ビッグ・ファイブとは? わかりやすく解説

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ビッグファイブ

別表記:ビッグ5

ボウリングで、第1投後に4番ピン、6番ピン7番ピン、9番ピン10番ピンの5本のピンが残ること。

ビッグ・ファイブ

ビッグ・ファイブとは? 「ビッグ・ファイブ」とは、人の性格が五つ因子組み合わせで決まることを説明する学説。「ビッグ・ファイブ理論」や「特性5因子理論」とも呼ばれます1990年代に、米国心理学者オレゴン大学名誉教授でもあるルイス・R・ゴールドバーグ氏が提唱しました。現在広く利用されているコスタ&マックレーのモデルによると、人の個性は「Openness開放性)」「Conscientiousness誠実性)」「Extraversion(外向性)」「Agreeableness調和性)」「Neuroticism神経症的傾向)」という五つ因子分類されます。それぞれの因子強弱が人によって異なるため、性格振る舞い違いが出るとされています。

ビッグ5

(ビッグ・ファイブ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/23 04:46 UTC 版)

ビッグ5、ビッグファイブ

脚注


ビッグファイブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 00:43 UTC 版)

性格」の記事における「ビッグファイブ」の解説

性格はしばしば、 ビッグファイブと呼ばれる統計的に求められ5つ因子分けられる。これは5つ因子それぞれ開放性誠実性外向性協調性神経症傾向(または情緒安定性)である。 ビッグファイブは一般的に長期わたって安定しており、その分散の約半分環境の影響ではなく、人の遺伝起因している。 成人時の幸福と外向性の関係が子供にも見られるかどうか調査した研究いくつかある。 これらの知見は、うつ病出来事経験する可能性が高い子供特定しそのような子供影響する可能性が高い治療開発するのに役に立つ研究によると、子供大人関わらず環境要因とは対照的に遺伝幸福度大きな影響与えることが示されている。 性格生涯通じて安定しているわけではないが、子供の頃は特に速く性格変化するため、子供の性構造気質呼ばれている。 気質人格前駆体と見なされている。マクレアとコスタのビッグファイブモデルは成人性格特性評価するが、EAS感情活動社交性モデル子供気質評価するために使用される。 このモデルによって、子供感情活動社交性内気レベル計測される性格理論家は、大人のビッグファイブモデルに似た気質EASモデル考慮している。ただし、これは上記性格気質概念のが混同している可能性がある。 調査結果によると、高レベル社交性低レベル内気さ大人時の外向性同等であり、子供時代高レベルの生活満足度相関している。 別の興味深い発見は、外向的な行動肯定的な感情との間に見られる繋がりである。 外向的な行動には、おしゃべり断定的冒険的発信的、演技的といった要素含まれている。 この研究においては肯定的な影響は、幸せで楽しい感情経験として定義され、人の気質反す方法行動することの効果に関して調査された。 つまり、この研究焦点当てたのは、内向的内気で、社会的に抑制しており、攻撃的でない)な人が外向的振る舞うこと、そして外向的な人が内向的に振る舞うことの利点と欠点である。 内向的な人は外向的振る舞った後に、ポジティブ感情多く経験したが、外向的な人は内向的に振る舞う低レベルポジティブ感情経験し自我消耗苦しんだとされる自我消耗、または認知疲労は、自身が持つ内的性質反す方法公然と行動するために自身エネルギー消耗してしまうことである。 人々自身性格対照的な振る舞い行動するとき、その人達は、すべてではないにしても認知使用するエネルギーのほとんどを、この変わったスタイル行動態度調節に使う。この相反する行動維持するために利用可能エネルギーがすべて使われているため、結果として重要なそして難し決定下したり、将来の計画立てたり、感情制御または調節したり、他の認知的課題効果的に対処したりするために、いかなるエネルギーも使うことができなくなってしまう。 なぜ外向的な人の方が内向的な人よりも幸せになる傾向があるのか、という疑問提起されている。この違い説明しようとしているのは、道具理論気質理論2種類である。道具理論では、外向的な人は結局、よりポジティブ状況下でいられるような選択をし、ポジティブ状況に対して内向的な人よりも強く反応することを示唆している。気質理論では、外向的な人は一般的にポジティブ感情をより強く経験するような気質持っていることを示唆している。ルーカスベアードは、外向性に関する研究の中で、道具理論統計的に有意支持する結果得られなかったが、外向性の人は一般的にポジティブ感情をより高いレベル経験することを発見した外向性幸福感相関関係原因となっている媒介要素いくつか明らかにするための研究が行われている。自尊心自己効力感そのような媒介要素である。 自己効力感とは、個人的な基準沿って実行する能力所望結果生み出す能力、そして人生重要な決定下すために何らかの能力持っているという感覚に関するその人信念のことである。自己効力感は、外向性主観的幸福の人格特性関連していることが判明している。 しかし、自己効力感は、外向性(および神経症)と主観的幸福との関係を媒介しているが、それは部分的である。このことは、主観的幸福と性格特性との関係を媒介する他の要因存在する可能性が高いことを示唆している。自尊心同様の要因である可能性がある。自分自身自分能力自信持っている人ほど、主観的幸福度高く外向性が高いようである。 他の研究では、もう一つ可能性のある媒介要素として、気分維持という現象調べられている。気分維持とは、曖昧な状況、つまり個人によってポジティブ感情ネガティブ感情どちらか生み出す可能性のある状況直面しても、平均的な幸福度維持する能力のことである。この能力は、外向的な人の方が強いことが分かっている。これは、外向的な人の幸福度外部出来事影響を受けにくいことを意味している。この発見は、外向的な人のポジティブ気分内向的な人のそれよりも長く続くことを示唆している。 トルンカ(2012)は次のように述べている。「過去実証研究では、神経症傾向異な感情の意味知覚との関係が無視されてきた」。そして、この理由から彼の研究示唆されているのは、「否定的な感情与えられ10の誘意性……嫌悪感怒り悲しみ恐怖軽蔑憎しみ失望嫉妬羨望罪悪感」である。

※この「ビッグファイブ」の解説は、「性格」の解説の一部です。
「ビッグファイブ」を含む「性格」の記事については、「性格」の概要を参照ください。

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