世界的な難民危機
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「2015年欧州難民危機」の記事における「世界的な難民危機」の解説
国際連合難民高等弁務官事務所によれば、2014年末までに全世界で住む場所を追われた人々(国内避難民を含む)は5950万人に達し、第二次大戦以降では最多、2011年以降では40%増加している。5950万人のうち、1440万人が難民(パレスチナ難民を除く)で、2013年比で270万人(23%)増加している。加えて180万人は受け入れ先を探している難民申請者である。シリア難民が2014年での最大の難民グループ(390万人、前年比155万人増)で、ここ30年間で常にトップに位置していたアフガニスタン難民のグループ(260万人)を追い越した。大半のシリア難民はトルコ、レバノン、ヨルダンなどの近隣諸国に受け入れられているが、2011年以降ヨーロッパ諸国への難民申請が着実に増加しており、2015年の時点で348,540件に達している。全世界の難民の60パーセントはアフリカ諸国出身者、すなわちソマリア、スーダン、南スーダン、コンゴ民主共和国、中央アフリカ共和国、エリトリアなどが占める。
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