モダンエイジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 06:12 UTC 版)
1985年の『クライシス・オン・インフィニット・アース』シリーズに続いて、ジョージ・ペレス、レン・ウェイン、グレッグ・ポッターが、ワンダーウーマンの誕生の物語を書き直した。その中でワンダーウーマンは、外の世界に平和をもたらす任務を任されたセミスキラからパトリアークス・ワールド(家父長制世界)への密使であり大使として描かれた。ペレスはギリシャ神話から様々な神やコンセプトをワンダーウーマンの物語や生まれに組み込んだ。彼はダイアナが粘土から生まれたという広く認められていた誕生を発展させ、この解釈が現代のワンダーウーマンの物語の基礎となった。この再創造は批評的かつ商業的に成功した。 2010年8月(600号)で、J・マイケル・ストラジンスキーがシリーズの執筆責任を追うようになり、ワンダーウーマンを神によって作られた別の時間軸に登場させた。この時間軸では、パラダイス島は破壊され、アマゾン族は世界中に散り散りになっており、ダイアナ自身は孤児としてニューヨークで育った。世界中がワンダーウーマンの存在を忘れている中で、自身でもはっきりと覚えていない現実を取り戻そうするダイアナの試みがストーリーの中心となる。ザ・モリガンと呼ばれる三人組の女神たちがワンダーウーマンの主な敵を演じた。このシリーズでワンダーウーマンはジム・リーによってデザインされた新たなコスチュームを身に付けた。ストラジンスキーはワンダーウーマン605号までライターを務めた。後任ライターのフィル・ヘスターがストラジンスキーのプロットを引き継ぎ、ワンダーウーマン614号で完結させた。 2011年にDCコミックスは新たな世代の読者を引きつけるため、すべての出版シリーズを再スタートさせた。『ワンダーウーマン』のタイトルも第4巻に移行した。ブライアン・アザレロとクリフ・チアンがそれぞれ原作と作画の仕事に割り当てられ、キャラクターの歴史を大幅に改革した。このとき新しく設定された世界では、ワンダーウーマンはマーストンのオリジナルのコスチュームと似ているコスチュームを身に付け、剣と盾を使うようになり、全く新しい誕生物語を割り振られた。もはや神の魔法で命を吹き込まれた粘土の人形ではなく、その代わりに半神で、ヒッポリタとゼウスの間に生まれた娘とされた。アザレロとチアンのキャラクターの改革は批評で称賛されたが、キャラクターを長く支持してきたファンたちの間で大きな対立を生んだ。 『ハーレイの小さな黒い本』で描かれたサイドストーリーで、ワンダーウーマンはロンドンでハーレイ・クインに出会い、短期間チームを組んだ。その間に、ハーレイは何年もにわたってワンダーウーマンの大ファンであり、少々夢中になっていたことが明かされる。悪党との戦いの後、ワンダーウーマンとハーレイの2人は地元のバーに入る。そこでハーレイは英国のスーパーチームに加わろうと提案し、さらに魔法の投げ縄を盗んだが、これは他のお客と「真実か挑戦か」ゲームができるよう自分の体に巻き付けるのが目的なだけであった。このストーリーの結末では、ワンダーウーマンが眠っているハーレイをバーの外に運び出す姿が描かれた。同作と関連して、ハーレイが縛られ、ワンダーウーマンにキスをしようとしているところを描いたイラストレーションも公開されている。 2016年に、DCコミックスは世界設定の更新イベント「DCリバース (DC Rebirth)」において全ての出版物をもう一度再スタートした。『ワンダーウーマン』はグレッグ・ルッカが原作を担当し、隔月で刊行されることになった。新シリーズは一つのストーリーを毎号続けて掲載するのではなく、そのかわりに2つの違うストーリーラインが一冊をシェアする形を取る。片方のストーリーが1号おきに出て、もう一方のストーリーが間を埋める。この形態で掲載された最初のストーリーは、奇数号では「ザ・ライズ」、偶数号では「イヤー・ワン」である。これらのストーリーラインは、それ以前の『ニュー52』シリーズの出来事に対して後付けの設定変更を行うものだった。「ザ・ライズ (The Lies)」のストーリー展開では、近年のワンダーウーマンシリーズの多くの出来事が、実際には謎のヴィランによって作り出された幻覚だったとされた。