改造生物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 03:45 UTC 版)
「ドラえもん のび太の南海大冒険」の記事における「改造生物」の解説
Dr.クロンが作り出した合成生物達。海坊主・イルカニ以外の名称及び能力は1998年4月3日放送の「春だ!一番ドラえもん 夢航海120分超スペシャル!!」のコーナー「怪獣クイズ」より。 リバイアサン 声 - 茶風林 クロンが作り出した究極の改造生物(生物兵器)。巨大な龍のような紅い体躯であり、長さは263m。海中を行動する。究極の名に恥じることなく、一撃でキャプテン・キッドの船シャーグ号を破壊してしまったほどの怪力を持つ。 海賊の協力を得たドラえもん達がMr.キャッシュの基地を襲撃した際、キャッシュによって解き放たれ、ルフィンの指示を受けたスネ夫にタイムマシンから麻酔銃を打ち込まれるも僅かな時間しか効果が無く、直ぐに暴れて基地を破壊、この際に落ちてきたドラえもんとMr.キャッシュを飲み込んだ。しかし胃の中でキャッシュが「改造生物を売りさばくのが自分の夢だった」と命乞い同然の発言をしてドラえもんと言い争いになっているときに夢確かめ機が作動し、そのままキャッシュとドラえもんが胃の壁をくすぐったことでドラえもんとキャッシュのみ吐き出されることになった。その後、胃の中を夢確かめ機につねられ続ける苦しみから暴れ、基地を水没させた。 本編のラストで改造生物の大半がタイムパトロールに回収された中、リバイアサン自身だけは海中を通って行方不明となるが、キャッシュなど悪用する者が意図的に操作しない限り凶暴性を発揮することは無いとされ、そのまま放置されることとなった。その後はシーサーペントなど伝説動物として語り継がれており、劇場版のスタッフロールにてのび太が図書館から借りてきた文献に記載されていることが確認できる。 劇場版では赤くなっているが、それ以前の予告では緑であった。 カメレオンコウモリ 見た目は数mの体躯を持つ翼の生えたカメレオン。カメレオンのごとく周囲に同化(保護色)して自身の姿を見えなくしたり、コウモリのような翼で飛ぶこともできる。更に舌を伸ばして敵を捕食することもできる。 メロンベロン 一見木からぶら下がったメロンのような果実に見せて、果実から口がのぞき、食べようとした人の顔をなめて驚かせる。 漫画ではこれに相当するのはパイナップルに似た果実で「パイナッペロ~ン」と奇声を挙げる。 海坊主 緑色の体をした巨大な怪物。海中より姿を現し敵を攻撃する。その腕の膂力もすさまじく、伝説復元機で出現したものと勘違いしのび太達の警戒心がなかったとはいえ、あっさりと宝船型モーターボートを破壊したほど。 サイワニ ワニとサイの合成生物。サイのような角と四肢にワニのような皮膚を合わせたような数十mの体躯を持つ。突進力はサイの200頭分であり、あっさりと貨物を吹き飛ばしたり、静香が無生物催眠メガフォンで呼び出した岩の巨人相手にも優位に戦った。しかし、岩の巨人を応援するため、ジャイアンが携帯カラオケマイクを使って歌い始めたことでノックアウトされてしまった。 クモバチ クモとハチを合わせた姿を持つ虫たち。ハチのようにすばやく飛びながら集団で襲い掛かり、射出するクモの糸を相手にまとわりつかせ海賊ですらあっさりと拘束してしまった。 パックリソウ 巨大なハエトリグサ(食虫植物)。寄ってきた獲物をツタで拘束し、口が急接近して何でも一口で捕食してしまった。ただし消化するのに二日かかる。 作中ではそんな改造生物の存在を知らなかったのび太を拘束、のび太を助けたジャックを捕食したが、岩を使ったのび太の決死の連撃によりダメージを受けジャックはすぐに救出されていた(中のジャックも瘤だらけになった)。それでもなおのび太達に迫り捕食しようとする執念深さを見せていた。 トラゾウ 名称は海賊たちやジャイアン、スネ夫に呼ばれていた。十数mの体躯を持ち、虎のような皮膚、ゾウの牙・鼻を併せ持つ。力はゾウの100倍にして、普段は大人しいがキャッシュの命令があれば檻すらあっさり突き破り、敵を粉砕するパワーと気性の荒さを持つ。しかし、スネ夫が所持していたお尻印のきび団子を食べてしまい、腹を下してトイレに行ってしまった。 イルカニ Dr.クロンの構想のみに終わった改造生物。イルカと蟹などの甲殻類を合成させることで、イルカの弱い皮膚を甲殻類の強靭な肉体で補い、イルカの能力により、リバイアサンを超える最高の生物兵器になったという。 拘束されたルフィンの研究時に考え付いていたが、ドラえもん達に阻止された為、構想のみに終わった。
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