大戦時代のディセプティコン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:20 UTC 版)
「トランスフォーマー アドベンチャー」の記事における「大戦時代のディセプティコン」の解説
破壊大帝 メガトロン / Megatron 前作『プライム』にて地球で暴れ回ったディセプティコンの破壊大帝。本作では名前のみの登場。 『プライム』のシーズン3『Beast Hunters(ビーストハンターズ)』第13話(第65話)(最終話)にて、バンブルビーにマトリクスセイバーで胸部を貫かれ絶命し、愛刀ダークエネルゴンセイバーと共に地球の海底奥深くに沈んだが、長い間ダークエネルゴンを多量に摂取していたことで微かに生きながらえていた。最終シーズンで完結篇である『Predacon Rising(プレダコン・ライジング)』では、チーム・プライム(オプティマス部隊)がサイバトロン星(すなわちプライマス)を蘇生させたことで、かつて両軍が協力して封印したユニクロンの意識が呼応するようにユニクロンメガトロン / Unicron Megatronとして覚醒してしまい、サイバトロン星を破壊しに行こうとする彼に肉体を強化された上で乗っ取られ、ようやく復活したサイバトロン星を滅ぼしかける事態を招いてしまった。ユニクロンの精神がオプティマスプライムの活躍で引き剥がされ封印されたことで自由の身となるものの、ただ破壊を求めたユニクロンを故郷を滅ぼした己と重ねたことで改心し、スタースクリームやチーム・プライム(オプティマス部隊)たちの前でディセプティコンの解散を宣言、宇宙の彼方へと飛び去って行った。 本作では登場しないものの、この一件を恨んだスタースクリーム、ハイパーマイクロンやダークエネルゴンセイバーなど、戦中の彼の所業が火種となって騒動へと繋がっていくことになる。 情報参謀 サウンドウェーブ / Soundwave 声 - 無し / フランク・ウェルカー 前作『プライム』にて破壊大帝メガトロンの右腕として仕え、地球でチーム・プライム(オプティマス部隊)と死闘を繰り広げたディセプティコン戦士。前作同様、無人偵察機に変形する。胸部にレーザービークを格納し、電流を流すケーブル状の触手と腕に仕込んだレーザー銃、グランドブリッジを利用した戦闘スタイルで戦う。 『プライム』のシーズン3『Beast Hunters(ビーストハンターズ)』第13話(第65話)(最終話)にて、戦艦ネメシスでの最終決戦の最中、バンブルビー達と親しくなった地球人達(ジャック、ラフ、ミコ)の活躍で異空間「シャドウゾーン」に追放される末路を迎えた。最終決戦終結後にメガトロンの信号を追って地球に降りたが、メガトロンは既に去っていたのでそのまま何年も地球を彷徨っていた。 シーズン2『マイクロンの章』第10話(第36話)にて、オートボット基地のグランドブリッジが修復後のテスト試行をしていた隙をついて自らもグランドブリッジを開いてシャドウゾーンから抜け出し、バンブルビーをシャドウゾーンに送り飛ばした。そして基地の材料を利用して通信装置を作り、遥か遠くの宇宙にいる主君メガトロンをはじめ多くのディセプティコンの同胞を地球に呼び出そうと目論んだ。しかし長年戦っていなかったブランクでグランドブリッジをかつてより使い熟せていないことを見抜かれ、他のオートボット達の罠に嵌まってバンブルビーを抜け出させてしまい、一瞬の隙を突かれてデニーにクレーン車のアームで薙ぎ払われ、再びシャドウゾーンに追放された。 シーズン3『Combiner Force(コンバイナーフォース)』ではサイクロナスから専用の改造を受けたマイクロン達を与えられ、彼等を使役してディセプティコンハンターをオートボットから奪い取り、シャドウゾーンからの脱出を計る。