(HL車)との連結運転を行うために主幹制御器(マスコン)が自動加速車用からHL車用に、ブレーキがHSC-D(発電制動併用電磁直通制動)から電磁SME-D発電制動併用非常管付非セルフラップ式電磁給排弁付三管直通空気制動)にそれぞれ交換されている。 その他、自然通風式抵抗器増設自動放送装置撤去、窓支持Hゴム白色から黒色変更空気圧縮機琴電標準の「C-1000」に、ATS等の保安機器類が琴電対応のものにそれぞれ交換されている、 客室全面的に改装され、壁の化粧板床材座席モケット吊革蹴込み板等全て交換され既存琴電車両同系統の意匠となったまた、網棚座席下の電熱式ヒーター新設されている。

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