京都大学研究用原子炉とは? わかりやすく解説

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京都大学研究用原子炉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 15:44 UTC 版)

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京都大学研究用原子炉(きょうとだいがくけんきゅうようげんしろ、: Kyoto University Research Reactor、略称:KUR)は、京都大学が保有する研究用原子炉である。京都大学複合原子力科学研究所大阪府泉南郡熊取町)に設置されている。 一般研究、材料照射、放射性同位元素生産、開発研究および教育訓練を目的として建設された[1]。その後、使用目的に医療照射が追加され、中性子捕捉療法の医療照射が行われている。1964年6月25日臨界[2]

年表

  • 1964年6月 - 初臨界達成[2]
  • 1964年8月 - 定格出力1,000kWに到達[2]
  • 1968年7月 - 定格出力5,000kWに到達(定格出力上昇)[2]
  • 2006年2月 - 高濃縮ウラン燃料を用いた運転を終了。
  • 2010年4月 - 低濃縮ウラン炉心が初臨界到達[2]
  • 2010年5月 - 低濃縮ウラン炉心が定格出力5,000kWに到達[2]
  • 2014年9月 - 新規制基準に係る適合性の審査の申請。
  • 2016年9月 - 新規制基準適合性に係る審査に合格(設置変更の承認)[3][4]
  • 2017年8月 - 運転再開[5]
  • 2026年5月 - 運転終了予定[6]

仕様

原子炉本体
付属実験設備
  • 重水熱中性子設備
  • 黒鉛設備
  • 実験孔
  • 照射孔
  • 圧気輸送管
  • 水圧輸送管

脚注

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注釈

  1. ^ 2006年2月までは93%高濃縮ウラン・アルミニウム (U-Al) 合金燃料を使用していたが、2007年までにすべての高濃縮ウラン使用済燃料を撤去し、2010年5月から低濃縮ウラン燃料による運転を開始している。

出典

関連項目

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