マイクロンらは主にオートボットがスタンティコン部隊(スタンティコンズ)との戦いに取り組んでいる間を狙っており、第2話(第47話)ではスタントウィングにバンブルビーの持っていた1本を、第7話(第52話)ではトリックアウトにサイドスワイプの1本を奪い取らせた。途中、第11話(第56話)ではハイ・テストがストロングアームの1本を奪い取るのに失敗し、シャドウゾーンからの逃亡してしまうものの、第14話(第59話)でゴールドギアーが最後の1本の奪取に成功した。こうして全てのディセプティコンハンターを揃えると、今度は同じ筋からの協力で脱獄に成功したスチールジョーらと接触、彼等を脅し付け、原子力発電所からの核燃料棒の奪取を命じた。 そして第21話(第66話)にてとうとうシャドウゾーンから脱出する。前回の反省から、今回はシャドウゾーン内で通信機自体を完成させており、それと前述の核燃料棒を動力源として組み合わせ、シーズン2で失敗に終わったメガトロンとの接触を再び試みる。また、3本のディセプティコンハンターを組み合わせた武器の効果でパワーアップも遂げていた。クラウンシティにて通信機を市内で最高の高さを誇る銀行の屋上に設置、追って来たオートボットのうち、オプティマスプライムはレーザービークに任し、自身はチーム・バンブルビーのメンバーの相手に専念する。ディセプティコンハンター3本を組み合わせた剣でバンブルビーを氷漬けにしたものの、その隙を突いてサイドスワイプが通信機に接近、彼を氷漬けにしようとするも、逆にディセプティコンハンターをバンブルビーの方に飛ばされてしまう(このためパワーアップも解除された)。そのバンブルビーもグリムロックから受け取った工事現場の道具で氷を砕いて拘束から自由の身となり、サウンドウェーブに先んじてディセプティコンハンターを奪還した。挑発を受け、いつもの方法で攻撃を仕掛けるが、ディセプティコンハンターで触手の先端を切り落とされてしまい、その時の電気ショックでダウン、そこを更に盗んだかつての得物で氷漬けにされて身柄を拘束された。レーザービークは逃走したハイ・テストと手を組みパワーアップしたオプティマスプライムにミサイルで撃墜、残った気力を振り絞り、触手で安全圏まで移動させて、起動させようとした通信機も同様の手段で破壊された。逮捕後はオプティマスプライムによりサイバトロン星へ連行され、そこで戦犯として裁判を受ける身となった。 細身だった姿から戦前のようなマッシブな体格になり、額の形とカラーリングは『初代』アニメシリーズや前日談『War for Cybertron(トランスフォーマー: ウォー フォー サイバトロン)』シリーズを彷彿とさせている。但し前述の通り、本編ではディセプティコンハンターによるシュプリームモードへのパワーアップを遂げた為、カラーリングがそれに応じたものに変わっており、本来のカラーリングを見せたのはごくわずかな時間に限られていた。頭の方はこれまでと同様の顔だが、バイザーが赤一色に染まっていて、声を出す際はバイザーにオシロスコープ風の映像が映し出されるようになっている。これ以外にも敵の場所の特定をすると、その地点にマークが表示される場面もあった。ビークルモードは無人偵察機から屋根に銃火器を搭載した屈強な装甲車に変わり、レーザービークもより地球の鳥に近いフォルムとなった。戦闘スタイルも触手風のロボットアームは変わっていないものの、肩のミサイルランチャーが新たに武装として加わっている。 レーザービーク / Lazorbeak 前作より登場しているサウンドウェーブの胸部に格納された小型偵察機。本作ではマイクロンの一種として扱われている。
※この「大戦時代のディセプティコン」の解説は、「トランスフォーマー アドベンチャー」の解説の一部です。
「大戦時代のディセプティコン」を含む「トランスフォーマー アドベンチャー」の記事については、「トランスフォーマー アドベンチャー」の概要を参照ください。
- 大戦時代のディセプティコンのページへのリンク