ふ‐げん【不言】
ふ‐げん【付言/附言】
読み方:ふげん
[名](スル)
1 述べ終わったあとで、付け足して言うこと。また、その言葉。付語。「あえて—する」
2 遺言証書(遺言状)の末尾に付け足す文。相続の割合の理由、家族への感謝の言葉、葬儀や法要の希望などを自由な形式で書くもので、法的効力はない。
ふ‐げん【富源】
ふげん
日本原子力研究開発機構が福井県敦賀市に設置した発電所。国産技術のみで開発された初の原子力発電所で、世界に先駆けてMOX燃料を本格的に利用した。昭和53年(1978)から平成15年(2003)まで運転。平成20年(2008)から廃止措置に入った。名称は普賢菩薩に由来。正式名称は新型転換炉ふげん発電所。廃止措置の開始に伴い名称を原子炉廃止措置研究開発センターに変更。隣接して日本原子力発電の敦賀発電所が立地する。→もんじゅ →原子力発電所[補説]
ふげん【普賢】
ふげん【普賢】
ふ‐げん【浮言】
ふ‐げん【×誣言】
ふげん(ふげん)
核燃料サイクル開発機構が開発したた原子力発電所のひとつ。転換比を従来のものよりも大幅に引き上げた新型転換炉として登場した。出力は16.5万キロワット。
発電のための燃料には、天然ウランのほか、MOX燃料などが使われる。ウランでもプルトニウムでも効率的に燃焼させることができるとあって、核燃料サイクル開発機構は、高速増殖炉「もんじゅ」とともに次世代の技術として研究と開発を進めてきた。
しかし、中性子の減速材として使っていた重水が外部に漏れたり、冷却水から放射性物質のヨウ素が高濃度で検出されたりといった原子力事故が度重なり、すでに廃炉されることが決まっている。廃炉となったら、周辺の環境に影響を与えないよう40年程度の歳月をかけて、原子炉の解体や放射性廃棄物の処理などを行う。
「ふげん」の名称は、釈迦如来の脇士である普賢菩薩(ふげんぼさつ)に由来する。1978年に発電を始めた「ふげん」は、2003年に運転を終了し、廃炉作業に入る予定だ。
(2002.05.01更新)
ふげん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/20 23:59 UTC 版)
ふげんは、福井県敦賀市明神町にある原子力発電所(廃炉)である。ふげんの命名は仏教の普賢菩薩に由来する[1]
- ^ 「文殊、普賢の両菩薩は、知慧と慈悲を象徴する菩薩で、獅子と象に乗っている。それは巨獣の強大なパワーもこのように制御され、人類の幸福に役立つのでなければならない」『動燃二十年史』 動燃二十年史編集委員会編、動力炉・核燃料開発事業団、1988年10月、NCID BN03162172 [要ページ番号]。『動燃三十年史』動燃三十年史編集委員会編、動力炉・核燃料開発事業団、1998年7月、NCID BA37707647、口絵。
- ^ 20年かけ解体撤去へ ふげん 廃止措置計画が認可 - 原子力産業新聞 (2008年2月21日 第2417号〈2面〉)、2022年8月11日閲覧。
- ^ ふげん廃炉、完了は5年遅れ33年度に - 日本経済新聞 (2012年3月22日)、2022年8月11日閲覧。
- ^ a b ふげんの廃炉完了が7年延期 地元は心配と理解 - 朝日新聞デジタル (2022年8月10日)、2022年8月11日閲覧。
- ^ “ふげん廃止措置計画”. 日本原子力研究開発機構原子炉廃止措置研究開発センター. 2011年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年8月13日閲覧。
- ^ ふげん燃料、搬出完了9年先送り 廃炉完了時期は変更せず、機構表明 - 福井新聞 (2018年2月27日)
- ^ 燃料搬出の9年延期申請 ふげん廃炉で原子力機構 - 産経フォト (2018年2月28日)、2022年8月11日閲覧。
- ^ “ふげん燃料、契約見直し要求”. 西日本新聞 (2020年11月14日). 2020年11月14日閲覧。
- ^ “プルトニウムを仏に譲渡、ふげん燃料で原子力機構が発表”. 日本経済新聞 (2022年6月24日). 2022年6月27日閲覧。
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