捨陰党
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 03:40 UTC 版)
八百年もの長きにわたって鳴鏡館と熾烈な抗争を繰り広げている武装組織。鳴鏡館と同じく、表向きは剣術道場である。捨陰党が登場するのは弐のみなので、以下は一部を除き、弐についての記述。 琴村嬢(ことむら じょう) 声:野田順子 東京都中央区出身の18歳。東京道場所属の捨陰党員。黒いタンクトップとホットパンツというラフな格好をしている。本郷武尊と幼馴染みで、本郷の寿司屋と取引のある魚屋の娘。サブウェポンの十手を使った独自のからみ技も習得している。素早さを身上とし、軽量武器を得意とする。 並主寒雲(ならず かうん) 声:難波圭一 京都府出身の22歳。源五郎の養子。無表情、無感動に見える若者だが、剣術に打ち込んだり、修験者としての修行も積む。また、恩義にも篤く、抗争への参戦も養父への恩義である。同じ京都出身の御門とは面識がある模様。槍と野太刀に秀で、打刀での居合いも使いこなす(ただし左腕負傷時は不可)。サブウェポンは独鈷(クリーンヒットで相手は即死)。 並主源五郎(ならず げんごろう) 声:岸野幸正 広島県出身の57歳。寒雲の養父。忠義に篤く、裏切りを働いた鏡家を心底憎んでいる。捨陰党内では師範代的な立場。何故か火盗のような服装をしている。野太刀、打刀での居合い(ただし左腕負傷時は不可)を得意とし、その他の武器もそつなく使いこなす。サブウェポンは小柄。 ハイウェイマン 声:井上真樹夫 全てが謎に包まれた男。本人も記憶を失っていたが、瞬く間に捨陰党の基本技を修め、また、鳴鏡のものと思しき技も使いこなした。壱に出てきた黒蓮だという説もある。レイピアをサブウェポンとして持ち(クリーンヒットで相手は即死)、ロングソードを選択することで二刀流を使える(ただし左腕負傷時は不可)。西洋武器に明るく、打刀も使いこなす。なお、「ハイウェイマン」とは、英語で「追いはぎ」を意味する言葉。 ウタマル 声:遠藤武 熊本県出身の25歳。道場破りをした際に寒雲に惨敗したことが縁で捨陰党員となる。直刀での居合いを得意とする(ただし左腕負傷時は不可)。サブウェポンは金属製の札。 本宮五十八(もとみや いそはち) 声:矢田耕司 捨陰党の東京道場元師範。山口県出身の70歳。平素は人好きのする好々爺だが、剣術のことになると厳格で強情となる。年寄り扱いされる事を嫌っており、まだまだ現役で戦えると息を巻く。サブウェポンを持たない代わりに、雷鳴のような一喝を特技としている。軍服を愛用。 トニー・梅田(トニー・うめだ) 声:難波圭一 神奈川県横須賀市出身の35歳。東京道場所属の捨陰党員。本業はダンサーで副業は横須賀のバー経営。ファンキーな見た目に反して剣術の腕は高く、独自の流派を興すという野望を持つ。野太刀、ロングソード、打刀での居合いを得意とする(ただし左腕負傷時は不可)。サブウェポンはブーメラン。 柊千尋(ひいらぎ ちひろ) 声:三田ゆう子 広島県出身の13歳。捨陰党総帥の息子。容姿や服装、一人称などから女の子のような雰囲気を持つ。次期総帥という立場ゆえに常に監視の目が光っているが、その窮屈さにうんざりし、生き別れの異母兄を探すため抗争に参戦。サブウェポンに生きたカエルを持ち、カエルが嫌いなキャラクターを怯ませることができる。軽い武器を得意とするが、全体的に拙さは否めない。 本郷武尊(ほんごう たける) 声:田中和実(壱) / 岸野幸正(弐) 壱:20代半ばの道場破り。各地で道場破りを重ね、道場関係者に密かに恐れられる存在。長ドス(よく見ると実際には鍔がある)を得物とし、昇り龍の刺繍のある学ラン姿で相見えることになる。特定の条件下で辰美と黒蓮のボスとして登場。 弐:東京都中央区出身の20歳。東京道場所属の捨陰党員。右肩の辺りに刺青がある。寿司屋の長男でありながら、魚類や両生類などぬるっとした手触りの生物が大の苦手。鳴鏡館に道場破りをした際に辰美に惜敗したことがわだかまっており、彼と再戦するため抗争に参加。パワーファイターで武器全般とからみ技に明るい。サブウェポンは斧(クリーンヒットで相手は即死)。 柊大納(ひいらぎ だいな) 声:戸谷公次 最終ボス。捨陰党総帥で千尋の実父。広島県出身の48歳。十数年前の陰の襲撃によって親族を失い、鳴鏡館打倒に心血を注ぐようになる。鉄壁の防御を誇る特殊な甲冑に身を包む。もっともその鎧にも隙はあるようだ。
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