蔵書印
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様々な蔵書印の印影を集めた印譜を蔵書印譜という[1]。印影のみを掲載するものからそれぞれの使用者の略歴や捺された本の書誌情報などを解説したものまである。
蔵書印が東洋で発達したのに対し、紙片に同様の機能をもたせた蔵書票が西洋で発達した。このため、両者は対置されることがある[12][15]。
蔵書印の歴史
中国での発祥
漢代までの中国では、蔵書印を含む紙への印に先立つものとして、封泥への印が盛んに行われた[10]:70-73[16]。荷物を縛った紐にかぶせた粘土を封泥というが、これに印を捺して、発送者の身分を示すとともに配達中に改竄があったときそれと分かるようにしたものである[10]:70-73。用いられた印は役割としては官印や公印と呼ばれる種類のもので、特定の官職などにだけ使用が許された、権力の裏付けの伴う、公的な認証のための印だった[10]:70-73。
収蔵物への印として確認されているもののなかでは、唐代の太宗の「貞観」印、玄宗の「開元」印が最古と言われる[1][2][17]。この頃に見られる蔵印の古例は、基本的に宮廷が鑑蔵した書画に用いられたものである[17]。
蔵書印が本格的に始まったのは宋代の中国とみなされている[17]。宋代の中国では、紙と印刷技術の普及、出版の発達、書画鑑賞の文化の発展に伴って、紙の上の書画に捺すものとしての印章が大きく発達した[10]:70-73。図書の鑑蔵を示すものとして最古級の印はこの時代のもので、王涯[* 4]の「永存珍秘」印、梁秀の「收閲古書」印、太祖文帝の「秘閣図書」印などとされる[17]。
明・清の時代になってからは、さらに蔵書印が広まった。私的に使われることも多くなり、それ自体が趣味や賞玩の対象ともなった[8][10]:70-73[19]:111。
日本での発達
蔵書印は中国から日本や朝鮮、および漢字文化圏に含まれるその他の東アジアの国々に伝来した[8][21]。特に、日本での蔵書印の広まりは、中世以降、中国から宋元版の書物が盛んに輸入されたことと並行している[8]。所蔵者を示す意味で使われた印としては、8世紀の正倉院宝物、光明皇后直筆の『杜家立成雑書要略』[* 5]に捺された、光明皇后の「積善藤家」と「内家私印」の印が[8][9]:11-13[19]:111、蔵書専用の印としては『金剛場陀羅尼経』[* 7]に捺された「法隆寺一切経」印が[9]:11-13[19]:111日本最古だと考えられる[* 8]。「図書寮印」、『文館詞林』の巻末の「冷然院印」「嵳峩院印」(嵯峨院印)[* 9]なども日本の上代の蔵書印の古例として知られる[1][23]。
奈良時代以降、平安時代頃までの書物では、上記のような蔵書印の使用例もあるものの、所蔵の事実は印ではなく識語として筆で書かれたものが多く見られる[24]:66-67。この時代の蔵書印は、寺社の経典への印のみが確認されている[24][* 10]。
諸文庫が盛んになった鎌倉時代になって、日本における蔵書印の使用が本格的に行われはじめたと考えられる[19]:312。金澤文庫印は文庫印のさきがけとされる[9]:72。この頃の文庫印としてはほかに、足利学校の「野之國學」印[8]、寺社の蔵書印としては高山寺の「高山寺」印[24]:66-67などもよく知られる[1][25]。
書物が庶民に広まり読書人口が増えた江戸時代以降には、様々な形態の蔵書印が見られる[3]。大名や藩校は堂々とした印をつくり[1][2]、国学者をはじめとする個人の蔵書家は独自の意匠や印文を用いた[9]:40。趣味性の高い蔵書印が盛んになったのは、「江雲渭樹」印[* 11]、「道春」印など数十個の蔵書印を使い分けたという林羅山が起こりであるとも言われる[5][19]:314。小説本には貸本屋の蔵書印が多く見られる[6]。蔵書印譜が編纂されるようになったのもこの頃からである[3]。
近代以降
