ペズン・ドワッジ(サンダーボルト版)
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「ペズン計画」の記事における「ペズン・ドワッジ(サンダーボルト版)」の解説
漫画『機動戦士ガンダム サンダーボルト』に登場する機体は、ほかの同作品に登場する機体と同じく、関節へのシーリング処理や大型バックパック(サブアーム装備)の換装がおこなわれている。なお、バックパックはリック・ドムと共通である。 アナハイム・エレクトロニクスを壊滅させるために宇宙へ上がった南洋同盟により、ガルバルディαとともに運用される。
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ペズン・ドワッジ
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ドムまたはリック・ドムの発展型である重装甲・重火器搭載の突撃型MS。局地戦用MS開発計画から生まれた機体で、原型機と同様にホバー走行が可能。「ドワッジ」の名を有する機体には同じドム系列である陸戦用の機体が存在するが、この混同はドムをベースとした次期MSの名称候補であった「ドワッジ」の名を付けられた機体が、別々の拠点にて同時進行で開発されたためと推測されており、本機は開発拠点の名を冠して区別される。 背部に複数の大型スラスター、腰部および脚部にも新設計の中型スラスターが増設されるなど、最大速力強化による機動性が向上しており、多少の癖はあるものの宇宙だけでなく地上でもホバー走行による高い機動性を誇る。 一年戦争の終結後には連邦軍に接収されるが、局地戦用ゆえに再生産はされていない。 武装 原型機同様のヒート・サーベル(腰部背面に水平に装備)やジャイアント・バズ(改造型)のほか、両手で保持して胴体部で支える8連装420ミリロケット砲や、ジェネレーターの出力不足から2機1組となって運用されるビーム・キャノン(外観は不明)がある。また、左胸にビーム・ガンをマウントしているとする資料も見られる。 ゲーム『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』に登場する機体は、リック・ドムの試作ビーム・バズーカを携行している。 カラーリング 紫と黒を基調に一部白の塗装は『MS大全集』が初出であり、「MS-X」では紫の部分が赤であった(塗り分けも一部異なる)。また、『コミックボンボン』での「MS-X」初公開時には、白とダーク・グリーンを基調としたイラストも掲載された。 のちに『ZEONOGRAPHY』で立体化された際には、ほぼリック・ドムおよびシャア専用リック・ドムと同様の塗装で2種類が発売された。そのうち、前者の塗装は『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』や『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』といったゲームでも見られる。 作中での活躍 ゲームブック『機動戦士ガンダム 最期の赤い彗星』では、一年戦争の終結直後、グラナダにて宇宙要塞アクシズへの渡航準備を進めるシャア・アズナブルを単機で襲撃する機体が登場。この機体は無人機でサイコミュ受信装置が内蔵されており、ニュータイプによる遠隔操縦が可能となっている。 漫画『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』では、宇宙世紀0090年に木星圏のジオン残党によってリックギガンやドガッシャとともに数機が運用されている。頭部の形状が通常機とやや異なる。 漫画『機動戦士ガンダム カタナ』では、地球連邦軍の軍閥「シン・フェデラル」所属の機体が登場。ストライカー・カスタムで見られた敵機を砂状化する超振動「超妖刀」を再現するため、ゾゴック用のロッドアームに換装されており、リック・ドム用のビーム・バズーカを携行する。宇宙世紀0084年にシン・フェデラル所属の強化人間「ロストナンバーズ」が搭乗し、計4名からなる超振動を織り交ぜた連携攻撃「ジェットストリームアタック」を仕掛けるが、イットウ・ツルギ中佐の搭乗するフルアーマー・ストライカー・カスタムに全滅させられる。 漫画『機動戦士ガンダム アグレッサー』では、一年戦争の末期に突撃機動軍親衛隊のダイアン・ノイス少佐に急遽託された機体が登場。カラーリングはリック・ドムに準じたもので、頭部正面から頭頂部にかかる赤いブレード・アンテナが追加されている。陸戦用としての性能データを収集したうえで宇宙用に戻され、ザンジバル級機動巡洋艦「アナスタシア」に搭載されるが、同艦は連邦軍艦隊の追撃指令を急遽受け、12月初めにキャリフォルニアベースから宇宙へ上がる。衛星軌道上にて連邦軍第23独立艦隊に編入されたチェイス・スカルガード伍長のレッドライダーと交戦し、右腕を切断される。ダイアンが味方殺しの容疑をかけられて脱走する際にも、ザク・マシンガンを携行した本機に搭乗するが、右腕はリック・ドムのものを接続しただけの状態であり、エラーを起こしながらも追撃してきたリック・ドム2機を撃破する。続く親衛隊のサイラス少佐のリック・ドム(RS型)との一騎討ちでは、再度右腕を切断されたものの敵機の左脚を切断し、逃走に成功する。そのまま第23独立艦隊に突撃すると、迎撃に出たジム4機の頭部のみを破壊することにより、亡命の意思を伝える。本機はジオンに対する「最後の義理」として、機密保持のためにわざとジムに破壊させ、ダイアンはコックピットから脱出する。 名称の変遷 『機動戦士ガンダム』の製作時に監督の富野由悠季が残した「トミノメモ」によれば、「ドワッジ」という呼称は企画段階におけるリック・ドムのものであった。 「MS-X」での名称は「ドワッジ」であったが、のちにアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』において、同じドム系列でありながら異なるデザインの「ドワッジ」が登場したことから、本機は区別のために「ペズン・ドワッジ」と呼ばれるようになった。 なお、「MS-X」の企画書ではペズン計画MSのうち本機のみ登場しない。
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