テムジン747系列
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 01:29 UTC 版)
「バーチャロイドの一覧」の記事における「テムジン747系列」の解説
火星戦線でのテムジン707系列の失敗を教訓に、新たに設計された第三世代テムジン。外装の交換によってあらゆる戦況に対応できるアーマーシステムの採用によって、第一、第二世代には無い多数のバリエーション機が誕生することになった。また、指揮官仕様機はアーマーを脱ぎ捨てることで、耐久性と引き換えに高い機動力を得る機能を持つ。あらゆる点で707系列を上回る性能を持つが、一部の動作の機敏性等では若干遅れをとっている。 テムジン747A(フォース[初期機体(ver7.6〜)]) 型式番号MBV-747-A、747系列の基幹機種で旧来の707系列の運用法を継承したアサルトアーマーを装着しスライプナーを装備したタイプ。新型マインドブースターと機体各所に配された補助システムによってマーズクリスタルの影響下でも問題なく稼働することが出来るようになる。また、比較的簡便に外装を換装することができる。ゲーム中では近接性能、射撃性能、装甲、機動性などが高いレベルでバランス良くまとまっており、愛用する者も多い。テムジン747A/c(フォース) 747Aの指揮官機。特殊コマンドでアーマー排除が可能。 テムジン747AII(マーズ[チャレンジモードの敵機体としてのみ登場]) MARZのカスタム機のMZV-747-Jの運用データを元に開発された747Aのバリエーション機。この機体を元にテムジン[ファイアフライ]が開発された、スライプナーの形状が元となった747Jのものに近く、一部の武装の性能や攻撃モーションやストライプパターン(縞模様)が747A型と異なる。チャレンジモードの敵機体としてのみの登場でゲーム中での自機としての使用はできない。 747Aやホワイトナイトなどはラディカルザッパー(ターボRW)の際スライプナーを右手で半身に構えて発射するのに対し、747AIIと747Jは707Jなどと同様、両手持ちで正面に構えて発射するというモーションの違いがある。 テムジン747F(フォース) 型式番号MBV-747-F、高機動戦闘用にフレックスアーマーを装着した747系列機。かつてのバイパーIIと似たコンセプトの機体でありTRVの戦術ニッチェを継承しつつMBVの並みの強靭性と汎用性の確保を目標とした機体で747系列のスケルトンシステムをそのまま使用しているため耐久性もある程度確保できている。手持ち火器もライフルから高機動戦闘用にマルチ・アンカーMk.2と呼ばれるバルカンタイプの武器に変更されている。また、ビーム・スプレッドと呼ばれるTCWはマイザーΓのショルダースパインと似ているが異なる軌道で曲がる4WAYビームが射出されるため癖がある、そのため747Aや旧来のテムジンとは運用法が大幅に異なっている。テムジン747F/c(フォース) 747Fの指揮官機。特殊コマンドでアーマー排除が可能。 テムジン747H(フォース) 型式番号MBV-747-H、第2世代型の707運用のフレッシュ・リフォー精鋭部隊(ブルー・フリート)が火星戦線侵攻時VOX系の重VR部隊によって大きな被害を受けた。その戦訓から大火力装備の支援機体が求められるようになり、その声に応える形で開発された機体。高い防御力を持った砲撃戦用のホールドアーマーを装着した747系列機で主に激戦区に投入された。完全な砲撃戦用ではなく近接戦闘もある程度こなせる汎用機。手持ち武器はM.P.B.L.を横に2連装にしたようなクラウド・スラップMk.1に変更されておりこの武器は切り離して2分割して使用することもできる。CWも背部マインドブースターに増設されたキャノンやミサイルポッドによる攻撃に、LWがナパームに変更されているため、こちらもやはり旧来のテムジンとは運用法が異なっている。テムジン747H/c(フォース) 747Hの指揮官機。特殊コマンドでアーマー排除が可能。 テムジン747T(フォース) 型式番号MBV-747-T、747系列のテストタイプ(XBV-747-T)に多少の設計変更を加えて実戦投入した機体。そのためスケルトンそのままであり、アーマーが存在しない。運動性能が非常に高く、バーティカルターンが第2世代と同じように直角に曲がるほどである。