ファレナ女王家とは? わかりやすく解説

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ファレナ女王家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/20 08:36 UTC 版)

幻想水滸伝V」の記事における「ファレナ女王家」の解説

アルシュタート・ファレナス 声 - 大原さやか 主人公の母親で、ファレナ女王国当代女王太陽暦414年生まれ34歳)、ファレナ女王国ソルファレナ出身。ハスワールやフェリドなど親し間柄では「アル」と呼ばれている。先代女王である母ファルズラームとは違い内外にも知れ渡る名君だが、『太陽の紋章』を宿して以来時に感情制御ができなくなってしまっている。太陽暦448年ゴドウィン家クーデターにおいて、フェリドを狙っていた敵兵紋章の力で倒したのをきっかけ暴走し自分止めようとしたフェリドを紋章の力で殺してしまう。そのショックでファレナ全土紋章の力で滅ぼそうとするが、事前依頼に従って紋章暴走阻止しようとしたゲオルグ刺される。そして、結果として自分自身や国が滅び危機救ってくれたゲオルグ感謝しながら息を引き取り、それと同時に太陽の紋章』は彼女か離れていった。 フェリド 声 - 藤原啓治 主人公の父で、ファレナ女王国女王騎士長。太陽暦412年生まれ36歳)、群島諸国出身群島諸国オベル王国海軍総督スカルド・イーガンの長男で、かつて外遊中のアルシュタートと出会い心を通わせた。そして、アルシュタートの闘神祭に彼女からの強い推薦出場し周囲予想覆して優勝している。アルシュタートが即位する女王騎士長に就任し以降勇猛果敢武人として知られているが、ファレナ生まれでないよそ者という出自からロヴェレ卿を含む一部貴族除いて、有力貴族からの後ろ盾が無いのが唯一の弱みであった女王直属暗殺集団幽世の門解体命令下したのもフェリドである。また、当時劣悪な環境置かれていた闘技奴隷対す虐待禁止するよう命を発し、彼らへの待遇を向上させている。情に厚い性格であり、幽世の門解体時に幼少であったリオン引き取り諜報部長のシナツ(後のオボロ)に本当両親捜索させている。兄弟は弟と妹が7人おり、ベルナデットはその末っ子であるが、ベルナデット生まれ前に家を飛び出している。太陽暦448年ゴドウィン家クーデターにおいて、アルシュタートを守り戦うも、アルシュタートの宿す太陽の紋章』の暴走止めよう説得に近づいた際に劇昂した彼女が発した紋章の力によって死亡した。 リムスレーア・ファレナス 声 - 石毛佐和 ファレナ女王国王女で、王位継承者太陽暦438年生まれ10歳)、ファレナ女王国ソルファレナ出身一族親し間柄では「リム」と呼ばれている。王位継承者として育てられてきたため気高く、口は生意気だが、実際寂しがり屋で相当なお兄ちゃん子である。その一方髪の色主人公やアルシュタートとは異なり茶色で、父フェリドと同じである。ゴドウィン家クーデター後護衛ミアキスガレオンとともに太陽宮に軟禁され傀儡として新女王として即位させられるが、招待され外国使節からは外交儀礼上の建前ではともかく、本心では正式な即位とは見なされていない。その後、「マルスカールやギゼルには任せておけない」という理由をつけて親征行い戦場主人公接触して自ら救い出されるように画策するが、目前内乱早期終結望まないサイアリーズの裏切りによって捕らえられ、ソルファレナへと強引に戻された。終盤、ソルファレナと太陽宮が主人公達の手落ちる中、ようやく主人公再会果たし抱擁交わして父母亡き後流さない決めていた涙を流した内乱平定後にはゴドウィン家陰謀による闘神祭即位式全て取り消した上で正式に女王即位内乱原因となった貴族による元老院を軸にした政治制度廃止し市民これまでの制度枠外だった亜人種の代表による議会制移行した。 サイアリーズ 声 - 折笠愛 アルシュタートの妹で、主人公やリムスレーアの叔母太陽暦423年生まれ25歳)、ファレナ女王国ソルファレナ出身。