リバイアサンとは? わかりやすく解説

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リバイアサン【Leviathan】

読み方:りばいあさん

英国の政治哲学者ホッブズ著書1651年刊。国家旧約聖書怪物リバイアサン(レビアタン)にたとえ、国家社会契約によって成立したものとして、国家主権への絶対的服従説き近代思想大きな影響及ぼした


リバイアサン 【Leviathan】

レビヤタンとも。『旧約聖書ヨブ記』に出てくる水棲巨大な幻獣。炎のような息を出し通った跡に脂が残るという。地球背負大魚だとの説もあり、最後の審判救世主に捕えられ、聖なる人の食物にされるとも。

レヴィアタン

(リバイアサン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/13 09:08 UTC 版)

レヴィアタンヘブライ語: לִוְיָתָןlwytn Līvyāṯān, 発音: リヴヤタン, ラテン語: Leviathan, 英語発音: [liˈvaiəθən] リヴァイアサン, 日本語慣用表記: レビヤタン[1])は、旧約聖書に登場するの生き物もしくは怪物[2]


注釈

  1. ^ wreathを意味する לויהlwyh に由来する説もあるが[4]、その語根もלוהlwh である[5]
  2. ^ 古代には日食が「太陽が蛇(あるいは竜)に食べられることで起きる」とする考え方があった。
  3. ^ ギリシャ語κῆτος kētosもまた「現代では主にクジラを指すが古代においては曖昧に海の巨大な生き物を指す言葉」である。
  4. ^ 紀元元年前後当時における「ドラゴン」とはあくまで「蛇の一種」でしかない概念である点には留意する必要が有る。例えば、大プリニウスは「インドに生息する、象に巻きついてあるいは鼻から入り込んで殺す蛇」として記述している。
  5. ^ 聖書にזיזzizという言葉は登場するが、どちらかと言えば野の獣を思わせるものであり欽定訳はwild beastと訳す。ジズとの関連は不明だが少なくとも直接の由来とは言いがたい。
  6. ^ ここでは Enoch と呼ばれる
  7. ^ 例えば、15世紀の北イタリアのユダヤ人社会では、過越の祭に三者を象徴した「魚」「ローストした肉」「卵」を食べると言う風習があった[8]
  8. ^ 現代ヘブライ語ではワニを指す
  9. ^ 欽定訳はgreat whalesと訳す
  10. ^ נָחָשׁ בָּרִחַ‎ (nḥš brḥ, nakhash barikh
  11. ^ נָחָשׁ עֲקַלָּתוֹן‎(nḥš ʾqltn, nakhash ʾaqallathon
  12. ^ 英訳は一例。特に brḥ(fleeing)、šlyṭ(close-coiling one)には諸説ある。[14][15]
  13. ^ 印章などの絵図からかつてはティアマトが蛇(または竜)だとされたが、現在はそれらは彼女の産んだ怪物の方を描いたものであると考えられている

