亜門一族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 04:14 UTC 版)
「龍が如くシリーズの登場人物」の記事における「亜門一族」の解説
『1』から登場した最強を自負する暗殺者集団。一族の者はいずれも透過率の低い黒のサングラスをかけているのが特徴で、「女は男と拳を交えてはならない」という鉄の掟がある。また、いずれも最終ボス以上の強敵で、最高まで成長させた主人公でも打ち倒すのは至難の業である。 亜門 丈(あもん じょう) 声 - 細川一毅(『3』 - 『5』)、田邉安彦(『0』)、宮本克哉 (『ONLINE』) シリーズを通して条件を満たすことで登場する隠しボス的存在のキャラクター。格闘術だけでなく銃火器や武具をも使いこなす戦闘のエキスパートで、古牧宗太郎すら倒す程の実力者であり、また人並み外れた体力も持ち合わせている。戦闘では二丁拳銃(荒瀬に似たスタイル)→素手(手榴弾等の投擲あり)→ナイフといった具合に段階的に戦闘方法を変えてくるのが特徴で、以降のシリーズでもこの形が取られている。敗れると「天よ、もはや一辺の悔いも無い」と言い立ち去っていく。 『2』では戦闘ではグレネードの投擲→グレネードガン→二丁拳銃(荒瀬に似たスタイル)→二振りのレーザーソードの順に武器を切り替えて戦う。桐生に倒されたことで彼を倒すために世界各地を回り、ありとあらゆる戦闘のスキルを会得し、究極の肉体作りに励む。その後、第一テストと称して桐生に三兄弟を送り込み、古牧を倒して秘伝書を奪った後、埠頭にて桐生と再戦する。 『3』では戦闘では二振りのレーザーソードを武器に戦い、一定の体力が減るとリチャードソンに似た二丁拳銃スタイルに切り替え、桐生の装備武器を使用不能にしてしまうほどの銃撃に加えて、鉤爪を装備したラウの動きや爆弾を放出するといった攻撃も見せる。「敗北した上に生かされることは死よりも屈辱だ」という激しい復讐心を持つことになり、桐生を倒すためにIF7を南田に開発させ、IF7のフィードバックシステムによって最高まで成長した桐生を圧倒する程の力を身に付けた。 『4』では戦闘では最初はヴァレリーに似た格闘術と手榴弾を用いて戦い、体力が尽きて復活すると弟子達のスタイルを使い分ける他、新たな兵器としてどこからかレーザービームを発動させてくる。主人公が4人に増えたことに合わせて弟子の一也や次朗、三吾と共に登場し、他の主人公達を弟子に任せて自身は桐生に勝負を挑む。 『5』では戦闘では桐生に似た格闘術を用い、主人公達の絶技である「怒龍の気位」と「エアストライク」の複合技による猛攻を仕掛けてくる他、体力が一定まで減ると怒龍の気位の発動と共に大量の傘型のミサイルを発射してくる。『4』と同じく一也や次朗、三吾と共に主人公達と対峙し、自身は桐生と対決する。 『0』では戦闘では桐生と同様の格闘術の他、投擲武器にポケットティッシュや回復剤の偽物を混ぜてインベントリの空きにねじ込む攻撃を繰り出す。また、一定の体力が減るとドスを取り出し、真島さながらの動きで翻弄してくる。一族の好敵手となるかを見極めるために真島と対峙する。 『極』では戦闘では『0』でのスタイルと基本的に同じだが、一度体力が尽きて復活するタイミングでスタイルを切り替える、グレネードの投擲やブレイクダンスのような起き上がり攻撃の追加、体力が少なくなる程に攻撃速度と移動スピードが速くなるなどの変更点がある。会話ではリメイク作である事を意識したメタフィクション的な選択肢が追加されており、どちらを選んでもプレイヤーに向けての感謝を述べる。また、敗北後は「天よ、もはや一辺の悔いも… 有る!」と言って再戦を誓う形になっている。 『6』では戦闘では巌見恒雄や秋山といった強敵に似た格闘術とアルティメットヒートモードを駆使しつつ、多数のドローンを展開して桐生の行動を妨害しながら自爆機能付きの自動掃除機を用いて追い詰めてくる。また、窮地に陥ると桐生の強力な攻撃を防ぐ球状のバリアを張る。敗北後は「いつでも桐生の命を狙っていい」という条件付きで桐生会の仲間に加わる。 『極2』では戦闘場所がミレニアムタワー内部に変更されており、戦闘では最初は郷田龍司に似た剣術で戦い、体力が一定まで減ると二振りの刀を用いる他、『6』と同じく桐生の強力な攻撃を防ぐ球状のバリアを張る。敗北後は桐生の強さの源を探るために真島建設に入社し、闘技場にも参戦する。 亜門 一也(あもん かずや) 『2』から登場した丈の弟子の一人。戦闘では二振りの大斧を使用する。最初の刺客としてチャンピオン街で桐生と対峙する。 『4』では戦闘ではヴァレリーに似た格闘術と素早い身のこなしを生かした高い回避力を武器に戦う。また、体力が一定まで減ると攻撃に対してよろけなくなり回避力も極端に上がる。主人公達に合わせて登場し、前哨戦と称して秋山と戦う。 