武器としての利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 06:18 UTC 版)
その悪声を逆用して、ジャイアンの歌が音響兵器扱いされる描写が散見される。 第17巻収録「驚(原作では狂)音波発振機」などではドラえもんたちはそれを攻撃手段として利用し、ドラえもんたちのピンチを救うこともある(特にアニメオリジナル作品)。このエピソードをもとにしたアニメのエピソード「ひびけ!ジャイアンの歌」では、歌声の持つパワーの前に発振機自体が大爆発を起こしてしまった。2006年、2012年にアニメ化された際のきれいな声のジャイアンは前者はスキマスイッチ、後者は歌手の由紀さおりが担当した。 『ドラえもん のび太の魔界大冒険』では、歌で人魚の歌声を圧倒し、遁走させたほか、怪獣「ツノクジラ」を一撃でノックアウトしたりするほどの威力を見せた(悪魔には怪音波と分析されている)。これについて柳田理科雄は、「超音速機2機分の衝撃波に相当する」と述べている。 『ドラえもん のび太の南海大冒険』では改造生物と戦う岩男の応援のつもりで歌い出し、改造生物をノックアウトした。 映画の『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』ではスネンダーになったスネ夫を元に戻すために歌い(結果は失敗)、近くにいたドラえもんは音痴ぶりに耳を塞いでいた。原作の大長編では歌う描写はない。 映画『ドラえもん のび太の人魚大海戦』では、メガロドンに食べられそうになった時に歌い出し、メガロドンを退散させた。ドラえもんは「メガロドンの方がマシ」と評した。 映画『ドラえもん のび太の月面探査記』では強力な音波を発するアルとともに「コエカタマリン」で固めた歌声で衛士ロボットを撃退した。 ファミコンソフト『ドラえもん ギガゾンビの逆襲』では「まじんのマイク」を使って歌うことにより、敵全体に大ダメージを与えることが可能。スーパーファミコンソフト『ドラえもん4 のび太と月の王国』では他キャラとの合体時に援護技として歌うことで画面全部の敵を攻撃する。他にもファミコンの『ドラえもん』、スーパーファミコンの『ドラえもん2 のび太のトイズランド大冒険』や『ドラえもん3 のび太と時の宝玉』にも攻撃方法として登場している。
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