上島派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 04:58 UTC 版)
上島・柴本・西崎とも遠州鉄道西鹿島線沿線の駅にちなんだ氏名が多い。 上島助信(かみしま すけのぶ) 憲政党の農水族「上島派(かみしまは)」のドン、衆議院議員「永田町の妖怪狸」と呼ばれている。憲政党が与党に復権した選挙で台頭、派閥議員の柴本を国土交通大臣にして新幹線輸出対策チームを立ち上げようとして主導権争いで黒田派と対立。仙露の「新幹線より地下鉄などの都市交通のほうが市場規模が10倍近くある、アメリカなどですでに実績を上げている」との資料を無償で渡されて困惑。新幹線輸出では黒田派と和解。 北海道で開催された憲政党党大会では、仙露の企画したトロッコ列車での昼食会の途中、黒田議員と共に保線作業員の「開発だけでなく自然と調和しながら作業する」現場の声を聞き感銘を受ける。 仙露が選挙区の静岡にいた時、トドロキ自動車や鉄道協会による黒田派への圧力を知り、国土交通副大臣を「えさ」に仙露を獲得しようとしたことがある。 地元選挙区に広大な運動公園の建設を計画。『(東海道新幹線着工でも使われた)過少予算で建設を始め、建設開始後「予算が足らない」と追加予算で完成させる』、そして関係団体を多数作り予算超過の問題の責任をうやむやにするという昔ながらの方法で着工をめざし、予算が足りないなら「スポーツ選手の強化費を削れ」と柴本国土交通大臣に言い出す始末。しかし仙露の入れ知恵で、広成真希が地元業者たちへ無言の圧力をかけ、一部業者が公正取引委員会に談合をリーク、建設計画は頓挫させられた(実際の東海道新幹線の予算超過問題では、当時の国鉄総裁十河信二と技師長島秀雄が責任を取って完成前に辞職している)。 消費税増税での食料品(農産物)軽減税率導入問題では利益誘導でイニシアチブを取ろうとするが、仙露の入れ知恵で黒田が消費税を据え置き贅沢品に加重課税する『物品税』の復活を提案して軽減税率問題を棚上げし、税のかけ方そのものが再考され利益誘導ができなくなった。 柴本積志(しばもと せきし) 憲政党上島派の国土交通大臣。政務官に就任した仙露の東北新幹線視察のための青森行きを「厄介払い」と送り出す。そして監視役に官僚の中村を送り込む。しかし、仙露の持論の「私鉄の持つ鉄道用送電線を利用して太陽光発電などの再生可能エネルギーで造られた電気の送電事業への参入(送電事業は経済産業省の権益)」、福岡での国際会議では仙露が華僑の大物・織自成をダシにして会議参加者を連れ出し会議場が空っぽになる、上島の意向を受け「青函トンネルの貨物列車の運行維持のために北海道新幹線の延伸見直し」を提案するが、仙露のアイデアの貨物新幹線により上島が延伸促進にシフトしてしまうなど、仙露の行動に振り回されることに。 同じ省庁でありながら別の派閥にいるということで仙露に何か動きがあると、手柄目的で(石崎と同じように)中村とともに仙露を監視、尾行する。中村はそんな彼に嫌気がさしているが、柴本は仙露の会見中に乱入して「政務官が大臣の知らぬところで勝手なことをされては困る。ここからは主導権を握る」といい、会見会場を乗っ取り弁舌するが、付け焼刃の知識だけで会見の参加者を呆れさせ、逆に場をしらけさせてしまい、それに気づいて主導権を仙露に返上して退散している。 西崎(にしざき) 憲政党上島派の県議。記者の質問を耳に手を当てて聞き返すのが特徴。カラ出張疑惑のある男で、仙露が青森へ長期出張した時に地元新聞社に仙露、中村とともに彼の「カラ出張疑惑」で取材を受けた。仙露の助言を無視して、実行しなかった北海道新幹線予定地視察をうそぶいたが、当然訪問していないので特急料金の特例を知らず、仙露に特例の話をされて恥をかく。 これ以来仙露に逆恨みをして、不利な情報(プライベートによる長野温泉旅行についてのネタ)を上島(つまり自分のボス)の秘書に仕入れさせ追及しようとするが、仙露に青春18きっぷを使って連日旅をした話をされて、証人である中村、新聞記者に逆に感心されてしまい、彼は撃沈するも「仙露のように鉄道に詳しくなれば、もっとうまく政務活動費をごまかせる」と考える。
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