投稿関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:33 UTC 版)
ツイート (tweet) ユーザーから投稿される140字以内の文章のことで、それぞれに固有のURLが割り当てられる。文字数に半角・全角の区別はない。以前は日本版公式サイトで「つぶやき」として表記されていたが、「ツイート」に統一された。元々は字数制限は無かったが、携帯電話のSMS機能を利用した投稿が多かったため、そのSMS機能の字数制限160字から利用者名分の20文字を引いた字数を上限とするように仕様が変更された。 Twitterのウェブサイトからツイートを閲覧する場合は、直近の3,200件までしか閲覧できない。個別のツイートのURLに直接接続するなど手間をかければ3,200件以前のツイートも閲覧できる場合がある。 1日に可能なツイート(リツイート含む)の上限は2,400ツイートとなっている。 リツイート (retweet) 他のユーザーの投稿を再投稿すること。自身のフォロワーにそのツイートを見せることができる。RTと略すことが多い。後述する非公式リツイートと区別する目的で、公式リツイートとも呼ばれる。非公式リツイートのユーザー間での広がりを受け、これを公式の機能として取り入れることで簡易化し、後述の改ざん問題の解決を同時に実現したものである。 2009年11月に英語版の一部ユーザーを対象に試験的に実装され。2010年1月22日より日本語版Twitterにも追加されている。元のツイートが削除されると公式リツイートも削除される。プロテクトユーザーのツイートはリツイートできない。 自分がフォローしている人のうち誰かがリツイートした場合、自分がフォローしていない人の投稿であっても、その投稿が自分のタイムラインに表示される。 2015年4月7日より、リツイートしたユーザーの独自のコメントを入れてのリツイートが可能となった。コメントは116文字まで入力可能。コメントを入れてリツイートした場合は引用ツイートの形となり、コメントを入れずにリツイートした場合は今までのリツイートと同様の表示である。リツイートボタンを利用するほか、ツイートのURLを貼り付けることでも実現可能。複数のURLを貼り付けた場合、最後のものが引用元として処理される。 タイムライン (timeline) フォローしている人の投稿やリツイートが時系列に並べて表示される画面。TLと略されることもある。最新の投稿が一番上に表示され、古い投稿は下に流れていく。リストや検索機能を使うと別のタイムラインが表示される。 ユーザーストリーム (User Streams) ストリーミングによりリアルタイムにタイムラインの情報を取得できるAPI。2018年の8月24日(日本時間)にAPIが完全シャットダウンされ廃止となった。 リプライ (reply) 略してリプとも。他のユーザーに宛てた投稿のことでツイートにメンションを付加したもの。「@ユーザー名(投稿したい内容)」の書式で投稿すると、そのユーザー宛の返信扱いとなる。自分宛の投稿は一覧ページで確認することができる。ツイートの最初に@ユーザー名を入力して投稿すると、投稿したユーザーとされたユーザーのどちらか片方のみをフォローしている第三者ユーザーのタイムラインには表示されないが、双方をフォローしているユーザーのタイムラインには表示される。一方、@ユーザー名をツイートの途中に入れて投稿すると、さらに投稿したユーザーをフォローしている第三者ユーザーのタイムラインにも表示されるため、あえて@ユーザー名の前に "." を入れたり、 "@" を2つ重ねたりする場合もある。リプライはその投稿を行ったユーザーのページを開けば誰でも見ることができるので、ダイレクトメッセージと違いプライベート性は低い。 リプライには返信元ツイートの情報が付加される機能がある。これを利用して会話の流れをスレッド形式で表示することもできる。 2017年3月以降は閲覧のみのユーザーはログインしないとリプライを読めないよう、仕様が変更された。 画像リプライ リプライの一手法で略して画像リプとも。文章を書かず、テレビ番組のワンシーンの映像や、漫画のコマなどを画像として貼り付けてリプライすることである。映像とともに表示されているテロップや字幕の内容や、漫画のコマに書かれている台詞がリプライしたユーザーの感情を表していることが多い。映像・コマの一部分や、テロップ・字幕・台詞が書き換えられていることもある。 非公式リツイート 他のユーザーの投稿をコピー・ペーストし、「RT @ユーザー名(元のユーザーが投稿した内容)」の書式で投稿すること。本来リツイートはこちらを指していたが、公式リツイートの登場以降は区別をする意味でこのように呼ばれる。公式リツイートだと、リツイート元がそのツイートを消した場合、リツイートも消去されてしまうが非公式リツイートは通常のツイートとして認識され、消されない。「RT」の前にリツイートしたユーザーの独自のコメントを入れたり、元のツイートにないハッシュタグを付けたりする場合もある。単なるコピーアンドペーストに過ぎないため、改ざんが容易であり、本来のツイートと異なる内容の投稿があったかのように見せかけることができるという問題がある。また、複数のユーザーが同じツイートを公式リツイートした場合、タイムラインには同じツイートは1つしか表示されないようになっているが、非公式リツイートの場合はツイートが重複して表示され、重要な情報が埋もれやすくなる。これらの弊害があるため、Twitter社としては非推奨で、公式リツイートの使用が推奨されている。 パクリツイート 他のユーザーの投稿をコピーペーストし、元の投稿者名を表示せずにそのまま投稿することを示す俗語。パクツイと略す。非公式リツイートは元の投稿者名を表示するのに対して、パクリツイートはあたかも自分自身の言葉で投稿したように見せかける、すなわち盗用(パクリ)となるのが相違点である。 フリート (fleets) 24時間で消える投稿のこと。InstagramやFacebookの「ストーリーズ」に相当する機能で、iOS版およびAndroid版のみの機能であった。パソコンからは投稿を見ることはできない。この機能はブラジル、イタリア、インド、韓国でテスト公開されていたもので、2020年11月11日に日本語版に追加された。フリートはタイムラインとは独立しており、写真や動画、テキストを使用して投稿することができる。フリートを投稿すると、投稿者のプロフィール画像がアイコンとなってタイムラインの上部に表示され(アイコンは横に並んで表示される)、それをタップするとフリートを見ることができる。アイコンの外側には既読かどうかを示すリングが付され、未読の場合は青(水色)、既読の場合は灰色となる。Twitterはこの機能を追加した理由を、「ツイートはあまりにオープンなうえ消されることなく残り続けるものであるため、勢いに任せて投稿することを躊躇してしまったり、「リツイート」や「いいね」をたくさん得ようというプレッシャーを感じるという声も寄せられています」「そこで、私たちは皆さんがその時のできごとや気持ちをもっとリラックスして共有できる方法を模索してきました」としていた。サービス開始から1年と経っていなかったが「望んでいたほど新しいユーザーの投稿増加につながらなかった」として2021年8月3日(米国時間)に廃止された。 スペース (Spaces) 2021年5月4日に正式実装した音声チャット機能で、ClubHouseの「トークルーム」に相当する機能。実装当時はフォロワーが600人以上いるユーザーでしか利用できなかったが、同年10月21日には全ユーザーが利用できるようになった。同年10月28日には録音機能を開始し、チャットを録音して共有できるようになった。
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