争議事件
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2021年8月13日、張哲瀚は2019年にデヴィ・スカルノ(インドネシアの初代大統領スカルノの第三夫人)と日本の乃木神社で友達の結婚式に参加したとネットユーザーに暴露された。乃木神社は日清戦争に参加した大日本帝国陸軍大将の乃木希典を祀る神社であるため、中国のネットユーザーの不満を引き起こした。その後、彼の友人がこの騒動についてSNSで謝罪した。「自分は日本で生活する中国人だ。結婚式場である乃木神社の歴史を調べていなくて、結婚式に参加した来賓の背景を良く調べていなかった事で、友人に迷惑をかけてしまった事は申し訳ない」と投稿した。その後、2018年3月に靖国神社界隈で桜を背景に撮った写真が中国ネットで暴露され、ネットで激しくバッシングされた。 張哲瀚はこれについて自身のweiboで「自分は旅行が好きで、過去の写真に写った外国の建物や景観ついて歴史知識が欠如している事を恥ずかしく思う。今後は良く歴史を勉強し言動を正す。自分は中国人だ。中国を侮辱する発言は一度もしなかった」と謝罪したが、ネットユーザーから許されなかった。さらに東京銀座で撮った写真もネットで報じられた。13日当日、中国の複数の政府系メディアから「靖国神社の歴史を忘れるのは根本的な問題だ、無知では済ませられない」と批判された。8月15日、張哲瀚は中国のソーシャルメディアであるweiboアカウントを削除され、事実上中国芸能界から追放された。 2021年11月 中国演出行業協会が発表した「劣性芸能人リスト」に載せらせる。 2021年12月 審査者、審査基準、すべてが不透明な上、一民間協会にそんな権限があっていいものかを巡ってweibo上で大論争を引き起こしている。参考:李学政weibo #人民的公义 #著名制片人李学政质疑中演协惩罚劣迹艺人程序正义# この協会は多くの大手民間会社やメディアと結びつきがあり、その社会的制裁力は法にも勝る。協会資金や責任者について多くの疑惑があり、内部腐敗が強く疑われている。協会側はすべての疑惑に対し沈黙を保ち続けている。 2021年12月24日 北京警察にて、「張哲瀚被诽谤案」ー「張哲瀚誹謗中傷事件」の被害届が受理され、刑事案件としての捜査が始まる。同時に民事訴訟も進行中である。地方警察では被害届が受理されなかったとのこと。(李学政Weiboより) 2022年1月、事件後初めて張哲瀚へのインタビュー録音が公開される。「友人と一緒に花見をしただけで、神社参拝も参観もしていない。 また、友人の結婚式で日本の芸能人としてデビー夫人を紹介され、友好の象徴として芸能人同士で記念写真を撮ろうと誘われて撮った 」とネット上の中傷やデマを否定した。(李学政Weiboより) 2021年1月16日、wechatで「張三堅」アカウントが開設され、ライターとして読書や映画鑑賞の感想を書き始めました。このアカウントでギターを習い始めたことも判明しました。しかし、2022年4月12日に「張三堅」のアカウントが理由なくWechat側に閉鎖されました。 一方、2022年1月13日に張哲瀚のインスタアカウント(@zhangzhehan_super3)が復活しました。4月2日に、張は2枚の写真と共に、「Find your voice,Find yourself,真实的力量永远大于完美的力量!」という張三堅アカウントで書かれていた言葉をタイトルとし、Instagramを更新しました。「張三堅」アカウントとは同じチームが運営していることが明らかになりました。 2022年3月30日、「EHz·Z」というファッションブランドが立ち上がる。 2022年4月30日、張哲瀚インスタに直筆の手紙がアップされた。ドラマ「山河令」を共演するもうひとりの俳優との連絡がまったくないのに、自分のイメージが勝手に相手の宣伝に使用されることを告白しました。張の家族や周りの人に誹謗中傷をやめて欲しいと述べています。なお、5月4日に映像をインスタにアップロードしました。手紙の内容(翻訳)は以下となる: みなさんこんには、私は張哲瀚です 申し訳ないのですが、今は手紙のかたちにしかみんなとお会いすることができません。 この間に私に手伝いする方々に誠に感謝しております。この方々の信頼とサポートがいないと、いまの私がいません。私は正義が必ず来ることを強く信じております。 ドラマ山河令にて私の相手にするもう1人の主演さんがいますが、私とこの相手の人が好きになる人がいることを存じております。この「好き」というものは心に込めた誠意と信じていますが、この「好き」を誤魔化したくないので、以下の真相をお知らせたいです: 一、私がドラマの撮影が完了後に、ドラマの宣伝など仕事の時間以外には、もう1人の主演さんとの連絡は全くございません。2021年6月以降から今でも連絡がないです。 二、去年8月以降(2021年8月)、相手を広告宣伝として起用するいくつかのブランドがありますが、その宣伝資料において私を曖昧な表現でイメージする要素を度々出ています。 私は理解できないですし、当時は関与する気力もない。この奇妙な現象の裏に、深い事実があるかどうかは、時間から出ると思います。みんなの善意と判断力を信じております。 三、私の手紙を読んでいただける人に、基本の常識と理性に尊敬して、あやしい人に煽られ私の家族と私のそばにいてくれる家族のような人々に傷つけないようにして欲しいいです。 私はこれからも感謝の気持ちを心にかけて、倦まず弛まずの中国人になり、自分ができることを社会に報います。 以上 (張の直筆サイン) 2022年4月21日
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