世界的な英雄にとは? わかりやすく解説

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世界的な英雄に

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:20 UTC 版)

エルヴィン・ロンメル」の記事における「世界的な英雄に」の解説

ヒトラーは、ロンメル戦い感動し6月22日付けで彼を元帥昇進させた。それにより、ロンメルは、史上最年少ドイツ陸軍元帥となったロンメルは、戦争が始まる前は少将に過ぎなかったが、戦争始まって3年足らず中将大将上級大将元帥4階級も昇進するという前例のない出世をしていた。元帥昇進電報受けた時のロンメル反応については、複数証言がある。副官証言によると、ロンメルは、子供のようにはしゃぎ普段は酒などをほとんど飲まなかったにかかわらずウィスキーパイナップル祝宴をあげたという。一方別の証言によると、ロンメル冷めた様子で「一個師団増援送ってくれる方がありがたかったのだが」と述べたという。 ロンメルは、今やドイツ留まらず、世界的な英雄になっていた。連合国は、畏敬の念込めてロンメルを「砂漠の狐」と呼んでいた。アメリカ世論調査によると、当時アメリカでロンメルは、ヒトラー次いで有名なドイツ人だったという。また、エジプト人の間には、イギリス長きに渡る冷酷非情な植民地支配から、ロンメル解放してくれるという期待感広がっていた。ロンメル散々戦力壊滅させられ英国からも高い評価寄せていた。チャーチルは、「ロンメルロンメルロンメル!奴を倒すこと以上に重要なことなど存在しない!」と語り、また庶民院における演説では、ロンメルを「天才的な能力持った男」と評した英軍将兵の間にも、ロンメルへの尊敬の念広まっていた。英軍中東方面軍司令官オーキンレック大将は「ドイツ勇猛優れた将軍数多く生み出してきた国だ。だが、ロンメル別格だ。彼は、ずば抜けている」と評した一方、オーキンレックは、部下指揮官たちに対して我が部隊兵士たちロンメル過剰に話題にすることで、我ら友人であるロンメル我らにとって魔術師化け物のようになってしまっている。リビアにいる敵軍を呼ぶ時にロンメル』という言葉使わないようにすることは精神的に極めて重要である。追伸、私はロンメル嫉妬しているわけではない」という命令書を伝達している。 トブルク陥落直後ロンメル絶頂期であり、この後ドイツ軍戦況悪化と共にロンメルアフリカ軍団後退余儀なくされ、瞬く間下り坂となっていき、ついに北アフリカから撤退することとなった

※この「世界的な英雄に」の解説は、「エルヴィン・ロンメル」の解説の一部です。
「世界的な英雄に」を含む「エルヴィン・ロンメル」の記事については、「エルヴィン・ロンメル」の概要を参照ください。

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