clauseとは? わかりやすく解説

clause

別表記:クローズ

「clause」の意味

「clause」とは、文法的に完結した単位であり、主語述語を含む文の一部を指す。複数のclauseが組み合わさって複雑な文を構成することがあるまた、契約書法律文においては特定の事項条件規定した項目を指すこともある。

「clause」の発音・読み方

「clause」の発音は、IPA表記では /klɔːz/ であり、IPAカタカナ読みでは「クローズ」となる。日本人発音するカタカナ英語では「クローズ」と読む。

「clause」の定義を英語で解説

A clause is a grammatical unit that consists of a subject and a predicate and forms a complete or incomplete thought. In legal documents and contracts, a clause refers to a specific provision or condition.

「clause」の類語

「clause」の類語には、以下のようなものがある。 1. provision: 法律契約書条項を指す場合使われることが多い。 2. section: 文書文章一部分を指す。 3. paragraph: 文章一区切りを示す。

「clause」に関連する用語・表現

「clause」に関連する用語表現には、以下のようなものがある。 1. main clause: 主節呼ばれ独立して意味が成立する文節。 2. subordinate clause: 従属節呼ばれ、他の文節依存して意味が成立する文節。 3. relative clause: 関係節呼ばれ先行詞と関係を持つ文節

「clause」の例文

1. The contract consists of several clauses.(契約書はいくつかの条項から構成されている。) 2. The sentence is composed of a main clause and a subordinate clause.(その文は主節従属節から構成されている。) 3. The clause in the agreement specifies the payment terms.(契約書条項支払い条件規定している。) 4. The relative clause provides additional information about the noun.(関係節名詞に関する追加情報提供する。) 5. The confidentiality clause is an important part of the contract.(機密保持条項契約書重要な部分である。) 6. The sentence has two independent clauses joined by a conjunction.(その文は接続詞結ばれた2つ独立節持っている。) 7. The non-compete clause prevents employees from working for competitors.(競業防止条項従業員競合他社で働くことを防ぐ。) 8. The adverbial clause modifies the verb in the main clause.(副詞節主節動詞修飾する。) 9. The termination clause outlines the conditions under which the contract can be ended.(解約条項契約終了できる条件概説する。) 10. The noun clause functions as the subject of the sentence.(名詞節は文の主語として機能する。)

クローズ【clause】

読み方:くろーず

英文法で、それ自体主語述語とを備えた、文の一部分。節。

法律などの条項


節 (文法)

(clause から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/20 23:16 UTC 版)

英文法
(せつ、clause)とは、を構成する、述語とそのからなるまとまりのことで、その中でも特に定形 (finite) のものだけを指す。いくつかの語が集まって文の一部を構成するとともに、それ自体の中に〈主語+述語〉を持っているもの[1]
フランス語文法
〈主語+述語動詞〉の基本形式を備えている表現単位は、文法的分析において節(proposition)と呼ばれる。(英語の clause である)[2]

節の種類

節はそれぞれに述語を含むが、文全体の中心となる述語節(主節)に対する働きによって以下のような分類される。なお節はそれぞれ単一の品詞と同じような働きをするので品詞名で呼ばれることもある。

主節
文全体をまとめる節。日本語において主節の述語は文末に置かれる。
接続節
主節以外の節で、主節への接続の仕方によって並列節と従属節に分けられる。
並列節
意味的に主節と対等の関係にある節。例えば、「私は彼が好きだが、」といった節。
従属節
主節に対して従属的にかかっている節。なお副詞節のみを従属節とする考え方もある。
連体修飾節
名詞を修飾する節。形容詞節とも呼ばれる。
副詞節
述語や文全体を修飾する節。連用修飾節は副詞節の一部である。
補足節
述語を補足する名詞としての役割をになった節。名詞節とも言われる。日本語では「の」「こと」などによって名詞化されるものや「~と」「~か」などによって引用されるものをいう。

ドイツ語などでは従属節とそれ以外の主文とで語順が異なる。枠構造V2語順を参照。

英語の節

名詞節

名詞節: Noun clause)は、名詞と同様のはたらきをする。

  • 疑問詞(who, what, why, where)、関係詞(what, why, when, how)、従位接続詞(that, if, whether)によって導かれ、文中で主語、補語及び目的語の役割を果たす。なおthatは、同格(先行する名詞を説明するので形容詞的であるが)の名詞節を導くことがある。

