ふし

実用日本語表現辞典

父子

読み方：ふし

父と子。親子。「君臣」「夫婦」「長幼」「朋友」と共に「五倫」の中で挙げられる関係。

（2011年7月6日更新）

デジタル大辞泉

ふ‐し【不死】

読み方：ふし

いつまでも死なないこと。「不老—」

ふし【五^＝倍^＝子／付子／附子】

読み方：ふし

ヌルデの若芽や若葉などにアブラムシが寄生してできる虫癭(ちゅうえい)（虫こぶ）。紡錘形で、タンニンを多く含み、インク・染料の製造に用いる。昔はお歯黒に用いられた。ごばいし。《季 秋》「山の日は—の蓆(むしろ)に慌し／青畝」

ふし【^×柴】

読み方：ふし

しば。

「しながどる、や、猪名(ゐな)の—原」〈神楽・猪名野〉

ふ‐し【浮子】

読み方：ふし

漁・釣り用のうき。

ふ‐し【父子】

読み方：ふし

父と子。「—家庭」「—相伝」

ふし【節】

読み方：ふし

１ 棒状の物の盛り上がった部分。

㋐竹・葦(あし)などの茎にあるふくれた区切り。

㋑幹や茎から枝が出るところ。また、木材に残る枝の出たあと。「—のある板」

㋒骨のつなぎ目。関節。「指の—」

㋓糸や縄のこぶ状になった所。「—の多い糸」

２ 区切りとなる箇所。段落。せつ。「これを人生の—としよう」

３ 心のとまるところ。…と思われる点。「疑わしい—が二、三ある」

４ 機会。おり。おりふし。「何かの—に思い出す」

５

㋐歌などの旋律。また、旋律のひとくぎり。曲節。「—をつけて歌う」「出だしの—を口ずさむ」

㋑文章を音読するときの抑揚。「—をつけて朗読する」

㋒（ふつう「フシ」と書く）浄瑠璃や謡曲などの語り物で、詞(ことば)に対する旋律的な部分。

６ その人独特の語り口。演説や講演にいう。

７ 「鰹(かつお)節」「鯖(さば)節」などの略。

８ 定常波で、ほとんど振動していない部分。振幅が最小の点。⇔腹。

９ なんくせ。言いがかり。

「喧嘩に—はなくてめでたし」〈滑・膝栗毛・四〉

[下接語] 憂(う)き節・折節・七(なな)節・一(ひと)節（ぶし）一中節・田舎節・入れ節・歌沢節・腕節・愁い節・荻江(おぎえ)節・雄節・鰹(かつお)節・河東(かとう)節・亀(かめ)節・義太夫(ぎだゆう)節・清元節・削り節・小節・鯖(さば)節・鮪(しび)節・新内節・説経節・背節・薗八(そのはち)節・連れ節・常磐津(ときわず)節・常(とこ)節・富本(とみもと)節・浪花(なにわ)節・生(なま)節・生(なま)り節・節節・骨節・本節・都節・雌節（ぷし）腕っ節・骨っ節

日本語活用形辞書

付し、臥し、附し、伏し

読み方：ふし

サ行五段活用の動詞「付す」「臥す」「附す」「伏す」の連用形である「付し」「臥し」「附し」「伏し」、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

付す  » 「付す」の意味を調べる
臥す  » 「臥す」の意味を調べる
附す  » 「附す」の意味を調べる
伏す  » 「伏す」の意味を調べる

付し、賦し、附し

読み方：ふし

サ行変格活用の動詞「付する」「賦する」「附する」の連用形。

終止形

付する  » 「付する」の意味を調べる
賦する  » 「賦する」の意味を調べる
附する  » 「附する」の意味を調べる

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隠語大辞典

節

読み方：ふし

1. 普通窃盗犯－被害小額盗難ノ意－〔関東地方〕。〔第三類　犯罪行為〕
2. 窃盗。或は盗難の被害小額なるをいふ。〔関東方面〕
3. 窃盗。或いは盗難の被害少額なことをいう。〔関東〕

分類 関東、関東地方

節

読み方：ふし

1. 竹篦様ノモノヲ使用シテ、戸締施錠ノ箇所ヲ捜シ求ムルヲ云フ。〔第三類　犯罪行為〕
2. 竹箆様のものを持つて施錠の箇所を捜し求める動作を云ふ。

節

読み方：ふし

1. 鰹節をいふ。

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Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

ふし

出典:『Wiktionary』 (2021/12/05 23:46 UTC 版)

名詞:五倍子・付子・附子

ふし 【五倍子, 付子, 附子】

1. ヌルデにアブラムシが寄生した時にできるこぶ。 (秋の季語)

名詞:節

ふし 【節】

1. 竹の茎にある膨れた部分。
2. 板に残る枝のあと。
3. 関節。
4. 区切り。節目。
5. おり。機会。
6. そのように見受けられる様子。疑いを持たれるような痕跡。
7. 和楽の旋律。
8. 文や詩などを読むときの抑揚。
9. ゆでた魚肉を燻蒸した食品。さらに天日干しや黴つけの工程を加えることもある。
   • 鰹節。なまり節。削り節。
10. 定常波^(wp)で、振動していない部分。
    • 対義語: 腹

翻訳

竹の膨れた部分

• 英語: joint ^(en)

旋律

• 英語: melody ^(en)

定常波の部分

• 英語: node ^(en)

名詞:柴

ふし 【柴】

1. しば。

同音異義語

ふし

• 【不死】永遠に死なないこと。
• 【俯視】高い所から見下ろすこと。
• 【浮子】漁や釣りに用いる浮き。
• 【父子】1.父と子のこと。2.特に、母親を欠いた父と子。

漢字辞典

枙

枙	画数：8 音読み：ガ、 アク、 ヤク 訓読み：ふし ピンイン：e4

樶

樶	画数：16 音読み：サイ 訓読み：ふし ピンイン：zui1 ハングル：취 対応する英語：knot in wood

節

節	画数：13 学習年：小学4年で習う漢字 音読み：セツ、 セチ 訓読み：ふし、 みさお、 の、 と、 -ぶし、 のっと ピンイン：jie2 / jie1 ハングル：절 対応する英語：node, season, period, occasion, verse, clause, stanza, honor, joint, knuckle, knob, knot, tune, melody

節

節	画数：15 学習年：人名に使える漢字 音読み：セチ、 セツ 訓読み：ふし

莭

莭	画数：11 音読み：セツ、 セチ 訓読み：ふし ピンイン：jie2

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Weblio日本語例文用例辞書

「ふし」の例文・使い方・用例・文例

• ふしだらな行為
• 元素のふしぎ
• 彼のふしだらな行為は気付かれずにはすまなかった。
• 彼には加古川の人を軽蔑しているふしがある。
• ふしだらな女.
• ふしくれだった手.
• 彼女の父には彼女はふしあわせに見えた.
• 快楽を追う女; ふしだらな女.
• そういえば思いあたるふしがある.
• 若い娘が一人で男のアパートを訪ねるのはふしだらな行為だと考える人がまだ少なくない.
• 彼は起きふしも独りでできない
• 親がふしだらでは子どもの教育はむずかしい
• あれはふしだらな男だ
• ふしだらな女だ
• みんな私のふしだらから起こったことです
• ふしだらな性生活が、昨年の妊娠中絶数の主な理由である
• ふしだらな女またはだらしのない女に特徴的である、あるいはそれに適したさま
• ふしだらな人
• 思い当たるふし
• 歌のふし