蔵書印は本来、漢籍と和装本に対して使われるものだったが、近代になって流通の増えた洋装本にも同様に捺された[8]。
近代の図書館では、簡易なゴム印を蔵書印としたり[29]、蔵書印の使用をやめてバーコードのついたタグなどに館名を記してその機能を持たせる場合がある[6][30]。日付を入れて、受入印の機能を兼ねさせる場合も多い[31]。 しかし、古典籍などの貴重書にはそのような事務的な印はふさわしくなく、意匠の整った伝統的な蔵書印がふさわしいという意見もあり、図書館においても蔵書印文化は完全にすたれてしまったわけではない[30][32]。
蔵書印の形態
- 印の色
- 朱色(朱印)がもっとも多く、次に墨色(黒印、墨印)が多い[9]:78,80[33]。朱は経年劣化による褪色をしにくいため実用的にも優れ、見た目の上でも墨と紙の色によく調和するためよく使われた[9]:76-79,80-82[34]。一方、本来は朱は高貴な色、公的な行事のための色とされ私用に使うべきではないとされていたことから、黒も用いられた[9]:76-79,82。禅の影響を受けた室町時代の日本では、華美さを避けて黒印が使われる傾向が強まったといわれる[9]:79。桃山時代以降には顔料精製技法の発展を受けて、岩本活東子の「家在縁山東書会待賈堂」印や「美織屋文庫」印[* 13]のような藍色の印、浜松校「克明館蔵書」印[* 14]のような青色の蔵書印も出現した[9]:79-80。ほかに黒、緑、梔子色[33]などがある[4][35]。近代の図書館においては書物の原状を保存する観点から、浮き出し印や空押し印(エンボッシング)を使うことがある[8][9]:100[30]。
- 印文
- 所有者の名前や号のあとに「蔵書」「蔵」「架蔵」「図書」「之印」「文庫」などの語句を加える印文が多い[4][8]。特に、図書館の蔵書印はこのような定型的な印文をとる[15]。居住地や出身地などの地名を加えたものも、特に中国の印にはよく見られる[7]:50-51。個人の蔵書家の印には、詩句や和歌、利用者や後世の人々へのメッセージを記したものなど、様々な印文の遊印が見られる[10]:70-73[36]。
- 書体
- 文字は一般の印章と同じく秦の八体にはじまる中国の古書体による漢字を基本とするが、より新しい楷書、行書、草書や連綿体平仮名なども用いられ[9]:70、まれにラテン文字も見られる[8][* 15])。特に国学者のものには、平仮名、片仮名、万葉仮名、神代文字を用いたものが多く見られる[9]:40。
- 印の形と大きさ
- 文を枠(郭)で囲う様式が一般的[37]。郭の形は古印では正方形がほとんどだが、円形もある[9]:70-71。平安時代以降は、短冊形の郭、二重郭なども使われるようになった[9]:72。その他には、俵型、楕円形、菱形、瓢箪型、鼎型のものも見られる[4]。大きさは15cm角程度の大きなものから、6mm角程度の小さなものまである[8]。図書館では見逃されないように大型の印を用いることが多い[15]。
- 印材
- 印材としては、銅、鉄、金、銀、玉、石、陶、木、竹など様々なものが使われる[3]。奈良時代、平安時代のものは金属が多い[3]。近代の図書館では木印や水牛印が多く、より安価なゴム印も用いられる[29]。
- 捺印位置
蔵書印が本の上で捺される位置としては、表紙、見返し(表紙の裏面)、遊紙(表紙の次に入れられることのある白紙)、巻頭、巻末などがある[9]:91-92[10]:79[29]。和漢書においては巻頭付近が多く、なかでも巻頭紙にある書名の下または上の余白、欄の上部、欄外余白がよく使われる[9]:92-95[32]。洋装本の場合、基本的に標題紙の表か裏、もしくは遊紙に捺す[9]:98[15][29]。巻末の余白に捺されることもあり[5]、その場合はしばしば余白の中央に捺される[7]:51-52。本の紙面に直接捺すのが基本だが、紙片に捺して蔵書票として貼りつけることもある[3]
