北の大陸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/15 03:36 UTC 版)
比較的治安の良い大陸で、北方の文化都市群には相互の警備態勢が整えられている。 リゴンドラ商業都市。 シュミロッカ平原ムルダム一族が住む村に囲まれた牧草地。 オレンジの市かつてはオレンジの収穫で繁栄していたが、現在はさびれている。 石造りの町岩だらけの山の中腹にあり、警備兵が町に出入りするものを調べている。町の中には石畳がひかれている。 バドスの町サリュート港までの街道に沿った大きな町。 銀鉱バドスの町の南西120キロにある。僅かに金も産出する。 ロンパス銀鉱から200キロ余り西にある商業都市。 サリュート港北の大陸から南へ向かうためのほとんど唯一の中継地。 顎の原盗賊が巣食う荒地。崖になっており、渡るにはソーターンの谷へ降りるしかない。 オノロ商業都市。キテロ市の南6キロにある。 キテロ市ラゴスの故郷で、この世界での最大の都市。市内をバルマ川が流れる。 ナンツァ市ラゴスが出張講義へ出向く医学校がある。 エチポスこの世界における最北端の都市。木材工業がさかん。 氷の国高い山と雪に閉ざされた土地。行った者はいないとされる。
※この「北の大陸」の解説は、「旅のラゴス」の解説の一部です。
「北の大陸」を含む「旅のラゴス」の記事については、「旅のラゴス」の概要を参照ください。
北の大陸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 15:57 UTC 版)
本作の舞台となる国が多数登場する大陸。ナユグ、ノユーク、ナユーグルなど様々な名前で呼ばれる異界の存在が知られている。温暖湿潤のナヨロ半島、寒冷地のカンバル王国、熱帯のサンガル半島、乾燥した草原地帯のロタ王国と気候に大きな差がある。肥沃な土地は新ヨゴ皇国領のナヨロ半島とサンガル王国領のサンガル半島、ロタ王国の南部程しか無く、その他の土地は痩せている。さらに北や西へ行くと山脈や永久凍土といった不毛の地ばかりである。尚且つ、文明も未発達で人口も少ない。 新ヨゴ皇国 バルサ、トロガイ、チャグム、タンダ、シュガなど、物語中の中心人物ほぼ全員の住む国(バルサ、トロガイの場合は定住していないので最近生活している国)。作中より約250年前に、海を隔てて南に位置する「ヨゴ皇国」から王位継承権争いを嫌い、海を渡って来たトルガル帝によって建国された移民国家。都は光扇京。 最高権力者は帝(みかど)で、彼は3人の后をめとることができる。また、皇族は〈天ノ神〉の子孫と信じられており、その目には神通力が宿ると畏れられ(実際はそのような力は無い)、一般の国民が皇家の者を見ると、目がつぶれると信じられている。この国では、基本的には帝の第一子が帝位を継ぐ。また、帝位継承権は継承者が自分から放棄することはできず、継承権から逃れる方法は死ぬ(病死か事故死、またはそれに見せかけた暗殺)以外ほとんどない。 この国において最も特徴的な制度が、国教の〈天道〉と星読博士の制度であり、星読博士の最高位、聖導師が帝の助言者として政治を動かしていく。 帝直属の暗殺者である〈狩人〉以外の兵力は、あまり強力ではないらしく、屈強な軍という表現はされていない。建国以来戦を経験しておらず、数百年前にヨゴ皇国で著された「戦法百覧」という兵法書が現在でもそのまま重んじられている。 カンバル王国 新ヨゴ皇国の北、青霧山脈を越えていった向こうにある国。国土の大半は山地で、その地下には網の目のように洞窟が伸び、洞窟の奥には《山の王》が支配する「闇の王国」がある。十の氏族があり、それぞれを氏族長が治め、それを束ねるのがカンバル王で、王都に住む。武人集団〈カンバル王の槍〉が王を補佐する。貧しい国で、自給できる食糧は痩せた土地でも栽培できるガシャ(芋)と、カンバル・ヤギの乳くらいしかないため、唯一の財源〈ルイシャ(青光石)〉を輸出することによって近隣国から穀物を買い入れている。この宝石は《山の王》からの贈りもので、およそ二十年ごとに《山の底への扉》が開き、王と〈王の槍〉とその従者が山の底の闇へ下って持ち帰るものだが、《ルイシャ贈りの儀式》の内容は固く秘密にされており、余人が知ることはない。兵数は決して多くはないが、短槍を操る騎兵の屈強さは近隣諸国に知れ渡っている。 ロタ王国 新ヨゴ皇国の西隣に位置する国。国内から輸出できる財産が実質的に鉄鉱石などしかなく、北部の氏族は遊牧中心で、冬の厳しい寒さと狼の被害で貧しい一方、南部の大領主は肥沃な穀倉地帯とサンガルとの貿易で栄える港湾都市があり豊かであり、格差が激しく、たびたび衝突が起きる。ヨーサム王が統治し、王弟イーハンが兄王を助ける。また、ロタ人のほかに、〈タルの民〉や〈川の民〉と呼ばれる少数民族が住む。ロタ人は遊牧民族で、騎兵を主力とした強力な軍隊を持っている。 サンガル王国 新ヨゴ皇国の南に位置し海に面している国。王都のあるサンガル半島と大小様々な島々からなる海洋国家で、貿易や漁業が盛ん。国王はカルナン。国風は自由だが、王族の祖先は海賊であった為、皆計算高く利に聡い。家庭の主導権は女性(妻)が握るのが特徴的で、王室の姫達は、他国の深窓の姫君とは違い、幼い頃から国内の主要な島々を巡って国の現状を教えられる事に加え、相当の政治的発言力と独自の情報網を持つ。ラッシャローと呼ばれる海を漂いながら一生を船で過ごす少数民族もいる。王都は「珊瑚のような都」や「海に浮かぶ宝石」と評される〈サンガル・ヤシーラ(望光の都)〉。
※この「北の大陸」の解説は、「守り人シリーズ」の解説の一部です。
「北の大陸」を含む「守り人シリーズ」の記事については、「守り人シリーズ」の概要を参照ください。
- 北の大陸のページへのリンク