塹壕用シャベル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 05:51 UTC 版)
軍用シャベルである。刃の形状は剣先スコップ、もしくはスペード型に似ている。塹壕用シャベルの第一義的な任務は塹壕を掘ったり整備したりすることであるが、塹壕戦においては敵兵との不意の遭遇も多かった。そのころには刀槍による白兵戦は廃れていたが、手持ちのシャベルは近接格闘・護身には有用な武器になることから、殺傷力を高めるために縁を研いで刃付けする場合があった。現在主流の折りたたみ可能な製品は、掘削器具として使いやすいよう設計されている反面、武器としての利用には適さない形状であることが多い。
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