『5』では戦闘では秋山と同様に素早い動きや足技を駆使し、翻弄してくる。主人公達に合わせて再び登場し、秋山と先鋒として戦う。 『極2』では髪が金髪になり、戦闘場所も七福パークに変更されている。戦闘では『2』と同じく二振りの斧を使用し、体力が一定まで減ると桐生の強力な攻撃を防ぐ球状のバリアを張る。敗北後は桐生討伐は他の弟子に譲り、桐生が亜門一族以外の者に討たれてはならないといった理由で真島建設に入社し、闘技場にも参戦する。 亜門 次朗(あもん じろう) 『2』から登場した丈の弟子の一人。戦闘では武器に特殊な銃を使う。二番目の刺客としてセレナ裏で桐生と対峙する。 『4』では戦闘では防御不可能の特殊なハンマーを扱い、常時少しずつ体力が回復する状態に加えて、体力が一定まで減ると移動速度や回避率が上がる。一方で掴みに弱いという弱点も持っている。主人公達に合わせて登場し、冴島と対峙する。 『5』では戦闘では金井に似た格闘スタイルで戦い、体力が一定まで減ると分身を生み出してくる。主人公達に合わせて再び登場し、冴島と対決する。 『極2』では戦闘では武器がマシンガンに変更になり、倉橋や飯渕に似た戦闘スタイルと閃光弾を用いる他、体力が一定まで減ると桐生の強力な攻撃を防ぐ球状のバリアを張る。敗北後は自身を打ち負かした桐生に対し、桐生が討たれるまでの間は力を貸すといった理由で真島建設に入社し、闘技場にも参戦する。 亜門 三吾(あもん さんご) 『2』から登場した丈の弟子の一人。戦闘ではバズーカ砲を武器に戦う。最後の刺客として劇場前広場で桐生と対峙する。 『4』では戦闘では最初はサブマシンガン一挺を武器に戦い、体力が一定まで減るとサブマシンガンを二挺に切り替える他、谷村と同じく捌き技を見せる。主人公達に合わせて登場し、谷村と相見える。 『5』では戦闘では品田と同様に様々な武器を使いこなし、体力が一定まで減ると押田天童に似た戦闘スタイルに切り替わり、大量の傘をミサイルのように発射する攻撃を行う。主人公達に合わせて再び登場し、谷村が不在のために代わりに連れてこられた品田と戦う。 『極2』では戦闘では武器が小型のバズーカ砲に変更になり、砲撃のみならず武器による打撃技も駆使し、体力が一定まで減ると桐生の強力な攻撃を防ぐ球状のバリアを張る。敗北後は桐生の強さに興味を持ったといった理由で真島建設に入社し、闘技場にも参戦する。 亜門 乃亜(あもん のあ) 声 - 南雲希美(『ONLINE』) 『5』に登場した特定の条件を満たすことで遥の前に姿を現す亜門一族の長女。他の亜門一族と同じくサングラスを着用しているが、愛用品はフレームがハート型の個性的なもので、着用しない場合もある。ダンスバトルでは体力を大幅に削り取るヒートを使い、ライブバトルでは通常より複雑な譜面での対決を強いられる。丈に育てられて自らも暗殺の訓練を受けたものの、前述の掟により桐生と拳を交えられないことを歯がゆく思っており、後に遥がアイドルとして「戦い」の日々を送っていることを知って同じ土俵での勝負を挑む。エピソード終了後は亜門丈の桐生に対する執着とは違って遥をライバル視してはいるものの、殺害対象としては見ておらずに互いに競い合うライバルとして遥のことを認める発言をした。 『ONLINE』でも登場し、春日に出会い、遥との経緯を語り、掟を破って助っ人となる。 亜門 創(あもん そう) 『0』に登場した亜門丈の父で、当時の亜門一族の長。戦闘では旧式の鋳造砲に似た大砲を使用し、正面の砲撃と上に向けての連続の砲撃に加え、桐生が気絶すると絶大な威力を誇るレーザービームを発射する。また、体力が減るとパワータイプの渋澤に似たスタイルで戦い、更にはヘリコプターを呼んで空から椅子や机(拾うとそれ等を振り回す)、無敵となるドリンクを落とすという攻撃も行う。桐生が一族の繁栄を阻む存在になることを夢で見たことで桐生と対峙する。 亜門 新(あもん しん) 『7』に登場した亜門一族の一員。「ジャッジアイズ 」に先駆けて登場している。ストーリークリア後に登場する「ファイナルミレニアムタワー」の最上階に待ち構える最後の相手として登場し、他のメンバーと異なり、何度でも対決が可能となっている。初回対決以降もタワー最上階を根城としているようで、再度訪れるとテレビや食料品が持ち込まれており、ゴミが散乱している。またその際は普段の物々しい語り口調を完全に忘れ去った反応を見せる。戦闘では敵キャラクターの中でも最大のレベルを誇り、即死攻撃や様々な強敵達の戦法を使い分ける。桐生が目に掛けた春日が「新たな龍」となるにふさわしいかを見極めるために激突する。敗北後は春日の力を認め、現れた桐生と共に春日の今度を見守る事にした。
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