自由で開放的な行動言動多く、自ら着る衣装も自らデザインしている。また、円形飛び道具日輪圏」や風の魔法名手で、劇中では風の魔法駆使して活躍する場面見られた。その一方で寝起き悪く、リムスレーア以外では無事に起こすことはできないまた、トカゲ類大嫌いで、竜馬竜馬騎兵に対して友好的ではない。なお、自分では「叔母さん」あるいは「オバさん」と呼ぶことがあるが、他人から「オバさん」と呼ばれることには好意的ではない。 現女王の妹という王族ではあるが、母ファルズラームとその姉シャスレワールの後継者争いにおける血みどろ抗争知っているため、アルシュタートの即位機に従姉のハスワールとともに王位継承権放棄する同時に生涯結婚せず子供儲けないことを宣言している。なお、その際婚約者であったギゼル・ゴドウィンとの婚約破棄している。 太陽暦448年ゴドウィン家クーデターにおいては当初主人公ゲオルグとともに太陽宮を脱出以降王子軍王子補佐する立場にあったが、内乱半ばゴドウィン家寝返っている。これは国内混乱貶めた元老への復讐粛清、あるいは王子軍対すゴドウィン派過激な行動抑制するのが目的であったことがうかがえるが、最終的には「黄昏紋章」の呪いにより命を削られ内乱末期命を落とした。彼女自身死の直前居合わせたルクレティアに対して、「あの子主人公)元老粛清出来ると思うのかい?」と本心語り自分がサルムを殺害したのを含めた行動理由を口にするが、結果としてそれが内乱早期終結する好機奪い逆に長期化させて人的犠牲物的被害拡大する事にもなってしまった。しかし一方では、彼女の元老粛清によって抵抗勢力減り結果として戦後新体制へスムーズな移行可能になった面も否定できないまた、仮に早期内乱収束していたとしても、バロウズ家策謀長けた有力貴族幽世の門残党未だ健在であったため、主人公ら政治実権握ったとしても、先代先先代時代ような妨害工作を受け政権不安定に陥ったり、要職重要人物暗殺対象とされる可能性十分にありえ、その要素結果的にではあるものの排除されることとなった。ただ、元老粛清自体敵対者敵国は滅ぼすというゴドウィン家主張本質的には同じで、彼女自身それを自覚しており、その事指摘したルクレティア自分比較して「私はあんたほど利口じゃない」と自嘲していた。 死後は彼女の心情を知る太陽宮の侍女などによってある程度の名誉回復成されるも、主人公から離れてクーデター当事者であるゴドウィン家寝返ったという行いから本来王族葬られる墓所には埋葬されず、本拠地地下墓地へと埋葬された。 なお、茶色の髪の持ち主であるがこれは染めたもので、本来の色は姉アルシュタートと同じ銀色ノベライズではその理由を「王族嫌いだから」と語っている。 ノベライズでは元老への憎悪復讐心だけでなく、ギゼル暗殺実行しようとした際にそれを阻んだドルフから「貴族が国や王族食い物にしてきた様に王族貴族都合よく利用していた」と言われた事で次第伯母シャスレワールやその夫マルダース、そしてロザリンド殺した暴君ファルズラームを含む王族への憎悪再燃し、その血に連なる自分自身さえも憎悪するうになる。そして、未だロザリンドの死の悲しみ克服できなかったギゼルから「あなたに母の面影見ていた」と明かされたことで、ギゼルへの恨み殺意消えないものの、即座に殺そうという考えだけは捨てた。その一方で内乱を長引かせた事で貴族元老が彼女の目論見通り戦いの中で戦死したり、彼女がルクレティアに対して抱く悪感情原作よりも詳細に描写されている(ルクレティア向けて「あんたのせいで姉上死んだ」、「あんただけは死んでもいい思っていたのに」と発言するなど)。

※この「ファレナ女王家」の解説は、「幻想水滸伝V」の解説の一部です。
「ファレナ女王家」を含む「幻想水滸伝V」の記事については、「幻想水滸伝V」の概要を参照ください。

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