五ノ村の住人
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ヨウコについては「#ヨウコ」を、セレスについては「#セレスティーネ=ロッジーネ」を参照 ユーリ 魔王国の王姫で、ガルガルドとアネの娘。首辺りまでの長さの白髪の少女で、外見年齢はフラウと同程度か少し下。7年目に学友たち(後の文官娘衆)にそそのかされて兵を集め大樹の村に攻め込もうとしたが、フラウによって阻止されたのち村に招かれ、その戦力を目の当たりにして戦慄する羽目となった。13年目以降は五ノ村の「魔王国管理員」(代官を置かない地域の視察員のような役職)を務めている。 ゲーテグルーテラーテセポネスト 先代四天王の1人。名前が長いため、周囲からは名前を覚えてもらえず「(元・先代)四天王の一人」と呼ばれている。現役時代は内政担当だったが、当時の魔王が政務関係に疎かったため、本人曰く「酷いの一言では表現できない」ほどの激務だったという。 ガルガルドと当代の四天王が極秘案件で利を得ていることを危惧し、11年目の冬にパルアネンと共にガルガルドのもとに事情聴取に向かうも「説明するより見た方が早い」と返され大樹の村に招かれた。そこで多数の亜人・魔獣・魔物を従えるヒラクの姿を目の当たりにし、彼が魔神であると思い込み崇拝するようになった。五ノ村の成立後はパルアネンと共に五ノ村でのヒラクの相談役を務めている。 パルアネン 先代四天王の1人。現役時代は書類相手に奮闘し、文官20人分もの仕事をこなしたことから、「闘将パルアネン」の異名で呼ばれていた。領主を務めている息子を持つ。魔法が使えない点からヒラクが魔神ではないことを見抜いたが、彼の戦績を聞いた後は「何かの神」が彼の正体であると結論付け、彼のために尽くそうと考えるようになった。 ピリカ=ウィンアップ【Pirika-Winup】 当代の剣聖。12年目時点で25歳の人間の女性。12年目にシャシャートの街の武闘会に参加し、優勝者を打ち負かしたガルフに弟子入りを志願した。フルハルト王国によって弟子とその家族を人質にされていたが、見かねたヒラクたちによって企てられた「極秘作戦」により全員が解放され、その後は彼らと共に五ノ村に移住した。 フアノ 五ノ村の近辺に住む200人のドワーフの一団の長。魔王国で有数の鍛冶集団の技術を取り入れた鍛冶師。13年目に部下約30人が五ノ村でトラブルを起こし投獄されたことを知り、五ノ村に謝罪へ訪れた。その際に自身の鍛冶の腕を理解してもらうために、自身が打った斧をヨウコに渡すもガットからは宣戦布告と見なされ、「五ノ村祭」の名目で彼と鍛冶勝負を行う羽目となった。鍛冶勝負後には面倒な顧客として認知していたルー・ティア・皆殺し天使たちが五ノ村の関係者であることを知り、1度は五ノ村に関わらないことを心に誓うも、五ノ村の酒や料理の誘惑に負け、勝負の翌日以降は部下共々五ノ村に移住し鍛冶仕事を行うようになった。 ゴーンの森の樹王、ガレツの森の弓王 五ノ村の近辺に位置するエルフの里「ゴーンの森の里」と「ガレツの森の里」の代表を務めるエルフたち。樹王は真面目そうな雰囲気の中年男性で、木を操る魔法を得意としており、弓王は気の強そうな雰囲気の女性で、弓の扱いに長ける。自分たちの里の間で起きた争いをガルフたちに鎮圧され五ノ村に降って以降、五ノ村の外交官を務めている。 ロガーボ 五ノ村の北側で酒場兼娼館を営む魔族の男性。ヒラクからの第一印象は「普通の商店のオヤジ」。元は五ノ村の西側に存在する街で似た店を持っていたが、人間との戦争で焼かれてしまった。娼館やカジノが多い五ノ村の北側を取り仕切る「北側会」の一員。 ファイブ君 ヒラクが提案した、五ノ村のマスコットキャラクター。 キネスタ=キーネ=キン=ラグエルフ エルフ帝国の皇帝の娘。エルフ帝国の滅亡時に人質として五ノ村に連れて来られて以降、そこで過酷な訓練を受ける日々を送っていた。16年目以降は訓練から逃れるために五ノ村の店の1つ「クロトユキ」の店長代理を務めている。 チェルシー / シュナイダー=イフカ 教会で働く聖騎士で、教会が確認している「本物」の勇者の1人。武闘会への参加を強く要望したため、15年目の武闘会の開催前にヴァルグライフとフーシュによって大樹の村に連れて来られた。当初は自身が女性であることにコンプレックスを抱き、男性名である「シュナイダー」を名乗っていたが、武闘会の予選で敗退したことで吹っ切れた。武闘会の開催後は、ダガとガルフの推薦で五ノ村の教会に所属し、ピリカのもとで剣を改めて学ぶこととなった。 ニーズ【Nid】 ヨウコの知人で、蛇の神の使いを務める「蛇神族【Snake God】」の女性。外見は厚着した銀髪の美女だが、ヨウコによれば「擬態」したものである。蛇の神の「大事な木(世界樹)が(大樹の村で)育ったから、急いでそこに参じなさい」という神託に従い、ヨウコの協力を得て15年目の冬に大樹の村を訪れ奉納舞を披露した。その後は蛇の神から新たに受けた神託に従い五ノ村で働いており、16年目以降は五ノ村の店の1つ「酒肉ニーズ」の店長代理を務めている。 ゴランド 五ノ村で商人をしている魔族の男性。当初はヨウコを担ぎ上げる派閥に属しており、ヒラクのことは「若造」「付け入る隙がある」と舐めきっていたが、15年目の冬に彼が竜族と対等に話をしているところを目撃した後は、「村長(ヒラク)には、気楽に関わってはいけない」と悟り、所属派閥も「村長派」に鞍替えした。 オクス 五ノ村警備隊の第十六分隊に所属する魔族の男性。趣味は訓練で、勤務時間外にも自身の鍛錬を怠らない。恋人を募集している。 ライタス=オールエー 「白銀騎士」の称号を持つ人間の男性。年齢は16年目時点で43歳。10歳の時に才覚を認められ、20歳の時にコーリン教の騎士となり、40歳の時に白銀騎士となった。16年目にピリカに会うために青銅騎士と赤鉄騎士と共に五ノ村を訪れるが、彼らがピリカの実力を確かめるために彼女を怒らせたことで3人共々彼女に倒され、以降は五ノ村警備隊の一員として活動している。 キスン=ホリイズ 赤鉄騎士の従者を務める人間の男性。年齢は16年目時点で30歳で、独身。裕福な平民の家の出身。普段の業務は「(赤鉄騎士に対する)苦情の受け付けと処理」で、カイザン王国の国王からも苦情係と認識されている。
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