王子軍
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主人公 声 - 浪川大輔あるいは皆川純子(ゲーム中の設定で変更できる) ファレナ女王国の王子。生年は不詳、ファレナ女王国ソルファレナ出身。母のアルシュタート女王と同じ銀色の髪の持ち主で、女王の勅命で各地を見て回っているため見識は広いのだが、男子ゆえに王位継承権を持たない。武器は連結式三節棍。繋ぎ方によって棒、ヌンチャク、三節棍に変化するファレナ王家の秘宝である。武術の才は抜群で、度重なる試練を経て、女王騎士を打ち負かすほどに成長する。 内乱平定後の行方はゲームの進め方によって異なり、即位した妹・リムスレーアを支えるため女王騎士長に就任するものや、人知れず旅に出るものなど。ノベライズではゲオルグやリオンと共に旅立つという結末を迎えている。 公式とされる名前は無いが、特製メモリーカードでは「ファルーシュ」、ノベライズでは「フレイアドゥール」(通称「フレイ」)、コミックでは「アーディル」と名付けられている。 リオン 声 - 仙台エリ ファレナ女王国の女王騎士見習い、実質的には王子専属の護衛である。太陽暦432年生まれ(16歳)、出身地は不明。幼い頃は「幽世の門」によって親元からさらわれ、訓練生として暗殺術を教え込まれていたが、実際に暗殺を命じられるよりも前に幽世の門が解体され、フェリドによって保護されている。当時の名は「ミスマル」で、リオンという名はフェリドから与えられたもの。フェリドに引き取られてからは暖かな環境で育てられ、王子とは幼馴染のような関係。真面目な性格。女王騎士見習として訓練を積んだ結果、折りたたみ式の刃を持つ長巻の使い手となっているが、幽世の門で訓練を受けた名残として彼らの手口に精通していたり、神出鬼没なドルフの気配に素早く気付くといった部分もある。 常に王子の隣に立って戦うその姿は、王子に並ぶ王子軍皆の士気の柱であり、リムスレーアの親征における戦いの中でドルフに死んでもおかしくない深い傷を負わされた際には皆に深い衝撃を与えた。しかし、王子の『黎明の紋章』の力によって回復を果たし、ソルファレナ攻略の直前で戦線復帰した。 内乱平定後の行方はゲームの進め方によって異なり、女王騎士に就任するものや、主人公やゲオルグ・プライムと旅に出るもの、あるいはストーリー上死亡するものなど、主人公同様に多くの分岐が存在する。 ゲオルグ・プライム 声 - 小谷津央典 幻想水滸伝シリーズのキャラクター一覧を参照。 ルクレティア・メルセス 声 - 阪井あかね 王子付きの軍師。太陽暦417年生まれ(31歳)、北の大陸の出身。マルスカール・ゴドウィンが北の大陸を旅した際に連れ帰った軍師で、太陽暦440年のアーメス新王国の侵攻における女王騎士や水軍の活躍の立役者。 自身の良心や正義に対してのみ忠実であり、主人であるゴドウィン家の「太陽の紋章」簒奪の計略を女王アルシュタートに密告してマルスカールの怒りを買い、アゲイト監獄で幽閉されている(実際には処刑というところを女王に減免されて幽閉となっている)。独特の考え方に心酔する看守も多く、収監されていたものの特に不自由はしていなかった模様。軍師に関する教育はハルモニア神聖国で受けており、キャザリーとはその頃からの知り合いである。キャザリーと知り合いであるが、ルクレティア自身と「吠え猛る声の組合」との関連性は否定されている。 軍師としての能力は決して低くは無いが、アルシュタートに「太陽の紋章」を宿させるという策によってロードレイクを焦土化させた末、最期には彼女の死を余儀なくさせるという結果を残し、「結局悲劇を2年遅らせただけだった」と自ら失策を認めた。また、ドラート攻略戦直後にサイアリーズの様子がおかしいと気付きながら、彼女の動きを止められずにリムスレーア救出の失敗、リオンの重傷という事態を招くなど、致命的になり得るミスを犯している。そのためか、自らを慕うレレイに「軍師とは人前でミスを認めて、弱気を見せてはならない」と言いながら、彼女と自室で2人きりの時には弱音を吐く場面もあった。 「自分が主人公の役に立てるのは戦いの中だけ」という考えを抱いており、その役割を果たせると考えていたサイアリーズの死に際しては心から悲しんだ。内乱平定後はファレナの宰相に就いて欲しいという声もあったが、正式に要請を受けるより早くどこかへと旅立っていった。 なお、5歳の頃にグラスランドにおいて炎の英雄(『III』)の引き起こした「真なる火の紋章」の暴走を目撃している。それに加えて肌や髪の色、装身具などからカラヤクランとの関連性をうかがわせている。 ラージャ 声 - 京田尚子 元ファレナ女王国水軍提督で、漁師集団ラフトフリートの現頭領。太陽暦390年生まれ(58歳)、ラフトフリート出身。巧みな操船術で水上での戦いは百戦錬磨であり、現役時代は「鬼姫」の異名がつけられていた。水軍提督を退いて以降も腕前は健在で、住居でもある双胴戦艦ダハーカやラフトフリートの軍船を率いての水上戦は一流。その人柄からラフトフリートは元よりファレナ王家の人間からも信用は厚く、「提督」という敬称で呼ばれている。現水軍提督であるバフラム・ルーガーを始めとして、かつての部下である現役水兵からも信望を集めている。 ノベライズでは若い頃、ラフトフリートを最も蔑視して嫌がらせをしてくる女王国水軍への反発から、ラフトフリートを認めさせようと水軍に入隊している。案の定彼女の存在を快く思わぬ水軍将兵から嫌がらせを受けながらも、これに対抗心を抱き「鬼姫」と呼ばれるまでに活発的に動いた、本人曰く「若気の至り」があった頃の彼女について描かれている。
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