世界的な評価とは? わかりやすく解説

世界的な評価

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 22:15 UTC 版)

井上尚弥」の記事における「世界的な評価」の解説

当時日本人男子最速記録である6戦目での世界王座獲得世界最速8戦目での飛び級での2階級制覇達成といった記録さることながら日本人世界王者は『日本国内でしか戦わない』がゆえに海外での知名度評価低かったが、YouTubeなどの動画サイト登場井上試合動画アップロードされて世界中人々視聴できるようになったことで、世界ボクシング関係者からも高く評価されるようになった。 特に2014年12月30日行われたオマール・ナルバエス戦は、例年アメリカボクシング界は年末不活発ため年末の日本での世界戦待たずして早々年間MVP選出してしまう専門家多かったが、2014年に関しては「今年年間賞制定年末まで待つべき」と指摘する関係者米国内にも存在するなど開催前から注目されており、フライ級世界王座16連続防衛WBO世界スーパーフライ級王座11連続防衛中のナルバエス一方的に打ちのめしKO勝ちで2階制覇達成し、その試合動画サイトアップロードされたことで、井上プロ転向後はまだ一度海外試合したことがないにも関わらず世界ボクシング関係者ファンからの知名度評価急上昇したマニー・パッキャオフロイド・メイウェザー・ジュニアゲンナジー・ゴロフキンといった世界の超スーパースター達を抑えて井上尚弥が、ボクシング・シーン・ドットコム、セコンド・アウト・ドットコム、ファイトニュース・ドットコムといった世界的な大手ボクシング専門ニュースサイトからも2014年年間MVP日本人史上初め選出された。 所属する大橋ジム大橋秀行会長は「井上尚弥にはラスベガス進出5階級制覇具志堅用高さんの日本記録超える世界王座14連続防衛メジャー4団体統一ボクサー初の国民栄誉賞取らせる」と公言している。 世界4階級制覇王者リング誌を含む世界中ボクシング専門サイトパウンド・フォー・パウンド最強王者選出されていたローマン・ゴンサレスとの夢の頂上対決期待されていた。井上本人プロデビュー当初から「ロマゴン対戦したい」という発言繰り返し続けており、「アジア人マニー・パッキャオアメリカ世界スーパースターになれたのは同階級ファン・マヌエル・マルケスマルコ・アントニオ・バレラエリック・モラレスら既に北米スターだったライバルとの対戦あったから。僕にとってのロマゴンそういう存在だと思う」と語っていた。井上減量苦もあってフライ級に落とすことは出来ないため、「やるならスーパーフライ級で。ロマゴン対戦できるのであれば2017年内まではスーパーフライ級留まるそれ以上待てないので2018年からはバンタム級以上に階級上げる」と度々コメントしており、2016年9月ゴンサレススーパーフライ級上げて4階級制覇達成したことで一時対戦現実味帯びていた。しかしその後ゴンサレスキャリア黒星喫して王座陥落し、井上自身バンタム級転級したためゴンサレスとの対戦については事実上立ち消えとなった中量級重量級主体軽量級不人気なアメリカにおいては1990年代軽量級絶対王者リカルド・ロペスでさえも、その強さゆえにライバル不在なこともあり、前座甘んじることが多かったが、ゴンサレス本格的にアメリカ進出始めるのと時を同じくして井上ナルバエス勝って名前を知られるようになったことで、日本だけでなくアメリカを含む世界ファン関係者からも対戦期待されていた。 バンタム級への転向実現した場合には山中慎介帝拳、元WBC世界バンタム級王者)との対決期待されいたものの、山中2017年8月15日ルイス・ネリメキシコ)に敗れて王座陥落してしまった。但し、井上自身は「山中さんの今後(の去就次第」としながらも、「ネリ挑戦することも考え中にある」として対戦意欲があることを明らかにしていた。しかし一方で2019年11月23日日本時間24日)に米ラスベガス行われる予定であったエマヌエル・ロドリゲスとのWBC世界バンタム級王座挑戦者決定戦前日計量で、ネリ2018年3月1日山中との再戦以来となる2度目体重超過により試合キャンセルとなったことに対して自身Twitterで「ネリどうしようもねぇな、、また計量失格。こんな奴にゴタゴタ言われたくない。ボクシング界から追放でいい」とつづっている 。 バンタム級転向後、ジェイミー・マクドネルファン・カルロス・パヤノエマヌエル・ロドリゲスといった世界王者経験者3人を合計わずか441秒で倒しており、初回1分52秒で敗れたマクドネルは「最初一撃衝撃受けた彼のパワー本物。」、初回1分10秒でキャリア初のKO負け喫したパヤノは「全てにおいて圧倒的に異次元倒せ人間はいない。」、井上出場したWBSS主催者のカッレ・ザウアーラントは「イノウエパウンド・フォー・パウンドPFP)のキング。」「最も世界震撼させたボクサー。」、リング誌編集長ダグ・フィッシャーは「PFP最強パンチャー。」と評したボクシング界で最も権威あるアメリカ雑誌ザ・リング」において、2019年2月号、9月号で日本人選手初め表紙起用された。 WBSS優勝後、井上複数年契約した米興行大手トップランクCEOボブ・アラムは「ボクシング史上最高の偉人」と絶賛。 「ファイトマネーは戦うモチベーション1つ占めている。」と語っている。軽量級としては破格ファイトマネーを稼ぐボクサーであり、WBSS準決勝では、基本給勝利給を合わせて80ドル(約8768万円)、WBSS決勝では主催者のカッレ・ザウアーラントによると100万ドル(約1億800万円)以上の優勝賞金獲得している。また、ラスベガスデビュー戦のジェイソン・モロニー戦、続く2戦目のマイケル・ダスマリナス戦、日本国内行われたアラン・ディパエン戦ともファイトマネー100万ドル超えドネアとの2戦目では約2億1000万となったトップランク社契約したことにより、海外メディアでは「ハイテク精密機械)」の異名持ちパウンド・フォー・パウンド最強評される世界最速3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコとのPFPトップ同士世紀一戦期待されている。これは井上WBSS優勝後、階級スーパーバンタム級転向する可能性があること、ロマチェンコがスーパーフェザー級適正公言していることから注目集まっている。過去に「ゆくゆくは行けてフェザー級」と語った井上だが、自身ゲスト解説務めたエロール・スペンス・ジュニア vs ミゲル・アンヘル・ガルシア戦で、ガルシアスペンス大差判定負けした際、「階級の壁がある。適正階級がいかに大事かよく分かるガルシアが普通の選手になっていた。あれじゃ階級上げて意味がない」と述べWBSS優勝後の記者会見でも「しばらくはバンタム留まる。いずれ適正思えば階級上げる。(ロマチェンコ戦についての質問に)自分パフォーマンス発揮出来階級であればやりたいが、適正階級なければ望んでいない。」と階級上げについてはあくまで適正判断した変更する意向示した2021年8月, 米スポーツ専門メディア『Bleacher Report』は「2000年以降最強ボクサー10傑」と銘打ったボクシング格付け企画実施そのなかで井上尚弥選出した。 元ヘビー級団体統一王者マイク・タイソンは、自身ポッドキャスト番組井上について「彼はとんでもない奴だ。お前はヤバい奴を見ることになるぞ。彼はマニー・パッキャオ以上だ。それか同じくらい良い」「彼は凶悪だ。モンスターなんだ。簡単にやっつける」と語っている。

※この「世界的な評価」の解説は、「井上尚弥」の解説の一部です。
「世界的な評価」を含む「井上尚弥」の記事については、「井上尚弥」の概要を参照ください。

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