エネルギー産業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 22:55 UTC 版)
水力発電:県内には総出力10,000kW以上の発電所が5か所立地している立石…1939年(昭和14年)5月運転開始、総出力10,500kW 十和田…1943年(昭和18年)12月運転開始、総出力31,100kW 大池第二…1956年(昭和31年)3月運転開始、総出力10,000kW 岩木川第一…1960年(昭和35年)4月運転開始、総出力11,000kW 浅瀬石川…1988年(昭和63年)6月運転開始、総出力17,100kW 火力発電:県内では、八戸市に1箇所立地している八戸…1958年(昭和33年)6月運転開始、出力250,000kW 八戸5号機…2012年(平成24年)7月運転開始、出力416,000kW 風力発電:県内には2010年(平成22年)3月末時点で、10kW以上の出力を持つ風力発電設備が11市町村に立地し、県全体で200基・総出力292,540kWを有する。基数は北海道に次いで全国で2番目、総出力は全国一の風力発電県となっている。うち、総出力10,000kW以上となっている町村は以下の通りである。野辺地町…1998年(平成10年)1月より順次運転開始、全27基、総出力50,800kW 東通村…1998年(平成10年)4月より順次運転開始、全72基、総出力104,550kW 六ヶ所村…2003年(平成15年)1月より順次運転開始、全78基、総出力105,850kW 横浜町…2003年(平成15年)10月より順次運転開始、全6基、総出力10,500kW 五所川原市…2010年(平成22年)1月より順次運転開始、全8基、総出力15,440kW 太陽光発電:東北電力で、同社の八戸火力発電所構内に1施設を有する八戸…2011年(平成23年)12月運転開始、総出力約1,500kW 原子力関連東通原子力発電所…東北電力と東京電力の2社による。2社の施設が全て完成すると、総出力5,255,000kWとなる予定。東北電力1号機…2005年(平成17年)12月運転開始、出力1,100,000kW。 東京電力1号機…2010年(平成22年)12月着工・2017年(平成29年)3月運転開始、出力1,385,000kW(予定)であったが、福島第一原子力発電所事故の影響で進展していない。 東北電力2号機、東京電力2号機の正確な着工時期は未定。 大間原子力発電所…2008年(平成20年)5月着工、2014年(平成26年)11月運転開始、出力1,383,000kW(予定)であったが、2019年5月時点では未完成。 核燃料サイクル施設…六ヶ所村に建設されている施設群の総称。 使用済み核燃料中間貯蔵施設…むつ市に計画。2010年(平成22年)7月着工、2012年(平成24年)7月1棟目運転開始、貯蔵量約5,000t(うち1棟目約3,000t)(予定) 原子力船むつ…当初の母港が大湊港(むつ市)。のち新母港として関根浜港(むつ市)を新設。 国際熱核融合実験炉 (ITER)…本体はフランス=カダラッシュに建設されるが、関連施設(幅広いアプローチ)が六ヶ所村に立地。 原子力関連年表1967年9月 大湊港を原子力船の母港に決定。 1969年4月 原子力船の船名を「むつ」に決定。 1970年6月 東北電力および東京電力の2社による東通村への原子力発電所立地を発表。 1970年7月 「むつ」が大湊港に入港。入港時は原子炉は搭載されておらず、入港後大湊港内で艤装された。 1974年8月 「むつ」が大湊港を出港。陸奥湾内での原子炉運転に対する湾内漁民の猛抗議(約100隻の漁船による「むつ」出港阻止の実力行使)のため、25日出港が26日未明にずれ込む。 1982年8月 大湊港に代わり、むつ市関根浜地区に「むつ」の新定係港(関根浜港)建設が決定。 1983年2月 関根浜港着工。 1985年4月 核燃料サイクル施設、六ヶ所村に立地決定。 1985年5月 大間町への新型転換炉実証炉建設(大間原子力発電所の立地)決定。 1988年1月 関根浜港の係留施設が完成。「むつ」入港。 1988年10月 核燃料サイクル施設のうち、ウラン濃縮工場着工。 1990年11月 核燃料サイクル施設のうち、低レベル放射性廃棄物埋設センター着工。 1992年3月 ウラン濃縮工場操業開始。 1992年5月 核燃料サイクル施設のうち、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター着工。 1992年9月 「むつ」解役工事着手(原子炉を撤去し、改装のうえ、1996年(平成8年)8月海洋地球研究船みらいとして進水)。 1992年12月 低レベル放射性廃棄物埋設センター操業開始。 1993年4月 核燃料サイクル施設のうち、核燃料再処理工場着工。 1995年4月 高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター操業開始。 1995年8月 大間原子力発電所について、新型転換炉実証炉からMOX燃料による改良型沸騰水型軽水炉に転換。 1998年12月 東通原子力発電所(東北電力1号機)着工。 2002年6月 ITER政府間協議において、建設予定地として六ヶ所村を提案。 2005年6月 ITER閣僚級会合において、ITER本体の建設地がフランス国内に決定。六ヶ所村は落選。 2005年10月 使用済み核燃料中間貯蔵施設、むつ市に立地決定。 2005年12月 東通原子力発電所(東北電力1号機)運転開始。 2006年11月 ITERプロジェクトの「幅広いアプローチ (BA)」施設が六ヶ所村に立地決定。 2007年7月 BA施設である国際核融合エネルギー研究センターが開所。 2008年5月 大間原子力発電所着工。 2008年5月 国際核融合エネルギー研究センター研究棟着工。 2009年4月 国際核融合エネルギー研究センター管理研究棟完成。 2010年4月 国際核融合エネルギー研究センター完成。 2010年8月 使用済み核燃料中間貯蔵施設着工。 2011年3月 東日本大震災とそれに誘発された福島第一原発事故が発生。青森県内の原子力関連プロジェクトにも影響。
※この「エネルギー産業」の解説は、「青森県」の解説の一部です。
「エネルギー産業」を含む「青森県」の記事については、「青森県」の概要を参照ください。
エネルギー・産業と同じ種類の言葉
- エネルギー・産業のページへのリンク