尾道仁涯町の住人達
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「龍が如くシリーズの登場人物」の記事における「尾道仁涯町の住人達」の解説
『6』に登場した広島にある街に登場する住人達。 笠原 清美(かさはら きよみ) 声 - 真木よう子 スナック「清美」のママで、染谷巧の元妻。面倒見が良い性格で、遥に親身に接したり、宿の無い桐生のために寝泊りできる場所を用意していた。また、若い頃から街のマドンナ的な存在として在り続けており、南雲や飯野をはじめとした地元の男達の憧れの的となっている。かつて東京で水商売をしていた頃にあくどい客から借金を負わされていたところを染谷に救われて恋に落ち、後に結婚して娘のヒロミを儲けるが、徐々に染谷の極道としての暴力性を孕んだ二面性に恐怖を抱くようになる。その後、ヒロミを連れての逃亡を図るも失敗し、染谷によってほぼ軟禁状態となったため、ヒロミが3歳の頃にやむなく一人で故郷の尾道へと逃げ戻る。その後は尾道を訪れた遥のために寝床を用意したり、生活のために自身のスナックで働かせるなど彼女の面倒を見続ける。遥が尾道を去った後は彼女の足取りを追うためにやって来た桐生に遥に関する出来事を伝え、更には達川の情報も提示した。終盤では桐生の抹殺を目論む巌見と菅井によって染谷を手駒にするための人質として捕らえられ、更には用済みとして小清水によって射殺されたかに思われたが、実際は空砲であったために助かっており、彼らに殺されたと誤認された後は小清水によって密かに匿われる。事件後は解放され、スナックにいた南雲達の元に戻り、ヒロミと数年ぶりに再会する。 飯野 和明(いいの かずあき) 声 - 檜山修之 水軍アパートの管理人。物心つく頃からの腐れ縁である南雲と付き合いがあり、互いに清美に想いを寄せているが、当の清美からはいずれも相手にされていない。また、見た目通りに頼りない一面が多く、清美が攫われた際にもその場で守り切ることが出来なかったために南雲からは「根性なし」と言われているが、一方で尾道では顔が広く、ハルトの捜索に貢献したこともある。桐生が仁涯町にやってきた当初は余所者として訝しげに見ており、それでも清美の頼みを受けて宿の無い桐生に寝泊まりできる部屋を用意した。その後、草野球でわざと乱闘に持ち込んだ南雲達を叩きのめすのを見た後は桐生に一目置くようになり、敬意を込めて桐生さんと呼ぶようにもなる。その後はハルトを連れ去った船を捜索するために地元の漁師達の協力を取り付けた。桐生達が「尾道の秘密」を探る為に巌見造船所に乗り込んだ際にも協力しているが、現場に直接居合わせなかった為に大道寺稔や巌見恒雄をはじめとする人間達が放った追っ手から逃れる事が出来た。その状況を活かして密かに調査し、行方をくらませていた巌見や菅井が尾道に向かい、巌見造船所で陽銘連合会二代目の襲名式を執り行うと言う情報を掴み、南雲に提供した。 ジョー / 城島(じょうじま) JUSTISの元メンバー。尾道では伝説的な不良として知られており、後輩のマサオを始めとした様々な悪ガキ連中からはかなり慕われている。上京した際につるむようになったオカダと共にその当時に幅を利かせていたカラーズに対抗する組織としてJUSTISを結成するが、当初の思想から大きくずれた事でJUSTISを抜けて尾道に帰郷する。その後、報復として尾道まで追ってきたJUSTISに襲われていたところを桐生に救われ、JUSTISを壊滅することやJUSTISのリーダーである親友のオカダを助けるように桐生に協力を願い出た上で桐生をリーダーとした「桐生会」を立ち上げる。その後は桐生と共にJUSTISと対峙しながらも六狂人達を次々と撃破していき、遂には棚橋からオカダの豹変の理由を聞いたことで彼を助けるために立ち向かうことを改めて決意し、最終的にはオカダと拳を交えた末、彼の本当の思惑を知り和解する。最後は黒幕である殺月とコウメイを桐生やオカダと共に撃退し、JUSTISを巡る戦いに決着を付けた。決着後は桐生会を解散させようとした桐生を仲間と共に説得し、桐生会そのものを解散させないことを承諾させた。 La Penteのマスター 飲食店「La Pente」のマスター。尾道では伝説的な不良として知られている人物であり、現在は腰を据えて店を構えている。店を勝手にアジト代わりに使用しているジョー達を鬱陶しいと思っているが、彼らの成長を見守っている。桐生会がJUSTISを倒すために神室町へ進出した際には、神室町にいる知り合いにアジトを提供した。 功(いさお)&天野(あまの) 地元の漁師(功)と魚屋の娘(天野)。功は老齢だが、新米であるが故に他の漁師が魚を預けてくれない天野にも魚を卸すなど柔軟な考えを持っており、天野は若いながらも仕事に情熱を持って取り組んでいることから功に信頼を置かれている。功は訪れた桐生に漁に行く約束をするが、途中で人食いザメ「ブラッディー・シャーク」に襲われて足を負傷し、漁師を休業することになってしまい、天野の母親の入院費用のこともあり、桐生に対し自身の代わりに素潜り漁をして漁に出てほしいと懇願する。その後、桐生がブラッディー・シャークを仕留めたことで安心して漁に出られることになり、他の漁師を代表して二人で感謝の弁を述べた。 村中(むらなか) サブストーリーに登場した巌見家の分家にあたる令嬢のカズミ(声 - たみやすともえ)の執事で、当人やカズミの弁から陽銘連合会とも何らかの関係がある模様。戦闘ではブルース海老沼に似た格闘スタイルで戦う。カズミに惚れている不良のカズオを敵視しており、カズミの海外留学を両親に進めそれを阻止しようとした二人が入れ替わった振りをしていたためにカズオを一方的に痛めつけるが、それを見た桐生に叩きのめされる。その後、二人が本気で愛し合っている事を理解した上で、その覚悟がどれだけのものであるか試すべく、わざと憎まれ役に徹していた事を桐生に打ち明ける。 広中(ひろなか) サブストーリーに登場した尾道のマスコットキャラクター(ゆるキャラ)である「小野ミチオ」のプロデューサー。バイトが辞めてしまい頭だけが尾道仁涯町のアーケード内に捨てられていたところを回収しに行った際に、偶然通りかかった桐生の体格などを見て、イベント直前だったため、バイトの代わりに入ってくれるように懇願した。イベント前に小野ミチオの設定や言動、決めポーズなどを桐生に伝えたが、終始、愚痴を言われた。桐生の機転からイベントが大成功に終わり、そのイベントをネット配信したところアクセス数も増えた。その後、桐生から手術を怖がっているミチオファンの女の子を励ましたいという連絡を貰い、喜び勇んで着ぐるみを貸し出した。 『7』でもサブストーリーに登場し、伊勢佐木異人町に進出している。ミチオが流行している中、偽物が横行しているのを聞き、春日に摘発を申し出る。小野ミチオを騙るチンピラに怒り、自らが小野ミチオに扮して立ち向かうも袋叩きにされるが、春日に助けられる。 『ONLINE』では小野ミチオのキャラストーリーに登場するが、エピソード内では出張で広島を離れているためにテキストのみの出演となっている。桐生の後任として雇ったバイトの西村が逃げ出したために桐生に再び代演を依頼する一方で、西村を捜し出して彼に「小野ミチオの魂を受け継いでほしい」と懇願した。その後、紆余曲折ありながらも西村が小野ミチオを引き継ぐ決意を固めたために彼を説得した桐生に感謝した。
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