内相とは? わかりやすく解説

ない‐しょう〔‐シヤウ〕【内相】

読み方:ないしょう

内務大臣の略称。


内務大臣

(内相 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/03 06:42 UTC 版)

内務大臣

関連項目



内相

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 03:49 UTC 版)

望月圭介」の記事における「内相」の解説

望月逓信大臣時代田中内閣では、日本共産党いわゆる第二次共産党一斉取り締まり行い三・一五事件)、それでも共産党コミンテルンの手先として国家転覆図っていると判明したため、更に1928年昭和3年昭和天皇御大典前に急ぐ必要があったため、緊急勅令をもって治安維持法改正進めた当時法相だった原嘉道証言によると、治安維持法死刑導入するという重大な法律改正緊急勅令で行うことは憲政破壊であるという囂々たる反対論政党にあったが、望月が「これをやるとお互いにやられるかも知れぬぞ」と言うと、原は「この為やられるならよいじゃないか日本国体破壊する者を適当に取り締まるという事は我々の任務である。この国体破壊者取締厳にするという事骨を折った為にやられるというならお互い本望じゃないか」と答えると、望月は「いや君がそこまで覚悟していれば結構だ、それで安心した」と述べたという。ただ法案改正担当省庁一つ内務省鈴木喜三郎内相が専横的な事務官更迭第1回普通選挙における選挙干渉非難され辞任しており、田中内閣専任内相を急いで置く必要があった。後任の内相は犬養毅第一候補挙がった犬養自身やる気がなく、その他色候補自薦他薦挙がったが、田中義一首相は“人情の人”望月選んだ田中望月要請すると、望月は内相には犬養をと答え辞退したが、田中重ねて頼み込んだため折れて内相になると決めたウィキソース治安維持法中改正ノ件緊急勅令法文あります1928年昭和3年5月23日付で田中内閣での内務大臣就任した当時の新聞報道によると政党政治叩き上げ人物で内相になったのは望月が初であるという。なお望月の内相就任には党内外ともにも異論が挙がらなかったが、望月の後任となった久原房之助逓相発端として政争にまでなっている(水野文相優諚問題)。 一番にやらなければならなかった治安維持法改正について、当初内務省官僚ほぼすべてが反対意見表明していた。御大典は4ヶ月後に迫っていた。そこで望月反対する内務省官僚全員大臣室に集めると、意気軒昂全員睨みつつ、閣議決まったことだからやれ文句があるなら儂と対峙しろ、と啖呵を切った。これで官僚たち意気消沈し反対できなくなった野党側の違憲論に対して政府は「憲法第八条に基づく当然の挙措にして断じて違憲にあらず。又憲法精神背反することなし」と応酬して、野党反対押し切り改正案成立すると、望月御大典における警備最高責任者として各警察保安特高指導激励して回った御大典万一のことがあったら自決し詫びるため白無垢を作らせている。御大典滞りなく無事終わり、これにより国民信頼を更に得た。 これ以降天皇地方行幸には必ず白無垢白鞘短刀持ち歩いていた。望月そのこと一切口にせず秘密にしていたが、ある旅館女中に見つかってそこから世間漏れてしまい、感動話として広まった田中内閣もう一つ重要法案地方制度改正のための整備であった。特に1931年昭和6年)をめどに国税地租地方税委譲国税営業収益税府県営業税統合し廃止するいわゆる両税委譲案が目玉であった第56回帝国議会にて地租條例廃止法律案ほか合計17案を提出、内相の望月三土忠造蔵相とともに議会説明している。この法案衆議院では与党議席数で押し切り通ったが、貴族院では地租部分国民思想悪影響であるとして結局は握りつぶされた。この流れ地方制度改正の話の中で婦人参政権問題党内では挙がったが、望月時期尚早として大反対している。 内相の時も、持ち前人使いのうまさで官僚にまかせつつ要所抑える方針続いた前任者鈴木専横的に人事介入したのに対し望月地方長官更迭一切行わなかった。内相という立場から利権絡んだ誘いもあったが、金や地位執着しない望月にとっては関係ない話で、一切聞く耳を持たなかった。望月の次に内相になる安達謙蔵証言によると、安達内務省に入ると望月の指導が行届き和気あいあいとして正しく仕事をしていたという。“人情大臣”と呼ばれるようになったのはこの内時代のことになる。 田中内閣は、水野文相優諚問題幣原外交破棄張作霖爆殺事件での対応、など数々問題批判され内閣維持できなくなったことから、1929年昭和4年7月2日総辞職している。望月は、これを最後に裏方専念し大臣ならない決めた

※この「内相」の解説は、「望月圭介」の解説の一部です。
「内相」を含む「望月圭介」の記事については、「望月圭介」の概要を参照ください。

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内相

出典:『Wiktionary』 (2021/05/04 04:46 UTC 版)

名詞

ないしょう

  1. 戦前日本において副首相であった内務大臣のこと。
  2. 各国において未分化の国内行政一般又は専門化た行機関調整司る官庁のこと。

「内相」の例文・使い方・用例・文例

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