ダイアナがアマゾン族の女王や戦争の神とされたのも幻覚の一部であり、彼女はセミスキラを去って以来一度たりとも戻ったことはなく、戻ろうとしても不可能なのだった。「イヤー・ワン」はダイアナを古典的なDCのルーツに連れ戻すことを意図した新しいオリジン・ストーリーで、どのように彼女がオリンピアの神々から力を授かったかが明らかにされた。DCリバースではワンダーウーマンの外見も変更され、赤いケープと軽装鎧を着用するようになった。現在は頻繁に、投げ縄と腕輪と共に剣と盾を活用している。「ザ・ライズ」の作画を担当したリアム・シャープは、使い込まれて体に馴染んだ鎧を描くことで、ワンダーウーマンの闘いのキャリアを表現しようとしたという。
※この「モダンエイジ」の解説は、「ワンダーウーマン」の解説の一部です。
「モダンエイジ」を含む「ワンダーウーマン」の記事については、「ワンダーウーマン」の概要を参照ください。
モダン・エイジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/13 17:03 UTC 版)
モダン・エイジ(Modern Age)では、モリーは衣装に改良を加え、自身を若く美しく保つために魔法を使用した。 彼女の言語能力はますます高まり、かつてのサイクロン(Cyclone)ことオーヴァードライヴ(Overdrive)とデートしていた。
※この「モダン・エイジ」の解説は、「サンダーガール」の解説の一部です。
「モダン・エイジ」を含む「サンダーガール」の記事については、「サンダーガール」の概要を参照ください。
モダン・エイジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 14:43 UTC 版)
シルバー・エイジのティーン・タイタンズを見事に再生させたことで、DCの編集者はDCユニバース全体に同じことを求めた。その結果、ウルフマン/ペレスの12号限定シリーズ「クライシス・オン・インフィニット・アース」は、キャラクターの複雑なバックストーリーや連続性の不一致を整理して捨てる機会を与えた。合わせて出版された『The History of the DC Universe』という2冊の本には、主要なDCキャラクターの歴史が修正されている。「クライシス」では、その後数十年間のDCユニバースを形成する多くの重要な死が取り上げられており、DC出版物のタイムラインを「クライシス」の前と後に分けている。 一方、スーパーヒーロー以外の作品やホラー作品でも並行して更新が始まっていた。1984年初頭から、イギリス人作家アラン・ムーアの作品によってホラーシリーズ「ザ・サーガ・オブ・スワンプシング」が復活し、やがてニール・ゲイマンやグラント・モリソンをはじめとする多くのイギリス人作家がフリーランスとしてDCに参加するようになった。その結果、洗練されたホラー・ファンタジー作品が続々と登場し、1993年にはDCがコミックス倫理規定委員会に加盟していない成熟した読者向けのインプリントであるヴァーティゴを設立した。 DC の2つの限定シリーズ、フランク・ミラーの「バットマン: ダークナイト・リターンズ」と、ムーアとアーティストのデイヴ・ギボンズによる「ウォッチメン」は、その暗い心理的な複雑さとアンチヒーローの促進によって、主流の報道機関で注目を集めた。これらの作品は、コミックが文芸批評の世界でより広く受け入れられ、商業的に成功したトレード・ペーパーバックとしてこれらのシリーズのコレクション版が出版されるなど、書籍業界への進出への道を開くきっかけとなった。 1980年代半ばには、1960年代から続いていたシリーズを含む、多くの長期にわたるDCの戦争コミックが終了した。これらのタイトルはすべて100号以上で、「サージ・ロック」、「G.I.コンバット」、「アンノウン・ソルジャー」、「ウィルド・ワー・テイルズ」などが含まれていた。
※この「モダン・エイジ」の解説は、「DCコミックス」の解説の一部です。
「モダン・エイジ」を含む「DCコミックス」の記事については、「DCコミックス」の概要を参照ください。
- モダンエイジのページへのリンク