ちがい

デジタル大辞泉

ち‐がい【痴^×騃】

読み方：ちがい

［名・形動］おろかなこと。また、そのさま。

「われ等二人の間にはまだ—なる歓楽のみ存じたりしを」〈鴎外・舞姫〉

ち‐がい〔‐がひ〕【稚貝】

読み方：ちがい

貝類で、幼生期の浮遊生活を終え、砂や岩に定着するようになって間もないもの。

ちがい〔ちがひ〕【違い】

読み方：ちがい

１ 違うこと。異なること。「趣味の—」「実力の—」「三つ—の姉」

２ 誤ること。まちがい。「文字の—を正す」

[下接語] 板違い・従兄弟(いとこ)違い・入れ違い・色違い・打ち違い・大違い・御門(おかど)違い・思い違い・思惑違い・掛け違い・門(かど)違い・考え違い・勘違い・気違い・食い違い・計算違い・桁(けた)違い・見当違い・心得違い・作(さく)違い・筋違い・擦れ違い・互い違い・種違い・段違い・手違い・畑違い・場違い・腹違い・引き違い・一足違い・人違い・打(ぶ)っ違い・間違い・見込み違い・眼鏡違い・目利き違い・目違い・行き違い・了見違い

日本語活用形辞書

違い

読み方：たがい、ちがい

ワ行五段活用の動詞「違う」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

違う  » 「違う」の意味を調べる

用例

夢違いの貘の札、気違いに刃物、見ると聞くとは大違い

日本語活用形辞書はプログラムで機械的に活用形や説明を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。

仙台弁

ちがい

単語	発音	意味、用例	関連語
ちがい	ちがい	聞きなさい	～さい

»仙台弁の発音についてはこちら

隠語大辞典

違

読み方：ちがい

1. 途上通行人ト行違ノ際其携帯セル金品ヲ掠奪スルヲ云フ。〔第三類　犯罪行為〕
2. 掏摸の一種、路上突き当りて其際巧みに懐中の物、携帯品を掏取るものをいふ。
3. 路上又は劇場停車場の入口にて行き違ひに金品を掏り取る掏摸をいふ。刑事の用語。
4. チガイの意味で、共同者の一人が、先づ相手につき当ります。そして、其の隙に乗じて、他の一人がすばやく懐中物をすりとり、他の一人にそれを人知れず渡して終ふと言つたような場合に用ひられております。
5. たいてい二三人のスリの共同動作で一人がどんと衝突して、先に隙が生じると二番目の奴が素早く掻つ払ひ、三人目の相棒に渡して知らぬ顔の半兵衛をきめる。
6. 行き違ひの時に掏ることをいふ。〔犯罪語〕
7. 〔ス〕掏摸の一種。摺れ違ひに相手の物を掏摸る者。此場合には多く仲間の一人が先に摺れ違ひ様に相手に突き当つて、相手方の注意力が其方に向いた時、若くは動作に隙を生じた時、他の一人の掏摸が品物を掏摸り取るから、又「共犯者の一人」即ち先に突き当る仲間のことを「チガヒ」とも呼ぶ。
8. すれ違ひ様に相手の懐中物を抜き取るもののこと。共犯者の一人が先づ最初に被害者に突き当り、次の他の一人がすれ違ふ時に掏るところからダチの一種として呼ぶ場合もある。
9. 行違ふ瞬間に懐中物を掏り取る方法をいふ。
10. 摺れ違ひに掏摸取る事を云ふ。
11. 路上、劇場内、停車場、電車等にて、擦違ふ刹那に金品を窃取する掏摸のこと。或は其行為。「ちがいをかう（違買）」。「ちがいをまう（違舞）」「ちがいをまつる（違祭）」ともいふ。
12. 〔犯〕行違いざまに金品をすりとること。
13. 人とすれちがう時に、相手のすきに蟇口や時計を失敬する方法。〔一般犯罪〕
14. 行きちがいのとたんにするスリ。〔掏摸〕
15. すり（掏摸）の手口。昔はすれ違いざまに抜き取つたところより出た言葉。〔す〕
16. 路上、劇場内、停車場、電車等にて、擦違う際に金品を窃取するスリのこと、又はその行為をいう。「ちがいをかう」「ちがいをまう」「ちがいをまつる」ともいう。

分類 す／犯罪、ス、不良少年少女、刑事、掏摸、掏摸と犯罪者、掏摸犯、東京、犯罪、犯罪者、犯罪語

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。

JMnedict

違

姓	読み方
違	ちがい

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

ちがい

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 01:46 UTC 版)

名詞

ちがい【違い】

1. 差異。相異なること。相異なる点。
   • 工場に働く婦人たちと農業にしたがっている婦人たちとが、ともに働く婦人であることにちがいはありません。（宮本百合子「願いは一つにまとめて」）〔1950年〕^[1]
   • そして三十分もおくれたことが、二人の少年の運命の上に、たいへんなちがいをもたらした。（海野十三「少年探偵長」）〔1949年〕^[2]
2. 間違い。事実や正解と合わないこと。事実や正解と合わない点。
   • 同人は皆、非常に自信家のように思う人があるが、それは大ちがいだ。ほかの作家の書いたものに、帽子をとることも、ずいぶんある。（芥川龍之介「校正後に」）〔1916年〕^[3]
   • 盗みをいたしました。それにちがいはございませぬ。（太宰治「燈籠」）〔1937年〕^[4]

発音^(?)

チ↗ガイ

複合語

• 違いない
• 腹違い、種違い、桁違い、勘違い、見当違い、考え違い、お門違い、場違い、筋違い、見込み違い、手違い、畑違い
• 「和語の数詞 + 違い」で、主に〔年齢や学年の差異〕を意味する。「一つ違い」「二つ違い」など。

翻訳

語義1 — 「差異#翻訳」を参照のこと

語義2 — 「まちがい#翻訳」を参照のこと

動詞

ちがい【違い】

1. 「ちがう」の連用形。

形容詞

ちがい【違い】

1. (俗語) ちがう。
   • 特に連用形の「ちがかっ」「ちがく」が使われやすい。

活用

語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形	活用型
ちが	かろ	かっ く	い	い	けれ	○	口語

終止形は俗語で「ちげえ」となることがある。

発音^(?)

チ↗ガ↘イ

Weblio日本語例文用例辞書

「ちがい」の例文・使い方・用例・文例

• どこかにあるとすればそれは台所にちがいない
• この町には少ししか友だちがいない
• 大勢の子どもたちがいたが，静かにしていられた子どもはほとんどいなかった
• どんなにたくさんの友だちがいようと，新しい友だちを作ることはいつもすばらしい
• 私にはよい助言をしてくれる友だちがいない
• 早朝ジョギングするのは気持ちがいい
• この写真には私たちがいすに座っているところが写っている
• 彼らのうちだれかが窓を壊したにちがいない
• 餅をどうぞ，腹もちがいいよ
• ええと．どっちがいいかわからないなあ
• コーヒーとミルクティー、どっちがいい？
• 私たちがいま持っているDante Plusが壊れかけているので。
• 暴力的なテレビゲームはプレーヤーを暴力に対して鈍感にする、と論じる人たちがいる。
• goyは軽べつ的な言葉だと考える人たちがいる。
• フルヌードで泳ぐのはとても気持ちがいい。
• エコ通勤はまちがいなく環境によい。
• 今度は異なっているにちがいない
• いいえ、ちがいます。私はあなたに以前お会いしたことはありません。
• マッシュポテトかチップスのどっちがいいですか？
• どっちがいい？