反面、ライデンE系統のターボレーザーに1HITで90%ダメージ、多段ヒットで即死するほど装甲が薄い。レア機体でアーケード版では支給率が極めて低く、敵機体として遭遇することも無いため、ゲーム中実物を見ることの稀な機体のひとつ。こちらは武装はLWのナパーム以外は747Aのままのため高い機動性と装甲の薄さを除けば旧来機から運用法にほぼ変更は無い。 テムジン747J(マーズ) 型式番号MZV-747-J、747Aをベースに、MARZが707Sと同様の手法によって改造を施したカスタム機。治安維持活動のために採算を度外視したチューニングが施されており、ゲーム中においても1対多数の状況を戦い抜くべく、他の機体より強力な機体として設定されている。専用のスライプナーを装備し、複数のターゲットを追尾する攻撃が用意されるなど、747Aと比べて一部の攻撃に変更が加えられているほか、機動力も強化されており、下記のホワイトナイトを除けば、テムジン系列としてはマーズ中最高ランクのダッシュ速度を誇る。 ゲーム1周目の中盤から使用することができる機体。パッケージやオープニングムービーではアファームド・ザ・ハッターと共に大きく扱われており、メイン機体として描かれているほか、「第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ」「スーパーロボット大戦K」にも参戦している(第3次における声優は谷昌樹)。ワンオフではなく複数機が製造・配備されていることがゲーム中の演出から伺える。テムジン747J/V(マーズ) 747Jのマイナーチェンジ版。頭部の意匠が変更され、前ダッシュビームライフルが三連発に変更されるなど、攻撃性能や防御能力が更に向上している。 テムジン747HII(マーズ) 型式番号MZV-747-HII、747HをMARZが改造した機体。全面的に性能は向上しているほか、一部の攻撃に調整が加えられており、操作感覚は747Hと異なる。テムジン747HIIA(マーズ) 747HIIのマイナーチェンジ版。頭部の意匠が変更され、各性能に調整が加えられ、防御能力や機動性が更に向上、747J並の機動力とライデン系列以上の装甲を備える。一方でRWのウェポンゲージ効率がやや低下しているなど、弱体化した点もある。747J/Vと同様、ホワイトナイトを除いてテムジン系列としてはマーズ中最高ランクのスペックを誇る。 VR-747 テムジン Type a8 護焔隊筆頭機(ごえんたいひっとうき)「ホワイトナイト」(マーズ) 第八プラント「フレッシュ・リフォー」直属の「白檀艦隊(ホワイトフリート)」のVR部隊「白虹騎士団 (ホワイトナイツ)」に所属する「白虹騎士(ホワイトナイト)」専用のテムジン。「Type a8」は電脳暦VCa8年度型を意味する。コスト度外視で対シャドウ戦用に上質なV.クリスタルが使われると同時に機体にも徹底的な対シャドウ用のチューニングが施されており、搭乗者のV.ポジティブと相まって一般機とは一線を画す性能を誇るが、限定戦争に用いられることはない。基本的には「マーズ」のシナリオ中でクリアリア・バイアステンの乗機として登場し、僚機として短い期間でのみ拝むことの出来る機体だが、マーズではある条件を満たすと支給されるほか、シナリオ中に実際にプレイヤーと戦闘をすることになる。これは負けても構わない、いわゆる負け戦闘ではあるが、プレイヤーのテクニックや機体次第では勝利することも可能。性能としては747Aをベースにしているものの、ウェポンゲージ効率が極端に高い上、驚異的な機動性、バーティカルターン性能、ダッシュ攻撃時の回頭性能、ダッシュ攻撃後などの隙のなさ、幅広いレンジをカバーする武器と攻撃力の高さ、VOXボブなどの重量級機体に匹敵する防御力など、申し分ないポテンシャルを誇る。反面、近接攻撃と特殊入力技系統、後ダッシュ速度に関しては747Aと比べて大きな変化はなく、RW、CWのゲージ回復が若干遅めである。「スーパーロボット大戦K」にも参戦している。
※この「テムジン747系列」の解説は、「バーチャロイドの一覧」の解説の一部です。
「テムジン747系列」を含む「バーチャロイドの一覧」の記事については、「バーチャロイドの一覧」の概要を参照ください。
- テムジン747系列のページへのリンク