出典

  1. ^ 聖書協会共同訳聖書新共同訳聖書口語訳聖書新改訳聖書
  2. ^ 細江ひろみ山北篤『1日3分読むだけで一生語れるモンスター図鑑』、p232-233頁。ISBN 978-4-7991-0892-5 
  3. ^ Gesenius, Wilhelm (1879). Gesenius' Hebrew-Chaldee Lexicon to the Old Testament. Translated by Tregelles, Samuel Prideaux. p.433
  4. ^ Schulz, Johann Christoph F. (1792) (ラテン語). Io. Christ. Frid. Schulzii ... Scholia in Vetus Testamentum (continuata a G.L. Bauer).. https://books.google.com/books?id=V4MUAAAAQAAJ 
  5. ^ Gesenius, Wilhelm (1879). Gesenius' Hebrew-Chaldee Lexicon to the Old Testament. Translated by Tregelles, Samuel Prideaux. p.432,433
  6. ^ Gesenius, Wilhelm (1879). Gesenius' Hebrew-Chaldee Lexicon to the Old Testament. Translated by Tregelles, Samuel Prideaux. p.433
  7. ^ 電撃PlayStation Vol.151 幻獣事典』メディアワークス、2000年8月11・25日、18,19,頁。 
  8. ^ a b GUTMANN, JOSEPH (1968). "LEVIATHAN, BEHEMOTH AND ZIZ: JEWISH MESSIANIC SYMBOLS IN ART" Hebrew Union College Annual (39): 219-230.
  9. ^ a b Toorn, Karel van der (dir.), (1999). "Dictionary of Deities and Demons in the Bible" Wm. B. Eerdmans Publishing pp. 511–515.
  10. ^ NOEGEL, SCOTT B. (2015). "Jonah and Leviathan: Inner-biblical allusions and the problem with dragons" Henoch(37): 236-260.
  11. ^ Wallace, Howard (1948). "Leviathan and the Beast in Revelation" The Biblical Archaeologist (11)3: 61-68.
  12. ^ Pfeiffer, Charles F. (1960). "Lotan and Leviathan." Evangelical Quarterly: An International Review of Bible and Theology 32(4), 208-211.
  13. ^ Hallo, William W. (dir.) (2003)."The Context of Scripture (3 vols.)" Brill p.265.
  14. ^ a b Gurevitch, Danielle (2014). "Symbolism and fantasy of the biblical Leviathan : from monster of the Abyss to redeemer of the prophets" Journal for the Study of Religions and Ideologies JISMOR (10): 50-68.
  15. ^ Lambert, W., & Deutsch, R. (2003). Leviathan in Ancient Art. In Shlomo. Studies in Epigraphy, Iconography, History and Archaeology in Honor of Shlomo Moussaieff.
  16. ^ Smith, MS & Pitard, WT (2008). The Ugaritic Baal Cycle: Introduction With Text, Translation and Commentary of KTU/CAT 1.3-1.4 (2):pp.247-255.
  17. ^ グスタフ・ディヴィッドスン『天使辞典』吉永進一訳、創元社、2004年。ISBN 4-422-20229-4  p.313 「堕天使」の項
  18. ^ リヴァイアサン』第17章


「レヴィアタン」の続きの解説一覧

リバイアサン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/14 00:42 UTC 版)

ムンドゥス」の記事における「リバイアサン」の解説

『3』に登場する巨大なクジラのような悪魔。その体内地獄一つである嫉妬地獄通じているとされる古代悪魔崇拝者建造した塔テメンニグルと共に封印されていた。塔の封印解かれる同時に、リバイアサンもまた解き放たれ、塔の周囲飛び回るようになった作中のサブメニューのエネミーデータより、ムンドゥス生み出され生体兵器であることが判明している。作中では体内ステージとして、リバイアサンの心臓、肺がボスとして登場するが、心臓の殻の表面模様魔力吸収する能力『1』ナイトメアとの共通点見受けられる

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リバイアサン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 18:16 UTC 版)

自由人HERO」の記事における「リバイアサン」の解説

血海番人

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リバイアサン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/15 20:14 UTC 版)

ファースケープ」の記事における「リバイアサン」の解説

モイヤ クライトン達の乗船しているリバイアサン。 状況異変に敏感で、そのことパイロット報告中でもモイヤ怯えています」が多いことからもわかる。 ターラン モイヤ息子先天的に武装している。

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リバイアサン(Leviathan)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:26 UTC 版)

DEAD SPACE」の記事における「リバイアサン(Leviathan)」の解説

USG Ishimuraの食糧貯蔵庫を占拠する巨大ネクロモーフ。元となったネクロモーフ宇宙空間漂流していたらしく、USG Ishimuraの水耕栽培区に侵入し食糧食い尽くして1万トンもの大きさ成長した3本触手による叩きつけ攻撃と、中央部の口から爆発性物体吐き出して攻撃する(キネシス掴んで投げ返すことが可能)。

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リバイアサン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/12 08:31 UTC 版)

陰謀の惑星 シャンカラ」の記事における「リバイアサン」の解説

テクノクラーツ開発されている、のような姿をした新兵器タルカス上回る性能を誇る。特定のイベントテクノクラーツから奪われ敵対する戦力戦力として現れる

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リバイアサン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 04:47 UTC 版)

獣王記 -PROJECT ALTERED BEAST-」の記事における「リバイアサン」の解説

LC330t〈MERMAN〉のゲノムチップを体内取り込んだネズミ体格大型肉食獣のように大きく変化している。取り込んだゲノムチップの影響により、身体の各所ヒレ状のものが生えいる。

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リバイアサン(シードコア)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 14:46 UTC 版)

フェイゾン」の記事における「リバイアサン(シードコア)」の解説

惑星フェイザ固有の隕石の様な巨大フェイゾン生命体。超長距離間を結ぶワームホール展開する能力所持しており、宇宙放たれワープ航行により短時間別の銀河系到達し他の惑星隕石として衝突フェイゾン汚染拡大する役目を持つ。

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