建築物と建造物とは? わかりやすく解説

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建築物と建造物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 03:45 UTC 版)

建築物」の記事における「建築物と建造物」の解説

日本語には建築物と建造物という言葉がある。 建築物 日本の法律用語としては建築基準法に定義があり、土地定着する工作物こうさくぶつ)のうち特定条件満たすものが建築物とされる建築基準法第2条第1項第1号に定義があり、他の法律からも参照されている。この定義によると、建築物土地定着する工作物のうち、 屋根及び若しくは壁を有するもの(これに類する構造のものを含む。) 1.附属する若しくは観覧のための工作物 地下若しくは高架工作物内に設け事務所店舗興行場倉庫その他これらに類する施設鉄道及び軌道線路敷地内運転保安に関する施設並びに跨線橋プラットホームの上家、貯蔵その他これらに類する施設を除く。)をいい、建築設備を含む。建築設備は同条第三号に定義があり、土地定着し建築物設け工作物のうち、電気ガス給水排水換気暖房冷房消火排煙若しくは汚物処理の設備煙突昇降機若しくは避雷針をいう。 土地への定着要件建築基準法明確に示されていないが、行政例規上は旧建設省通達踏襲しており、プレハブ物置や、トレーラーハウスなど基礎緊結されていないものであっても随時かつ任意に移動できない形式のものは建築物として取り扱われる。したがって、これらプレハブ物置等についても一定の土地において恒常的に建築物として利用する場合は、基礎への緊結規模によっては建築確認申請の手続き要する屋根については風雨をしのぐ機能有するのであるため、かつて、屋根グレーチング板とした立体駐車場脱法的に建築する事案が発生した。法改正により「これに類する構造のものを含む」との文言付されたことによって、屋根の機能持たない屋外設置型機械式駐車場についても一定の高さを超えるものについては建築物として取り扱う行政庁が多い。 「建造物」の定義 法用語としての「建造物」の定義は必ずしも明確ではない。刑法文化財保護法においては建築物ではなく建造物用いられているが、建造物には建築物の定義を満たさない建物構築物(主には橋梁水門などの土木構造物)も含まれうる。景観法では景観重要建造物という名称を用いている。また、自治体文化財保護においても、建造物の名称が用いられている。 刑法では、建造物現住建造物か非現住建造物による区別がある条項と、無い条項見られる現住建造物…現に人が住居使用し又は現に人がいる建造物現住建造物…現に人が住居使用せず、かつ、現に人がいない建造物 である。

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建築物と建造物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 06:41 UTC 版)

ミネアポリス・セントポール都市圏」の記事における「建築物と建造物」の解説

地域背の高いビル4つまでがミネアポリス中心街にある。市の西部1929年建てられ最初高層建築がフォシェイ・タワーだった。現在ではカペラ・タワーがIDSセンター僅かに抜いて第1位だったが、2005年初期屋上にあるウォッシュルーム・ガレージの16フィート (5 m) 分だけIDSセンター高く総高さ792フィート (241 m) となった。カペラ・タワーとウェルズ・ファーゴ・センター1フィートか2フィート違うだけである。 建物直ぐに老朽化し急速に朽ちていく。あるブロックでは19世紀半ばから6、7解体されており、近いうちに8回目9回目が来ることが見えている地域支配的な建築様式は無い。様々な様式混在であり、数世代建築物残っている。リチャードソン・ロマネスク様式石造り建築多く建設され時代があった。ミネアポリス市役所はその顕著な例であるが、ジェイムズ・J・ヒル・ハウスのような個人住宅含みあらゆる種類建築物同様に設計されている。数十年後、アール・デコ調セントポール市役所、フォシェイ・タワー、ミネアポリス郵便局造られ今日残っている。2つ都市建築様式大きく異なっている。ミネアポリスでは流線型使ったり、近代的な硝子ファサード使ったりするが、セントポールでは古い建築物に合うように伝統的なスタイル用いることが多い。 ミネアポリス市セントポール市は第二次世界大戦後大規模な都市再生プロジェクト実行したので、莫大な数の建物歴史中に消えていった。大型で、解体困難な建物残っている。建物よりも特徴分かる場合がある。ミシシッピ川架かる鉄筋コンクリート・アーチ橋1920年代1930年代建設された。それらは現在も日々通行されているが、年齢の割に目を楽しませるものになっている幾つかのアメリカ合衆国国家歴史登録財指定されている。10番街インターシティロバート通りなどであり、最長のものはフォートスネリングに近い全長4,119フィート (1,255 m) のメンドータである。この地域ミシシッピ川を渡す最初造られたことでも知られている。最初無くなったが、その時から1連のヘネピン・アベニュー建設されてきた。中心街にはどちらにもスカイウェイと呼ぶ閉じられ歩道橋広大なネットワークがある。 ミネアポリス市内にある幾つかの著名建築物は市を近代化させることになったウォーカー・アートセンター中央公共図書館ワイズマン美術館ガスリー劇場などである。新しウォーカー・アートセンター2005年4月開館して大きさが2倍近くなり、屋内外の施設増えた国際的に多く専門分野にわたる芸術組織単一モデル認識され観衆参加のための革新的方法に導くものと期待されている。ガスリー劇場2006年6月開館してから、メディアで何度も紹介された。デザイン建築家ジャン・ヌーベル広さ 285,000 平方フィート (26,500 m²)、ホール3つあり、1つ客席数1,100席のテーマ推進ホール2つめは700席のプロセニアム3つは席数を変えられるブラックボックス・スタジオとなっている。2002年歴史保存のための全国信託が旧ガスリー劇場建物国内で最も危険性の高い歴史的資産挙げた。これはウォーカー・アートセンターがこの劇場占め土地拡張する発表したことに応えたのだった。しかし、古いガスリー劇場2006年解体された。この建物プロジェクト中心街活性化させてきた。

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