ひたち
ひたち号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 07:51 UTC 版)
1988年6月1日に運行を開始した、東京都千代田区と茨城県日立市・高萩市を結ぶ路線である。一時北茨城市役所・五浦観光ホテル発着便が運行されていた時期もある。また、一時期すべて日立市(神峰営業所、一部便は国民宿舎鵜の岬前)発着となっていたが、2011年7月15日のダイヤ改正(実際は東日本大震災における緊急支援バスとして同年4月より運行)で高萩市への運行が復活している。 本路線の特徴は、平日と土休日の利用者数に大きな差がある ことで、特に日曜日には平日の3倍程度の利用者数となることもあった。利用者数が少ないため、運行開始当初は便指定予約制度を導入していた。その後座席定員制となり、現在は全便座席指定制である。増便も行なわれ、2018年12月1日時点では1日21往復(うち下り最終便は深夜便「ミッドナイトひたち号」。ほか金・土・日・祝日運行便2往復あり)が運行されており、うち上り2便(茨城交通便)は日立中央IC経由(城南町一丁目〜石名坂間非経由)である。上下とも、全便谷田部東PAで休憩する。 ジェイアールバス関東・茨城交通(神峰営業所)の共同運行。 運行系統 東京駅 - 新田中内 - 常陸多賀駅 - 日立駅(中央口) - 神峰営業所( - 国民宿舎鵜の岬前 / 高萩駅) 東京駅 - 新田中内 - 穂積家 - 高萩駅 神峰営業所→日立駅(中央口)→銀行前(日立)→新田中内→東京駅(上り2便のみ) 歴史 1988年(昭和63年)6月1日 - 東京駅 - 日立駅間を「日立号」として、1日4往復で運行開始。 1989年(平成元年)12月22日 - 日立南IC入口に停留所新設(新田中内)。 1992年(平成4年)1月 - 金・土・日曜日・祝日及び多客期運行の臨時便2往復を設定。平日の上り便を上野駅経由とする。 1993年(平成5年)3月27日 - 日立駅 - 高萩駅間路線延長(1日4往復)。日立駅発着便2往復と合わせて毎日運行1日6往復となる。 1996年(平成8年)6月21日 - 金・土・日曜日・祝日及び多客期運行の臨時便2往復を設定。うち上り2本は日立中央IC経由の「超特急日立号」。高萩駅発着便は3往復に減便。 1999年(平成11年)2月 - 臨時便2往復が毎日運行となり、1日8往復となる。 2001年(平成13年)3月30日 - 高萩IC経由北茨城市役所前行2往復が運行開始。計1日10往復となる。高萩駅発着便は2往復に減便。 2002年(平成14年)10月1日 - 北茨城市役所前発着便のうち1往復(JR担当便)を五浦観光ホテル発着に変更。高萩駅発着便は3往復に戻る。「超特急日立号」の運行を休止。上り便のうち2往復が常陸多賀駅経由から電鉄プラザ前経由に変更。 2005年(平成17年)7月1日 - 北茨城・五浦系統を高萩系統に変更。常陸多賀駅経由と電鉄プラザ多賀店経由の2系統を前者に統一(電鉄プラザ多賀店は同年閉店)。下り最終便を1時間繰り下げて予約制に変更。 2006年(平成18年)10月1日 - 日立駅発着便を1日11往復に増便。高萩駅発着は速達便(高萩IC経由)の1往復のみとなる(日立駅 - 高萩駅間廃止)。全便座席指定制に変更。JRバス関東土浦支店が運行に参加。 2007年(平成19年)10月1日 - 高萩駅発着の1往復がJR→日立電鉄担当に変更。 2008年(平成20年)6月16日 - 2009年3月31日まで、東京方面の渋滞解消を目的に八潮PA→八潮駅でのつくばエクスプレスへの乗り継ぎにより秋葉原方面への運賃が100円になる実証実験を行った(2009年4月1日より本格運行開始)。 7月1日 - 日立発着便を2往復増便、計1日14往復となる。あわせて日立発着便は全便神峰営業所発着となる。日立発着便の日立中央IC経由便が復活(朝の上り1便)。 2009年(平成21年)4月1日 - 高萩系統を廃止、東京駅〜日立(神峰営業所)系統を1日18往復に増便。うち上りの日立中央IC経由便を2往復に増便。 12月1日 - 1日20往復に増便。この日より上り日立中央IC経由便が「銀行前」バス停に停車。 2010年(平成22年)7月20日 - 一部便(2往復)を国民宿舎鵜の岬前に延長。金〜日曜・祝日および繁忙期運行の臨時便(2往復)を設定。 2011年(平成23年)4月4日 - 2往復増便、1日22往復(ほか臨時便2往復)となる(下り便は同年4月1日より運行)。緊急支援バスとして一部便(2往復)を高萩駅に延長(同年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震以降、国民宿舎鵜の岬への乗り入れは中止)。 4月29日 - この日より国民宿舎鵜の岬への乗り入れを再開。 7月15日 - 高萩駅発着の直通便1日2往復の運行を開始(ほかに日立市内経由の高萩駅発着便1日1往復あり)。 2012年(平成24年)6月1日 - 新田中内までの運賃を日立市内と同額に改定。季節運行便を廃止。 2013年(平成25年)9月1日 - 金・土・休日運行便を1往復増便(ほか毎日運行便1往復を金・土・休日運行に変更)。全日都営浅草駅・上野駅経由となる。 2014年(平成26年)10月1日 - 下り最終便を「ミッドナイトひたち号」とし、深夜運賃を導入。 2018年(平成30年)12月1日 - この日より、上り便は日曜祝日に加えて土曜日も都営浅草駅、上野駅に停車せず、東京駅直行となる。 2019年(令和元年)5月1日 - 日立電鉄交通サービスと茨城交通との経営統合により、旧・日立電鉄交通サービス担当便の運行会社が茨城交通(神峰営業所)に変更。 2020年(令和2年)4月8日 - 新型コロナウイルスの影響により、この日より同年4月30日まで4往復(うち2往復は土日祝日運行便)を運休。 4月11日 - 運休便を拡大、7往復のみの運行となる。 5月1日 - 運休便をさらに拡大、5往復のみの運行となる。 6月12日 - 1往復の運行を再開、計6往復となる。 6月19日 - 2往復の運行を再開、計8往復となる。 9月16日 - 移動需要の減少により2往復を減便、計6往復となる。 11月1日 - 週末等(金土日祝日および繁忙期)に2往復増便。 2021年(令和3年)1月15日 - この日より週末等運行便を運休、計6往復で運行。 3月12日 - 週末等(金土日祝日および繁忙期)に2往復増便。 5月10日 - 首都高速道路「呉服橋出入口」廃止に伴い、土曜・休日上りの運行経路・時刻を変更。 6月7日 - 平日の上り便の都営浅草駅、上野駅の停車を廃止し、平日上りの運行経路・時刻を変更。 11月1日 - 平日・休日とも1日10往復に増便、高萩駅への乗り入れを再開。 12月24日 - 平日15往復、金土日祝日および祝前日は16往復に増便。 2022年(令和4年)1月28日 - 週末等運行便1往復を含む3往復を減便、1日13往復となる。 2月1日 - 1往復を減便、1日12往復となる。 2月14日 - 2往復を減便、1日10往復となる。 3月1日 - 1往復を減便、1日9往復となる。
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