形容詞節

形容詞節: Adjectival clause)は、形容詞と同様のはたらきをする。

  • 関係詞(who, which, that, why, when, where, as, but, than)によって導かれ、文中で先行詞となる名詞や代名詞を修飾し、意味を説明したり、限定したりする役割を果たす。直接後置して修飾するものは制限節(restrictive clause)という、関係詞は省略されることがある。コンマ(, )に夾まれて補足説明的に修飾するものは非制限節(nonrestrictive clause)という。関係詞は略されることがない。
  1. The girl who is playing tennis with your friend is my younger sister. (あなたの友達とテニスをしている少女は私の妹です。注:制限節。whoは省略不可。)
  2. The girl (who) your friend is playing tennis with is my younger sister. (あなたの友達がテニスをしている少女は私の妹です。注:制限節。whoは省略可。)
  3. The girl, who played tennis with your friend, went back home. (あなたの友達とテニスをした、あの少女は家に帰った。注;非制限節。whoは省略不可。)
  4. This is the same watch as I lost yesterday. (これは、私が昨日なくした時計と同じ物だ。注;関係代名詞asは、the same+名詞, such+名詞を先行詞とする。)

副詞節

副詞節: Adverbial clause)は、副詞と同様のはたらきをする。

  • 条件、原因・理由、程度、譲歩、時、目的、様態などを表現する従位接続詞(if, in case, whether, because, since, as, so...that, as far as, as long as, though, although, even if, when, before, after, till, until, as soon as, in order that, so that, for fear(that), as if, as though, where, that)や複合関係副詞(whatever, whenever, wherever, however)によって導かれ、文中で主節全体を修飾するものをいう。
  1. Even if it rains tomorrow, I must go out. (たとえ明日雨であっても、私は出かけなければならない。)
  2. I have to go to the library so that I may return the book. (わたしは、その本をかえすために図書館へいかなければならない。)
  3. If she had been born three hundred years ago, she would have succeeded to the throne. (もし300年前に生まれていたら、彼女は女王になったであろう。)
  4. Though I was very tired, I continued to work. (私は非常に疲れていたが、仕事を続けた。)

ロジバンの節

人工言語ロジバンにおける上述の節の各種類に相当する例を挙げる。

主節

i ko'e pendo mi  彼は私の友達だ。
i ko'e pendo mi gi'e cadzu lo panka  彼は私の友達で、公園を歩く。
i ko'e pendo mi ije ri cadzu lo panka  彼は私の友達だ。そしてそれは公園を歩く。
i ge ko'e pendo mi gi ri cadzu lo panka  彼は私の友達だ。そしてそれは公園を歩く。

接続節

i lo gerku cu pendo mi gi'e cadzu lo panka  彼は私の友達で、公園を歩く。 (並列節)
i lo gerku poi ke'a pendo mi ku'o cu cadzu  私の友達である犬が歩く。 (従属・連体修飾節、制限・客観)
i lo gerku noi ke'a pendo mi ku'o cu cadzu  犬―それは私の友達だが―が歩く。 (従属・連体修飾節、非制限・客観)
i lo gerku voi ke'a pendo mi ku'o cu cadzu (私の友達、と私が呼んでいる・思っている犬が歩く。 (従属・連体修飾節、制限・主観)
再帰代名詞ラムダとして ke'a を用い、節の終点は ku'o で示す。構文上の曖昧性をきたさなければこれらは省ける(これらの例では省ける)。
i mi na barkla ki'u lo nu carvi kei  出かけない、雨が降っているので。 (従属・副詞節)
i ki'u lo nu carvi kei mi na barkla  雨が降っているので私は出かけない。 (従属・副詞節)
i mi ei klama lo ckuzda tezu'e lo nu xruti lo cukta kei  私は図書館へ行かなければならない、その本を返すために。 (従属・副詞節)
i tezu'e lo nu xruti lo cukta kei mi ei klama lo ckuzda  その本を返すために私は図書館へ行かなければならない。 (従属・副詞節)
*節を開くのにNU類を用い、終点は kei で示す。構文上の曖昧性をきたさなければ kei は省ける(1つめと3つめの例では省ける)。開いた節はとしてLE類(lo など)でまとめ、これを前置詞に相当するBAI類(ki'u, tezu'e など)で主節に結びつける。
i mi na djuno lo du'u ko'o na barkla ki'u ma kau kei  私は彼女がなぜ出かけないのか知らない。 (従属・補足節)
i lo du'u ko'o na barkla ki'u ma kau kei cu na se djuno mi  彼女がなぜ出かけないのか、私は知らない。 (従属・補足節)
* lo du'u ... kei は mi と同様、賓辞 djuno がとる項であり、統語論上は対等な関係にある。構文上の曖昧性をきたさなければ kei は省ける(1つめの例では省ける)。

脚注

出典

  1. ^ 徹底解説ロワイヤル英文法・旺文社 2014
  2. ^ 現代フランス公文典・白水社 2018

関連項目



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