多数の人の手を経た書物の場合、書名の下の欄内で、最初の所蔵者の印を一番下として順に上に向けて積み上げていく[7]:51-52[38]か、もしくは書名の直下から下に向けて続けていくことが通例となっている[7]:51-52。同一所蔵者が位置をずらして1冊に複数の印を捺すこともあり、たとえば乾隆帝は、『快雪時晴帖』[* 16]など愛蔵した書画に10以上の印を捺した[17][39]。
本文にかからず、旧蔵印と重ならないように捺すのがよいとされる[32]。
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林羅山(1583年 – 1657年)の蔵書印のひとつ。印文は「羅山」。長方形の朱印。
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林羅山(1583年 – 1657年)の蔵書印のひとつ。印文は「江雲渭樹」。短冊形の朱印。
注釈
- ^ 印文は「東京大學圖書」(東京大学図書)。
- ^ 鑑蔵印は蔵書印と区別されることもある。書籍に捺される蔵書印に対して書画・絵画に捺される印を鑑蔵印と区別して呼んだり[11]、書籍と書画に捺されたもの両方を合わせて鑑蔵印と呼んだり[12]する。
- ^ 古籍商による蔵書印の例として、達摩屋五一や厳松堂が用いた印がある[14]。達摩屋五一の印のひとつ「待賈堂」印が 九州大学蔵書印データベース URLID 395 に収録されている。
- ^ 王涯は宰相などを歴任した唐の人物[18]。
- ^ a b 宮内庁 正倉院宝物検索 に収録。
- ^ 易経「坤卦」にある「積善之家必有餘慶」(積善の家必ず余慶あり)に藤原家を表す「藤家」を合わせて構成されている[20]。
- ^ 金剛場陀羅尼経 - 文化遺産オンライン(文化庁)に掲載。右下に「法隆寺一切経」の黒印が見える。
- ^ これらは蔵書印との見解が主流だが、荻野三七彥による異論もある。荻野は、「法隆寺一切経」は経典を整理するための目印としての役割が強く、「積善藤家」「内家私印」は不自然に斜めに捺されているため紙の継ぎ目を留める役割が強いと考え、どちらについても純粋な蔵書印とみなすことに懐疑的である[22]。
- ^ 古典籍総合データベース 文館詞林. 巻第452 / 許敬宗ほか撰 に収録。
- ^ 寺社で古くから蔵書印の使用例があるのは、同じく書物をかかえていたキリスト教僧院で古くから蔵書票の使用例があるのと同様である[15]。
- ^ 国文学研究資料館蔵書印データベース 蔵書印ID「03162」に収録。
- ^ 日本で最初の近代的図書館とされる。東京書籍館、浅草文庫の前身[26]:172。詳細は帝国図書館を参照。
- ^ 国文学研究資料館蔵書印データベース においてクエリ「美織屋文庫」で閲覧可能。
- ^ 九州大学蔵書印データベース URLID 646 に収録。
- ^ 例として、紀州藩兵学校の「和歌山藩 図書 KERLEGSCHULE」(原文ママ)という印文の楕円印がある[9]:45。
- ^ 國立故宮博物院 セレクション に王羲之『快雪時晴帖』として掲載。
- ^ a b 印文は、両側の「コノフミヲカリテミムヒトアラムニハ」「ヨミハテテトクカヘシタマヘヤ」と中央の「若狭酒井家々人伴氏蔵本」。前者は「この文を/借りて見む人/あらむには/読み果てて疾く/返し給へや」と、読み終わったあとすみやかに返却するよう借り手に呼びかける和歌である[40][41]。「ミムヒト」(見む人)ではなく「ヨムヒト」(読む人)とも[2][42]。
- ^ 蔵書印は偽造されたり隠滅されたり標題紙ごと剥ぎ取られたりする危険性がある[53]:88-89ため、盗難検出の効果は限定的である。そのため、蔵書印とは別に見つけにくい位置に小さな印(隠し印、伏せ印)を付与する場合もある[6][31][54]が、手間がかかるためあまり使われなくなった[31][53]:88-89。
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